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従来モデルに対し有機ELディスプレイの搭載といった変更を加えたValveの携帯ゲーミングPC「Steam Deck OLED(OLEDモデル)」。発売となる11月17日から約1週間前に突如発表された本デバイスですが、さっそく複数のテック系YouTuberから実機レビューが公開されています。
さっそく様々な実機レビューが公開!若干ながらfpsの上昇などが確認される
まず、従来モデルのSteam DeckはLCDディスプレイを採用しており、その色域カバー率の低さはユーザーからも指摘されていました。一方、Linus Tech Tipsによると、今回のOLEDモデルにおけるディスプレイの色域カバー率は約2倍にまで改善され、従来モデルではベゼルが大きめでしたが狭額縁化されているそうです。
OLEDモデルでは内部の更新も行われていますが、Digital Foundryによるパフォーマンステストではごく僅かながらも様々なゲームで従来モデルからfpsの上昇が見られ、Dave2Dによるバッテリー駆動時間の比較では20分~2時間程度の改善も確認されました。
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なお、従来モデルのSteam Deck向けに多くのアクセサリーが販売されていますが、Linus Tech Tipsではdbrand社の同デバイス向け保護ケース「Kill Switch」をOLEDモデルで試したところ、バックボタンやmicroSDスロット等に問題なく装着できたことを紹介しているため、両モデルの公式による公表サイズ(298mm x 117mm x 49mm)が変わらない点を考慮すると、ほかサードパーティー製の従来モデル向けアクセサリーも互換性がある可能性が考えられます。
有機ELディスプレイ搭載の「Steam Deck OLED」は11月17日より、KOMODO社のオンラインストアにて販売予定です。