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12月14日に配信を予定している『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(以下、ポケモン S・V)』有料追加コンテンツ、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット ゼロの秘宝(以下、ゼロの秘宝)』「後編・藍の円盤(以下、藍の円盤)」。同作の試遊会が行われ、その一部が公開されました。
本稿では試遊でわかった4つのポイントをレポートします。
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「藍の円盤」は主人公が姉妹校である「ブルーベリー学園」へ、交換留学に出かけるお話。「前編・碧の仮面」をプレイした方はご存知、ゼイユとスグリが在校する学校です。試遊ではブルーベリー学園の校内にある「テラリウムドーム」内の散策、ブルベリーグ四天王とのバトル、リーグ部や課外授業などを体験しました。
◆新マップの絶景を堪能!歴代パートナーポケモンも全て登場
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学園内にある「テラリウムドーム」は、ブルーベリー学園が誇る海中庭園。4つのエリアに分かれており、それぞれ土地や気候が異なり、多様なポケモンたちが生息しています。エリアの区切りや四天王とのバトル会場はブロックで区切られていて、見た目にもわかりやすく行き先の目印になりそうです。
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また、「テラリウムドーム」の各エリアでは歴代のパートナーポケモンが全て登場するとのこと。試遊ではサバンナエリアでヒトカゲが、キャニオンエリアでゼニガメが確認できました。
パートナーポケモン以外にも懐かしい顔がちらほら登場しているのを確認。「藍の円盤」用の新たな図鑑をコンプリートするのも楽しみです。
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前編の「碧の仮面」は和風の景色が楽しめましたが、後編の「藍の円盤」はまた趣向が変わり、さまざまに変化する景色を存分に楽しめそうです。
※歴代のパートナーのポケモンたちとは、ゲームを進めることで出会うことができます。
◆後編ならではの手強さ!四天王バトルを体験
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試遊では四天王のひとり、ネリネと戦いました。4つに区切られた「テラリウムドーム」内にはそれぞれに学園の四天王がおり、挑戦者を受け入れています。ネリネはキャニオンエリアの四天王です。
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四天王とバトルをするには、事前に設けられた四天王チャレンジをクリアする必要があります。チャレンジの内容は、各四天王ごとに異なるとのこと。ネリネのチャレンジは、「ひこう」の能力を与えられたライドポケモンに乗って、時間内に指定されたルートを飛ぶ「そらとぶタイムアタック」というものでした。
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「ひこう」の操作はノーマルなので、リバース派にはコースの難易度以外の部分で歯応えを感じてしまうかも。ただものすごく厳しいノルマではないので、操作に慣れるためのお試しとしてちょうどいいかもしれません。
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チャレンジからのバトルの流れはジムバトルと似ていますが、タイプごとに分けられたジムバトルとは異なり、こちらはあくまで四天王バトル。さまざまなタイプのポケモンを編成してくるため、こちらの手持ちも幅広く取らねばなりません
また、ブルーベリー学園ではダブルバトルが主流で、四天王バトルもダブルバトルで行われます。1対1とは異なる戦術を考えなければならないこともさることながら、ネリネは繰り出すポケモンにさまざまな対策を講じており、単純に相性でゴリ押ししようにもなかなか手強く苦戦しました。これぞ『ポケモン S・V』クリア後の難易度! しっかり準備して四天王バトルに挑みたいところです。
幸いにも「テラリウムドーム」はレベルの高いポケモンが登場するため、手持ちのポケモンを鍛える場としても最適。図鑑を埋めたり探索したりしながら鍛えることができそうです。
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◆学園生活がもっと楽しくなる「ブルレク」
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交換留学生としての生活が思う存分楽しめる要素として、「ブルーベリー・スペシャル・レクリエーション」、略して「ブルレク」も体験できました。「ブルレク」では学園から課せられるミッションをクリアすると、「ブルーベリーポイント(BP)」が獲得可能。この「BP」こそが学園生活を充実させるために必要不可欠です。
