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ヨコオタロウ氏は、『ドラッグオンドラグーン』や『ニーア/レプリカント/ゲシュタルト(NieR Replicant/Gestalt)』、そして『ニーア オートマタ(NieR:Automata)』を手掛けた、日本を代表するゲームクリエイターのひとりであり、彼の描く陰鬱なシナリオや世界観には定評があります。
そんな彼は、海外メディアのインタビューの対し「異星人に地球を破壊して欲しい」や「インディー市場は血の海」など、ヨコオ節を炸裂させています。
◆「世界が8ビットの時代に戻って欲しい」
海外メディア「Inverse」が実施したヨコオタロウ氏へのインタビューでは、「ゲーム業界がどのように変化することを求めますか?」という質問に対し以下のように回答しています。
「異星人か何かが地球を攻撃し、現在のテクノロジーをすべて破壊。世界が8ビットの時代に戻って、ゲームクリエイターたちはローテクな環境でゲームを開発せざるを得ない状況に追い込まれる」みたいなことをやってみたいですね。
Inverseは、この突拍子もない答えの裏には「批評家であり続ける真剣なアーティストが潜む」と指摘しています。
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また、クリエイターに多様性を描く自由が与えられた一方で、分野によっては多様性がひとつの壁になっている点を指摘しつつ、大規模なゲーム開発の課題に、時間と資金を必要とすることを挙げました。そしてそれらの障壁が市場を守っている作用があり、障壁のないインディー市場を「競争の激しい血の海」であると表現しています。
そのほか、AI時代におけるクリエイターの行方など、ヨコオタロウがどのような考えを持っているのかがわかるインタビュー全文はInverseご確認ください。