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ソニー新型「ブラビア」+「サウンドバー」の迫力はスゴい!『FF16』『GT7』で五感が刺激される極上ゲームプレイを体験【メディアイベントレポート】

最強のゲーム環境がここに実現。

ゲーム イベント

6月28日、暑さに堪えた都内にてソニーは新型テレビ「ブラビア」におけるゲーム最適化機能および「サウンドバー」「ヘッドホン」のメディア向け体験会を実施しました。

本記事では体験会にお邪魔し、ブラビア及びサウンドバーを用いたゲームプレイ体験の様子をレポート。ゲームには欠かせない映像と音がどれだけハードウェアによって変わるのか、あますことなくお伝えします。

ゲームとブラビアとの組み合わせは「最強」の一言

まずは新型ブラビアのプレゼンテーション。認知特性プロセッサー「XR」により映像を最適化し、自然な美しさを実現しています。映画コンテンツにおいては独自サービスである「BRAVIA CORE」を利用することで、ブラビアを購入するだけで過去の映画の名作や最新映画をすぐ視聴できます。

また、ゲームにおけるブラビアの機能も非常に充実しています。まずは画面サイズ調整。この機能では、ゲーム中の画面サイズを好きな大きさにカスタマイズすることができます。ブラビアは非常にサイズが大きいテレビのため、実際のゲームをプレイする際には画面全てを視界内に捉えるのが難しくなる場合もあります。それを自在に調整できるのは大きなメリットと言えるでしょう。

次に触れられたのは、クロスヘア機能。画面の中心にクロスヘア、つまり照準をテレビ側で表示させることができます。クロスヘアの形も2パターン、色は3色から設定可能。TPSやFPSを遊ぶプレイヤーには腰だめ時の射撃がかなりやりやすくなる印象を受けました。

そして、個人的にゲームにおけるブラビアの目玉機能と感じたのは「ブラックイコライザー」と「残像低減」。「ブラックイコライザー」はゲーム内の見えにくい暗所を明るくしてくれる機能です。4段階に調整が可能なので、ゲームやシーンによって細かく調整することが可能です。

「映像低減」では速い動きによる映像の乱れを低減できます。素早く視点を切り替えたり、非常に派手なエフェクトが飛び交う場面でもちらつきが殆どなくなり、この機能も4段階に調整可能。映像低減モードは強く設定すると画面全体が白くなるので、そのあたりは上手く調整が必要かと思いました。

これらの機能をプレゼンして頂いたあと、実際に『ファイナルファンタジー16』(以下、FF16)の体験版を実機プレイ。体験版の中には夜のシーンも含まれており、今回筆者はその場面をプレイさせて頂きました。

この場面はSNS上にて「画面が暗くて行き先がわかりづらい」とユーザーの声が上がっていたこともあり、製品版を購入してある程度『FF16』を進めている筆者も自身の環境のモニターでは暗く感じていました。

しかし、ブラビアは全くそう感じませんでした。画像はブラックイコライザーや映像低減モードを入れていない状態。この段階ですら既に普通のモニターよりはるかに見やすい状態になっています。さらに非常に派手な召喚獣バトルのシーンにおいても、ブラックイコライザーと残像低減をそれぞれ中に設定して遊んでみると、火の光が明るすぎず描写もくっきりと見えるようになっていました。筆者の環境だと炎の召喚獣の攻撃が全然見極められなかったのですが、ブラビアの環境では簡単に回避できるくらいには描写能力が圧倒的に違うことを理解しました。『FF16』の公認画質というのも頷けます。

ゲームの音の波にたゆたう快感

次はゲームの「音」の体験。まずモニターヘッドホンである「MDR-MV1」を紹介して頂きました。このMDR-MV1はモニターヘッドホンのシリーズにおいては初の背面開放型。ASMRなどの立体的な空間表現の音の確認が完璧に出来るよう、このような仕組みになりました。

