東京アニメアワードフェスティバルの「アニメファン投票」にて、『アイドルマスター ミリオンライブ!』と『アイドリッシュセブン』がランキング上位を巡って拮抗。両ファンによるバチバチの戦いに……と思いきや、それぞれのファンがお互いに作品を視聴しあう異文化交流の輪が広がりを見せています。
◆愛が愛を呼び、ファンを結びつける
今年で11回目となる東京アニメアワードフェスティバルにて、「アニメファン投票」が2月3日(日)まで実施中です。これは公式サイトからひとりにつき1回のみ投票可能であり、ファンに最も愛された作品を決定するというもの。
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ランキングについては日毎に公式サイトで確認することが可能で、トップに躍り出たのはTV放送に先駆けて、2023年8月より全3幕が劇場公開された「アイドルマスター ミリオンライブ! 先行上映第1幕・第2幕・第3幕」と、コンテンツ初の劇場ライブとして5月に公開された「劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD」の2作品。
具体的な数値は明らかにされていませんが、公式サイトのグラフでは3位の「THE FIRST SLAM DUNK」から大きな差をつけていることがわかります。
両コンテンツの愛に溢れるファンたちはまだ見ぬファンを開拓すべく、自らの推し作品を“布教”をし始めます。その結果、互いの作品を意識したファンらによる「#ミリアニムビナナ異文化交流」が発生。それぞれ良さを知った(或いは知ってほしい)という声や、それぞれの作品のキャラクターたちをクロスオーバーさせたファンアートなどが投稿されています。
その盛り上がりは制作スタッフにも届いたようで、「劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD」の監督のひとりである山本健介氏も、ハッシュタグを付けて「ではまずアマプラから行けばいいですかね?」とX(旧Twitter)に投稿しました。
プロデューサー(『アイドルマスター』ファンの総称)と、マネージャー(『アイドリッシュセブン』ファンの総称)、コンテンツは違えどその応援する気持ちと愛が、それぞれメインストリームの異なるファン同士を結びつけています。