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つい先日の2023年12月8日に「The Game Awards 2023」が開催され、Game of the Yearを獲得したのは、各ゲームメディアでも取り上げられていた話題作『バルダーズ・ゲート3』でした。日本語版及びPC版の日本語対応は12月21日の予定なのでぜひ気になった方はチェックしてみてください。
日本のタイトルでは、『バイオハザード RE:4』『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』『ストリートファイター6』『ファイナルファンタジーXVI』などなど大作がノミネート&部門賞を受賞しており、ゲーマー的には納得のラインナップといえるでしょう。
本イベントはアワードだけではなく、さまざまな新作タイトル発表の場にもなっており、ゲーマー界隈ではしばらくのあいだ、発表されたばかりの注目作の話題で持ちきりになりそうです。しかしこの記事でやることは特に変わりません。日本未上陸のゲームアプリを今週も3つピックアップしていこうと思います。
※本稿では、システム上の関係で簡体字で表記すべき部分もすべて繁体字に置換しています。
◆ 『Project: Fun Party(元夢之星)』
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『Project: Fun Party(元夢之星)』を一言で言い表すなら、“テンセントのFall Guys”です。中国では12月15日から登場予定の注目作で、bilibiliではランキング上位を獲得中です。
多数のプレイヤーたちと共にギミックだらけのステージを突き進み、ライバルを蹴落としながら生き残っていくカオスなパーティー系バトルロイヤルとなっています。
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今作はなぜか日本の国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」とのコラボレーションが決定しています。これはゲーマー層というよりも、カジュアルプレイヤー層を意識したコラボなのでしょうか?
イベント期間中、無数の野原しんのすけたちがフィールド内でお互いの足を引っ張り合うと思うと、ゲームのカオスっぷりに歯止めが効かなくなりそうです。
◆ 『Neon Life(霓虹人生)』
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AOKI STUDIOが鋭意開発中の新作タイトル『Neon Life(霓虹人生)』。
これまで美少女をメインにしたゲームしか開発していないと思われる、尖ったスタジオの最新作で、カラフルなネオンライトが煌めく未来の街並みが印象的です。
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公開中のPVをチェックしてみると、作中ではかなり多彩な要素が盛り込まれているのが確認できます。
ロールプレイングゲームということで敵とのバトルもありながら、ネオンシティの中を実際に探索したり、ゲームセンターらしき場所で遊んだり、バーテンダーとしての仕事をこなしたりと、ゲームタイトルやSteamの紹介にあるようにネオンシティでの生活を体験できるライフシム要素も多数導入されているようです。
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本作は記事を執筆した12月8日に発表されたばかりの新作タイトルで、知名度はまだまだですが、登場から予約数がジワジワと増加中です。bilibiliのランキングでは少しずつではありますが、上位に迫る勢いでフォロワーが集まり始めていました。
余談ですが、本作を手がけるAOKI STUDIOは、2022年6月16日に日本国内でサービスを終えた『魂器学院』を開発しています。なんと現在同作は再び息を吹き返し始めており、クローズドβテストがひっそりと実施中です。事前登録も受け付けているとのことなので、もし興味のある方はチェックしてみるといいでしょう。
◆ 『Project: The Outcast(一人之下)』
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昨年2022年12月9日にゲームプレイ動画が初公開され、本国で話題となった『Project: The Outcast(一人之下)』は、テンセント傘下のMorefun Studioが開発している3Dアクションゲームです。
同作は中国で3億PVをもの人気を誇り、日本国内でもアニメが放映されたWEB漫画「一人之下」を題材としたタイトルになります。
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約1年の時を経て、2023年12月1日に公開された新PVでは、ド迫力の能力系カンフーアクションが淡々と繰り広げられるPVPトレーラー。ゲーム内の高品質なキャラクターモデリングもですが、流水の如く流れるようなアクションバトルからは目が離せません。
YouTubeではトレーラー映像の公開からおよそ1週間で163万再生を達成。そして、同じ日に公開されたbilibiliにおいても550万再生という数字を叩き出しています。
なお、今作が題材としている「一人之下」のアニメ版「一人之下 the outcast(全12話)」は、アマプラやdアニメといった一部のサブスクで視聴することができます。