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東京ゲームショウ2023(以下、TGS2023)には「KURO GAME」がブースを出展しており、同社が手がける『パニシング:グレイレイヴン』やリリースを控えている話題作『鳴潮(Wuthering Waves)』の試遊台がずらりと並んでいました。来場者がプレイ可能な両作の試遊はもちろん、その世界感が再現された立像の数々が魅力的なブースでした。
そこで本稿では、そんな「KURO GAME」ブースをレポート。高くそびえる『鳴潮』立像から、『パニシング:グレイレイヴン』作中を再現した近未来的なバイクまで並んでいました。
◆魅力的なキャラクターと爽快感のあるアクション
まず気になるのはリリースを控えた『鳴潮』のプレイフィール。さっそく試遊をしてみます。事前に配られたパンフレットには各キャラごとの特徴やスキル、属性が記載されていますので列に並んでいる間じっくりチェック……可愛らしい&カッコいいキャラがいっぱいでテンションが上がります。
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テストプレイではボス戦が体験可能。なんとボスがバイク(らしきもの)に搭乗して戦うという、まさにファンタジーとSFが融合したかのような世界観で高速バトルを繰り広げていきます。本作で重要となるのはタイミングを見極めての回避、そしていかにダメージを積み重ねていくかということ。
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もちろんアクションゲーム好きなら“初見でクリアすることは可能”……しかし、ボスのHPを削りきるにはシステムへの習熟がカギになってくるタイプのゲームだと思いました。たとえば試遊でのパーティメンバー「桃祈」の「共鳴属性」は“支離”。「共鳴スキル」や「共鳴開放」などではシールドやデバフ領域などの支援的な効果が並びます。
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本作でうまく立ち回るなら各々キャラへの理解度を上げていくのは必須かもしれません。これは事前にコマンド表が載った冊子が配られていた点からも「キャラの特性を頭に叩き込んで自分なりのコンボを構築する」というゲーム性を感じさせてくれます。筆者が遊んでいる横からは、試遊でのボス撃破が間に合わなかったという声も聞こえてきました。膨大な体力を「削り切れるか」という要素も存在しておりリリースされたときには、自分なりのコンボを考えながらDPSを上げていくような戦術の把握をしていくべきでしょうね。
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そしてもちろん、スムーズなアクションで重要なのはグラフィックですが、『パニシング:グレイレイヴン』をリリースしているだけあってこの点はかなり高水準です。冒頭でも書きましたが、ブースでは何と言ってもド迫力な立像が並んでいます。
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『パニシング:グレイレイヴン』および『鳴潮』の世界観が存分に表現された展示物となっていますので、このセンスにビビッときた方はゲームのリリースを待ちましょう。
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