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6月23日に行われた、スクウェア・エニックス・ホールディングスの第43回 定時株主総会。その質疑応答にて、代表取締役社長の桐生隆司氏が「ビアンカ派か?フローラ派か?」に答える一幕がありました。
◆決着が付かない「ビアンカ・フローラ論争」について
ビアンカ・フローラ論争は、『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』における結婚イベントを巡るもの。「ビアンカ」「フローラ」という2大ヒロインのうち、どちらと結婚するかを決めねばならず、ゲームファンにとっては「どっちを選んだか」で論争が巻き起こる話題として有名です。
2008年に発売されたニンテンドーDS版では、第3の花嫁候補「デボラ」も追加され、どの花嫁にすべきかより大きな議論を呼びました。
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◆新社長はビアンカ派か、フローラ派か?
質疑応答で挙がったのは、「ユーザーの高齢化が深刻であるが、若い世代へのアプローチについて、桐生取締役の考えを聞きたい。また、ビアンカ派か、フローラ派か、どちらを選んだのかを教えてほしい」との質問です。
これに対し桐生氏は、「ビアンカは快活、フローラはおとなしい、という特性から、自分はビアンカ派である」と回答。どうやら明るい女性の方がタイプだったようです。
桐生氏は今年6月に新社長へ就任したばかり。早速の変化球じみた質問にも朗らかに答え、その人柄や同社の名作をしっかりカバーしていることを示しました。
なお、質問前半の若い世代へのアプローチについても、「当社はゲーム事業だけでなく出版事業やアミューズメント事業等、グループ全体としてみると広い業務領域があり、コンテンツの幅も多様である。こうしたものの中には若年層から支持を受けているものもある。こうした資産を活かしつつ、グローバルパブリッシング体制の強化によって若い世代へのリーチを増やし、ファンを拡大していきたい」と回答しています。
このほかにも定時株主総会ではいくつかの質疑応答が行われているので、全内容はIRページの「2023年(令和5)年6月23日開催 定時株主総会概要」よりご確認ください。