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Vision Proより実用的うたうVR/ARヘッドセットImmersed Visor、初期費用399ドルのサブスクVisor Plus発表。出荷は2024年半ば(予定)

Immersedが2024年に発売予定のAR/VRヘッドセット「Visor 4K」の価格改定を発表。

フィギュア・グッズ ガジェット

世間がついに発売されたAppleの「空間コンピュータ」Vision Proの話題でもちきりのなか(というほど盛り上がっていない印象もありますが)、VRワークスペースアプリのImmersedが今年発売予定のPC作業特化型 AR / VRヘッドセット「Visor 4K」の価格改定を発表しました。

949.99ドルから399.99ドル、約14万円から5万9000円への大幅な値下げです。

ただし、月額39.99ドル(24か月加入)または月額59.99ドル(12か月加入)のサブスクリプション「Visor Plus」に加入する必要があり、実質的には「初期費用が安く特典付きの分割払い」です。



Visor はVR空間にPCの画面を表示して、仮想のマルチディスプレイ環境で仕事ができる人気アプリImmersedの開発元が発売する初のハードウェア。

広い視野角と、Apple Vision Pro の23Mピクセルに対して27Mピクセルという高精細から来る文字の読みやすさ、Vision Pro の約650gに対して200g以下の軽さが特徴。「Apple Vison Pro の半分以下の価格で、PC作業向けの実用性は上」を売り文句にしてきました。

2023年8月に発表されたVisorですが、もともとは片眼4Kモデルと片眼2.5Kモデルの2モデルが予定されていました。ただ、予約を開始した段階でほとんどの人が4Kモデルを選んでいるという理由で2.5Kモデルを廃止。

また、当初の発表では常にPCとの有線 / 無線接続が必須、かつImmersed専用の仕様から変更して、スタンドアロン動作ができ、OpenXR対応で Immersed以外の動画アプリやゲーム等も動くようになりました。

新価格の「Visor Plus」サブスクでは初期費用は抑えられるものの、トータルの価格は399.99ドル + 39.99ドル×24か月(または59.99ドル×12か月)で1359.75ドル(または1119.87ドル)と大幅にアップします。

もちろん、それだけではなんのメリットもないただの値上げですが、メンバーシップ特典としてカスタマイズ可能な個人用3Dワークスペース、VIPコワーキングラウンジ、パーソナルAIアシスタント機能「Curator」、Visorアクセサリーの割引、優先サポート、3時間駆動の延長バッテリーなどが提供されます。

そして、数年以内にVisor 2がリリースされた場合、Visorを特別価格で下取りに出せる優先下取りプログラムも利用可能です。

ただ、まだデバイスの実物さえ出てきていない段階でこれらの特典を提示されても、それが価格に見合うものなのかはなんとも判断が難しいところです。

なお、2月16日までは従来通りにサブスク非加入でデバイスのみの購入(949.99ドル)が可能ですが、それ以降はサブスク加入が必須となります。

なお、12か月または24か月経過後のサブスク更新は必須ではなく、加入しなくても利用は可能。もちろん、アップデートも受け取ることができます。すでに一括購入している予約者に対しては、12か月のVisor Plusが提供されます。

今回の価格改定、そしてサブスク導入理由は、先行投資価格を下げて消費者が購入しやすくすると同時に、Immersed社とそのパートナーがエコシステムに再投資するための長期的なビジネスモデルを可能にするためとのこと。

もちろん、Apple Vision Proへの対抗ということもあるのでしょう。Vision ProとVisorの比較という記事も用意されており、優位性をアピールしています。

Visorは、第2四半期に一部のレビュワー向けに限定デモを提供予定。その後、2024年半ばにFounder's Editionの出荷を目標としています。このため、一般ユーザー向けは2024年後半になると考えられます。

《山本竜也》
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