ゲーム市場調査会社Newzooによると、2022年のPCとゲーム機プラットフォームの市場収益は923億ドルに達しています。さらに、グローバルインダストリーアナリスト(Global Industry Analysts, Inc.)では、2027年には世界のゲーム市場が2234億ドルに達すると予測しています。
そして、2024年最初のゲームイベントとして開幕される予定の「台北ゲームショウ」は、2024年1月25日から28日にかけて台湾台北市で開催される予定です。西に中国、北に韓国、東に日本、南に東南アジアと、地理的にアジア太平洋地域のハブとなる台湾は、世界各国がアジアに進出するためのファーストステップです。2023年の「台北ゲームショウ」は25カ国から275社のメーカーが出展して30万人以上が来場しました。
同イベントでは、家庭用ゲーム機の大作の試遊、人気の携帯型ゲーム、新作発表会、限定グッズ、並びに盛りだくさんのステージイベントなどが含まれ、プレイヤー達は存分に楽しむことができます。また、2024年の台北ゲームショウは、同時にAPGSアジア太平洋ゲームサミット、B2Bビジネスエリア、B2Cを併設する予定で、世界のゲーム産業、eスポーツハードウェア、エンターテインメント関係業者の交流プラットフォームにも力を入れることが発表されています。
台湾は日本人にとって非常に人気の観光地。2024年の「台北ゲームショウ」に足を運ぶゲーマーも多いでしょう。台北に行くのなら、ゲーマーにおすすめのスポットとして台北地下街と三創生活園区の2ヶ所は外せません。台北を訪れた日本の人気コスプレイヤー・猫田あしゅさん(@Nekota_Ashu)と一緒に見ていきましょう!
台北地下街
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台湾での移動手段はMRT(地下鉄)がおすすめ。乗車賃がとても安く、乗り換えもスムーズに行えます。台北市で最も大きいMRT「台北」駅は、LCC便を利用するなら桃園空港に着陸するため、一度は経由する機会があるでしょう。そんなMRT「台北」駅からMRT「北門」駅まで続く全長825メートルの地下街があります。なんと今年で23周年を迎えました。
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地下街はレストラン・電子機器・ライフスタイルとグッズ・服飾の4つのゾーンで構成されています。そして、“秋葉原”のようなオタクの地下街としても知られています。
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台北地下街は冷暖房完備で休憩エリアもあって非常に快適です。そして、ゲームや漫画、プラモデル、フィギュア、ガチャガチャなどのショップが集まるエリアでは、ゲーム広告があちらこちらに展開されています。
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台湾発のゲームはオンラインが多いため、ゲームショップは家庭用ゲームソフトに特化している様子です。
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それ以外のゲームショップも見かけましたが、規模的に品揃えの面では差がありそうでした。販売価格自体はほぼ同じなので、恐らくはマージンが違うのでしょう。
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日本の漫画も大変な人気です。全て翻訳されているためか、日本の定価より1.5倍くらい高めでした。
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また、台湾の平日昼間はシャッターが閉まっている店舗も多くみられました。これは台湾では仕事の終わる時間が全体的に遅めで、台湾の人は夜に外出することが多いからでしょう。
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平日の台北地下街“オタクショップエリア”は、とても静かでゆったりと過ごすことができるので散策にもおすすめ。そして台湾グルメといえば、「魯肉飯」が人気の一つで、色んなお店が独自の味付けをしています。なので、どのお店で食べたらいいか悩む人も多いと思います。そんな人には、ここ台北地下街にある「魯肉飯」を食べて頂きたいです。小盛り(40ニュー台湾ドル)、大盛り(50ニュー台湾ドル)から選べるのですが、少食な方なら小盛りでも十分かもしれません。
※1ニュー台湾ドル=4.55円
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