もちろん、1989年の発売以来数多くのレコーディングスタジオで愛用されている「MDR-CD900ST」から続いている原音を忠実に再現する性能は引き継がれ、さらに専用開発されたドライバーユニットにより広域の音域をカバーできるようになっています。

そのような高性能なクリエイター向けのモニターヘッドホンであるMDR-MV1なのですが、ゲーム用途においても非常に優れているというSNSでの口コミが広がっているとのこと。現在では、購入ユーザーの約4人に1人がゲーム目的で手にとっているそう。

では実際どうなのかということで、同社から出ているワイヤレスノイズキャンセリングゲーミングヘッドセットである「INZONE H9」と一緒に実際にゲームプレイをして音を体験してみることに。その上で筆者が感じたことを言うと、この2つにおいてはケースバイケースかなと感じました。

MDR-MV1もINZONE H9、どちらも十二分に迫力あるゲーム音を感じられるという前提の上で、MDR-MV1はモニターヘッドホンということで音を忠実に再現するという性質があるため、足音や銃声などがはっきりと聞き分けられるのが大きな利点です。また重さもかなり軽く、長時間の着用に耐えられるのも良い点です。一方、音を忠実に再現し過ぎるため映画などの細かなノイズや雑音まで再現してしまうため、人によっては耳障りに聞こえると筆者は感じました。

INZONE H9は高性能のノイズキャンセリングが搭載されているため、余計な音が入ってくることがありません。そのため、操作しないムービーシーンや映画などでは非常に強みを発揮しやすいです。またヘッドセットなので、誰かと通話しながら遊んだりする際にも1台で完結するのもメリットと言えます。その分いろいろなパーツを搭載している都合上重さは約330gとMDR-MV1の約1.5倍。長時間つけていると頭や首に違和感を感じる人もいるでしょう。なので、自身の用途に合わせて使うのが良いと思いました。

そして、筆者が今回の体験会で一番驚いたのがサウンドバーです。今回、サウンドバーを体験させて頂いたのがフラグシップモデルである「HT-A7000」。このサウンドバーは7.1.2chということで非常に沢山のスピーカーと低音を響かせる内臓サブウーファーが詰め込まれています。

さらに画期的なのが「360 Spatial Sound Mapping」という機能。別売りのリアスピーカーとサウンドバーの内蔵マイクが自動的にスピーカー間と部屋の天井までの距離を測定し、そこから仮想のファントムスピーカー、つまり目には見えないスピーカーを沢山配置するのです。これにより、映画館のような音の奥行きが簡単に体験できるのです。

しかも、こういったサウンドバーは大きな部屋でないと効果を発揮しないと筆者も考えていたのですが、SONYの担当者曰く「狭い部屋は狭い部屋でより音が響くようになるので問題ないですよ」とのこと。なので、部屋の環境に関わらず近い音の体験が出来るというのも大きなメリットであると感じました。

それに加え、ブラビアとHT-A7000を組み合わせることでよりワンランク上の音の体験ができるようになります。アコースティックセンターシンクという機能で、テレビスピーカーをセンタースピーカーとして設定し、人物が喋っている口元近くや音の発生源の位置から音を響かせることで、さらに音の臨場感が増大します。

実際、筆者も『グランツーリスモ7』でこの機能を含めサウンドバーでの音の体験をしましたが……まるで本当の車内で運転しているような錯覚を受ける音の響きを体験しました。左側から車を抜けば左後ろへと相手の車のエンジン音が遠ざかっていく感覚、足元に響くブレーキの音など……文字通り、身体に音が響き渡る迫力です。


新型ブラビアとサウンドバーでのゲーム体験は、本当に凄まじいものでした。ブラビアの映像美は間違いなくFPSやTPSのコアプレイヤーであれば他のプレイヤーに差をつけることができるほどの性能を秘めていると思います。そして、サウンドバーでの音を体験は筆者としても衝撃的な体験として刻まれました。どちらも決して安い買い物ではありませんが、その値段以上に最上級のゲーム没入感を与えてくれるものだと思います。マジでオススメです。欲しいです。


《げーまー哲》
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