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2024年発売予定の『鬼滅の刃 目指せ!最強隊士!』(以下『最強隊士!』)が、東京ゲームショウ2023に出展されました。
この作品は、多人数で楽しめるボードゲーム形式。当記事を執筆している時点ではまだCEROレーティングは審査中ですが、ファミリーやリア友同士で遊ぶことを想定しているような作りになっています。
そんな『最強隊士!』の試遊ブースを訪れ、実際にプレイしてみました。
◆「グロテスクな点」はセーブ?
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一大センセーションを巻き起こした『鬼滅の刃』。舞台設定は大正時代、鬼に家族を殺されてしまった竈門炭治郎が、鬼になってしまった妹の禰豆子を元に戻すために剣の修業をして、やがて鬼殺隊に入る……というストーリーです。
「鬼は斬首しないと死なない」という設定のため、原作もアニメも華美な表現がありつつグロテスクな場面が見受けられます。しかし『最強隊士!』にはそのような場面は(試遊の範囲内では)見受けられず、どちらかと言えばアニメの明るい場面を抽出しているかのような設計です。
◆柱がプレイアブルキャラに!
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ゲームルールは一般的なスゴロクタイプで、各参加キャラがサイコロを回します。なお、プレイアブルキャラには炭治郎、善逸、伊之助の他に9人の柱も選択可能。ですが、禰豆子は選択できないようになっています(日中に行動できないから?)。なお、多人数プレイはオンライン対応です。
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ちょっと嬉しいのは、チュートリアルでアオイさんと蝶屋敷3人娘が登場する点。か、可愛い! 3人娘さんは、ここでも相変わらず目が点なんですね……。
◆みんなで鬼を倒そう!
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試遊は「壱ノ舞台」というステージで、各キャラがサイコロを2回振るまでプレイできました。
その間、「機能回復訓練」というミニゲームが発生。障害物競走や打ち上げ花火(間違って爆弾に火をつけると爆発してペナルティー)など、シンプルなルールながらやってみると意外と難しいゲームが登場します。
そして、試遊の最後は鬼との対決。これは他のプレイヤーと協力する仕組みで、「鬼の攻撃に合わせてボタンを押す」というような動作が要求されます。ここでもルール自体は割とシンプル。ところどころに『鬼滅』ならではのシチュエーションが埋め込まれているため、原作ファンでも納得できる仕上がりになっています。
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筆者が特に気になった点は、「壱ノ舞台」に凌雲閣のような建物があるということ。浅草に存在した高層建築物で、関東大震災で半壊したことでも知られています。そんな幻の建築物(に似た建物)が、さり気なく再現されています!
そんな『鬼滅の刃 目指せ!最強隊士!』の具体的な発売日は「2024年」という以外に公表されていませんが、一刻も早い発売が望まれる一本であることに違いありません。
¥7,480
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