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スマホ向けARハンティング『モンスターハンターNow』を“東京”でプレイすることは、海外プレイヤーにとってはひと味違うものになっているようです。
◆これほどハンターが密集しているのは見たことがない?
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発端は、海外掲示板(Reddit)の「Different game in Tokyo(東京では違うゲーム)」というスレッド。そこに投稿された画像からは、東京の繁華街とみられる場所に多くの採取スポットやモンスターの出現スポット、そしてプレイヤーがいることが示されているのですが、「アメリカの大きな都市に住んでいてもこんな多くのハンターは見たことがない」とコメントされているのです。
この投稿には「先日渋谷に行ったけど、少なくとも75人のプレイヤーが近くにいて、何度も狩猟を繰り返したよ」など、日本の大都市ならではの体験をしたという声が。ほかにも、自身の居住地にこれほどのハンターがいないといった嘆きも寄せられています。
◆『モンハン』大国日本
それもそのはず、『モンスターハンターNow』がリリース最初の週で売り上げた20億円以上(約1,400万ドル)のうち、約7割が日本のユーザーからであったことがわかっています。
また、日本は電車やバスなどの公共交通機関が発達した世界でも有数の都市であり、多くの人がこれらを使って移動します。手持ち無沙汰となる移動中にピッタリなのがスマートフォンゲームであり、『モンスターハンターNow』に限らずスマートフォンで遊ぶ文化が根付いています。
公共交通機関が未発達の都市では車移動が主流であり、スマートフォンゲームを遊ぶタイミングを多くのプレイヤーは持っていないと考えられるでしょう。もちろん東京を中心に、大都市に人口が一極集中していることも深く関係しています。
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『モンスターハンター』というタイトルの知名度の高さも重要な要素です。カプコンで最も売れた(1,900万本)ゲームである『モンスターハンター:ワールド』以降、世界での認知度は向上しました。しかし、それ以前にも社会現象となった『モンスターハンターポータブル 2nd G』をはじめ、多くのシリーズ作品が日本国内でスマッシュヒットを連発していました。
これらの理由から、国外に住むプレイヤーにとって日本は『モンスターハンターNow』の聖地のように見えるのかもしれません。
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