人気ゲーム『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』を原案として2019年に公開された映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」において、主人公の名称を無断使用されたとして「小説ドラゴンクエストV」の著者である久美沙織氏がスクウェア・エニックスや東宝に損害賠償を求めた裁判ですが、東京地裁は久美沙織氏の請求を棄却しました。
本件は1993年に発売された「小説ドラゴンクエストV」で著者の久美沙織氏が創作した主人公キャラクター「リュケイロム・エル・ケル・グランバニア」(通称「リュカ」)の名称について、同じ原作ゲームをもつ2019年の映画「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の主人公に類似した名前「リュカ・エル・ケル・グランバニア」が使用されていたことが発端となっています。
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久美沙織氏は映画公開前にスクウェア・エニックスと協議し、リュカの名称が小説由来のものであることをエンドクレジットやパンフレットに明示すること、公開に合わせて「小説ドラゴンクエストV」の宣伝販売することを求めたものの、スクウェア・エニックスが「名前には著作権がない」と応じなかったことで2021年に久美沙織氏が提訴することとなりました(より詳細な経緯については久美沙織氏のnoteに掲載されています)。
今回の敗訴について久美沙織氏は「くわしくはまたのちほど」とXに投稿しています。