11月24日~26日の3日間、シンガポールのサンテック・シンガポール国際会議展示場で、東南アジア最大級のポップカルチャーイベント「Anime Festival Asia Singapore 2023(AFA SG 2023)」が開催されました。
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同イベント(AFA)は東南アジア各国で開催されており、日本のアーティストやVTuberが出演するステージ、企業やクリエイター、コスプレイヤーのサークル出展、グッズ販売、日本食ブースなど、ひとつの会場でさまざまな日本のポップカルチャーを楽しむことができます。
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中でも毎年11月下旬にシンガポールで開催される「Anime Festival Asia Singapore」は最も規模が大きく、東南アジア中はもちろん、アジア全域から多くの人が来場します。15周年を迎えた今回は約15万人もの参加者数があったそうです。日本の人気コスプレイヤー・伊織もえさんがアンバサダーを務め、集英社(MANGA Plus)やブシロード、コナミデジタルエンタテインメント(遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ)、日清などの日本企業、中国発ゲーム『原神』で知られるHoYoverseが大きなブースを展開していました。
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また、東南アジアではコスプレイヤーの人気が非常に高く、イベント開催においては不可欠な存在となっています。アーティストたちが出展するクリエイターエリアにおいても、2022年から倍近くとなる26ブースがコスプレイヤーに割り当てられました。こちらに出展するためには主催による選考が行われたそうで、まさに選りすぐりの東南アジア、台湾のコスプレイヤーがサークル出展していました。残念ながらまだ日本や韓国からの出展者がありませんでしたが、一般参加のコスプレイヤーたちを見渡せば、日本や韓国のコスプレイヤーもちらほら。それだけ、企業だけでなく、コスプレイヤーにとっても注目度が高まっているイベントに成長しているのがうかがえます。
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コスプレ撮影可能なエリアはホールの外にありましたが、来場者数がとにかく多すぎて待機列が終始途切れず、2022年と比べると大幅にエリアは縮小されていました。マレー半島の先端に位置するシンガポールの国土は、東京23区とほぼ同じ約720平方キロメートルで、多民族国家として知られています。日本の外務省のデータによれば、2022年時点で人口564万人のうち、中華系が74%と最も多く、マレー系が14%、インド系が9%と続きます。そのため、中華系のカメラマンが非常に多く、早い時間から場所を占拠して、一般参加のコスプレイヤーを呼び込んで撮影する姿が見られました。
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今回、インサイドでは同イベントを多角的に取材してきました。本稿では同イベント参加のコスプレイヤーをピックアップしています。様々な文化や宗教を背景に持つコスプレイヤーが集まるイベントというだけあって、ヒジャブ(スカーフ)を活用したコスプレイヤーもたくさんおり、コスプレを楽しむ自由度の高さが印象的でした。