今週も日本未上陸のホットなタイトルを3選ご紹介していきます。
ここで完全に私事なのですが、11月の1週目は寒暖差が顕著なこともあって、筆者は体調を大きく崩してしまいました。しかしながら社会とは待ってくれないもので、自宅療養しようが惰眠をむさぼろうが刻一刻と変化を遂げていくものです。
Cygamesの『ワールドフリッパー』がサービス終了を発表したり、イーロン・マスク氏がXのハッシュタグ廃止を目論んでいたりと、実にさまざまな出来事がありましたが、それでも一番大事なのは自分の身体です。冬はこれからが本番なので、周りがどう変化しようとも体調管理だけは徹底して、健康的なゲームライフを送りたいものですね。
※システム上の関係で簡体字で表記すべき部分もすべて繁体字に置換しています
◆ 『新月同行』
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2023年11月30日からベータテストが開催予定の『新月同行』。現代的な東洋の街並みで、さまざまな異常災害に立ち向かっていくというターン制ストラテジーです。
スタイリッシュなキャラクタービジュアルにレトロ風味な繁華街、そしてタイトルに“月”があるように、何やら月との関連性が深い作品のようです。公開中のPVでは主人公たちが月面で活動しているようなワンシーンもあり、どのようにして月がこの世界観に絡むんでいくのか謎が深まるばかり。
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また、現状では具体的な公式情報があまりありませんが、bilibiliの紹介文によると、2D横スクロールの探索要素がゲームシステムの大きな軸になっていそうです。キャラクターの背中がアップで写し出される三人称視点のバトル画面も、なんだか印象に強く残りますね。
本作は広州で開かれたアニメ&ゲームの大型イベントや、TapTapがプレゼンするカンファレンス「TapTap遊戲發佈會」にも登場するなど、ほかの中国ゲームに比べたら、メディアの出方はそれなりに積極的な方です。今後ベータテストの参加機会がありましたら、追って具体的なゲーム内容を解き明かしていきたいと思います。
◆ 『オーバーロード ナザリックの王』
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原作・丸山くがね 先生による人気アニメ作品『オーバーロード』を題材とした新作ゲーム『オーバーロード ナザリックの王』が2023年11月21日からサービス開始を迎えようとしています。『オーバーロード』は日本のみならず、中国でも人気の高いアニメ作品です。
本作ではそんな『オーバーロード』の世界観を3Dグラフィックで緻密に再現。プレイヤーはアインズ様となって、その世界を自由に探索できるほか、物語本編の追体験が楽しめるとのことです。もちろん、本作だけのオリジナルストーリーも収録されているようです。
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昨今アニメを原作とするゲームの主流は、お馴染みの“アニメルックな3Dモデリング”でしょう。直近ではアニメ原作かつ、アニメルックな3Dゲームとして、Aimingが『ダンまち バトル・クロニクル(ダンクロ)』をリリースしていました。本作もその潮流に合わせる形で『オーバーロード』の世界を忠実にゲームへ落とし込んでいます。
公開中の映像を見る限りですと、ゲーム自体は最大4人パーティで戦うターン制RPGのようですが、そこはスマートフォンゲームなので“自分だけのチームを編成する楽しみ方”とかがあるのでしょう。
個人的に気になるのはワールドマップの探索要素と、紹介文に記載された「隨機事件(ランダムイベント)」の文言。これが実際のゲームでどのような体験をもたらしてくれるのかとても興味深いところです。ゲームだけのオリジナルストーリーにもファンは期待してしまいますね。
◆ 『JUMP: Assemble(ジャンプ:アセンブル)』【CBT実施中】
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『JUMP: Assemble(ジャンプ:アセンブル)』は、2024年から日本を除くアジア圏を中心に、各国で順次サービスが開始予定の新作タイトルです。
企画・開発を行うDeNAの資料によれば、“日本を除く”とハッキリ明言されてしまっているのですが、未来を見通すことなど誰にもできませんので、ここは将来の期待を込めて簡単にご紹介しておきましょう。
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本作は『ONE PIECE』『ドラゴンボール』など、集英社の「週刊少年ジャンプ」で知られる人気作品のキャラクターたちが、5vs5のチームバトルを展開するeスポーツでも人気の「MOBA」と呼ばれるジャンルです。
MOBAは、2チームで相手の拠点を破壊して競い合う対戦ゲームで、バトル中のレベルアップによってキャラクターが強化されていくのが特徴的です。日本国内で幅広い層から親しまれているメジャーなMOBAタイトルで言えば、『ポケモンユナイト』が挙げられます。
現在『JUMP: Assemble』は、2023年9月26日からフィリピンにてクローズドβテストを開催中です。プレイヤーはフィリピン国内のユーザーだけを対象にしつつも、少しずつ増員しながらサービスを提供している状況にあります。
しかし、フィリピン以外の海外ユーザーたちはどうしてもゲームが待ちきれず、指をくわえて待つことができなかったのでしょう。VPNを使用してゲームにアクセスするユーザーが想定よりも多かったようで、公式Facebookでは「VPNを使うと遅延する可能性があります」と、注意喚起を出す事態になりました。それだけジャンプ作品がグローバルなファンを抱えている人気の証明にもなりそうですが......。
これから少しずつゲームを遊べる地域は増えていくようなので、本作についてももし触れる機会があればぜひ触れておきたいものです。
『JUMP: Assemble』は、公式Facebookのほかに公式Discordが用意されています。正直、日本に上陸するかどうかはかなり雲行きの怪しい感じがしますが、ゲームに関する情報をいち早く入手したい方はぜひ覗いてみてください。