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「ブルレク」のミッションは3つずつ表示され、達成後に得られるポイントも確認できます。10BP消費で別のミッションに変えることも可能。ちょっとしたチュートリアル的な要素もあり、新しいマップでの探索と並行してこなせる内容になっています。
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このBPが学園内の通貨となり、使い道はさまざま。購買部で買い物をするにも「BP」、食堂で食事をするのも「BP」が必要です。
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そして本作の追加要素である「リーグ部」では、部活に「BP」を援助する形で新たな機能を解放できます。
例えば美術部に「BP」を援助すると、「リーグ部」の部室の模様替えが可能に。「レトロ」にしてみたところ、スポーツジムっぽい雰囲気から一転し、考古学研究所のような雰囲気になりました。部屋にいるポケモンもツツケラやゴビットなど考古学の研究所に似合うポケモンたちに変化。いろんな部屋をみてみたくなります。
野球部ではボールの投げ方の変更が可能です。「ガラルスタースタイル」にしたところ、ほんのちょっと懐かしいフォームに変更できました。
写真部ではフォトフレームやエフェクトなどの機能が追加。撮影の幅がさらに広がりそうです。
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また、「BP」を消費してパルデアのトレーナーをリーグ部内に招待することもできます。いつもと違う場所にいるトレーナーの姿がとても新鮮! カスタマイズした部屋で一緒に撮影を楽しめますね。
もちろんバトルもできます。こちらは『ポケモン S・V』同様、基本的にシングルバトルです。
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「BP」で追加できる新機能は多岐にわたるため、「BPを制するものが学園生活を制する」と言っても過言ではありません。ミッションをこなしながら、どんどん貯めていくとよさそうです。
◆伝説のポケモンにも会える!さらなる追加要素
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さらに、伝説のポケモンと出会える「おやつ」をくれる「おやつおやじ」について、デモが紹介されました。
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「おやつおやじ」はクリア後に登場。伝説のポケモンのおやつと、パルデアのどこに出没するのか場所のヒントを与えてくれます。
おやつを持っていればヒントの場所に伝説のポケモンが現れ、ゲットできるように。伝説のポケモンとの出会いは「ブルレク」ミッションの流れで体験できるとのこと。ほかにどんな伝説のポケモンが登場するのか楽しみです。
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そのほか、「藍の円盤」から登場する、ポケモンの目線で世界を見ることができる「シンクロマシン」も体験できました。「テラリウムドーム」内にいる研究員の研究のお手伝いをすると機能が解放されます。
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「シンクロマシン」では手持ちのポケモンを直接動かし、フィールドを移動することが可能。ポケモンごとに動き方も移動速度も異なるところがとてもリアルです。
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野生のポケモンに出会うと「レッツゴー」同様にバトルを自動で行ってくれます。「レッツゴー」をポケモン目線で体験する、という説明が最も近いでしょう。フィールドに落ちている道具も拾うことができました。ポケモンになった気持ちで駆け回りどんな動きをするのかじっくりみたい人に最適です。
試遊でわかったことは、「藍の円盤」は『ポケモン S・V』有料追加コンテンツの後編にふさわしいボリュームになりそうだということ。広大なフィールドや『ポケモン S・V』や「碧の仮面」で登場しなかったポケモン、バトルがこれでもかと盛り込まれています。
「前編・碧の仮面」は物語要素が強い構成でしたが、「後編・藍の円盤」はバトル要素が強く、『ポケモン S・V』や「碧の仮面」を経て強くしたポケモンたちの力を、存分に奮うことができそうです。もちろん「後編・藍の円盤」でも四天王とのバトルやリーグ部の活動を通じて、前編から続くゼイユとスグリの姉弟が絡んだお話も楽しめることでしょう。
今回紹介した内容は、ほんの一部。全貌が明らかになる12月14日を待ちましょう。
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