
海外を中心に人気を博している『ポケットモンスター』シリーズのタイムアタック(スピードラン)にて、走者が不正行為を行っていたことが発覚。「ポケモンスピードラン」のモデレーター(管理者)らによる調査報告書が公開されています。
◆次々と世界記録を達成していった走者に“待った”かかる
今回疑惑がかけられた走者であるJadiwi氏は、約11ヶ月間記録が破られていない『ポケットモンスター赤』のグリッチなしスピードランを昨年12月25日~26日に自身の配信で実施し、1時間32分52秒を記録。これまでの1時間44分3秒を塗り替えたように思われました。

Jadiwi氏は2023年3月からスピードランに着手。運に大きく左右される上、技術を必要とするスピードランにおいて、『ポケットモンスター赤』だけでなく『ダイヤモンド・パール』や『サファイア』なども記録を更新。これに対し「あまりにも短期的に記録を塗り替えている」としてコミュニティからは疑念の声があがり、「ポケモンスピードラン」の管理者による調査がなされたとのこと。
その後1月1日に公開された調査報告書では、『ポケットモンスター赤』の記録について、事前に録画した映像をつなぎ合わせて1本の動画にし、それをTwitchを通じてリアルタイムでプレイしているようにみせかけていたことがわかったとのこと。
また、そのほかのタイトルの記録に関しても不正を行っていたことがわかっており、「ポケモンスピードラン」のランキングから追放し、今後このようなことが起こらないよう規約の見直しを行うとしています。