アリカは同社と同社役員に対する脅迫事件への民事損害賠償について、2024年2月14日に和解が成立したと発表しました。
2019年に同社への脅迫が発生。すでに刑事事件で有罪が確定
この脅迫事件は、2019年9月3日に同社のWeb窓口に、同社に危害を与えることや役員殺害をほのめかす内容が送られたもので、同社が被害届を提出していたものです。(同社サイトより)
警察の捜査によって加害者は2021年4月13日に書類送検となり、同年10月5日に有罪が確定。なお、警察から捜査協力のため情報公開を控えてほしいと相談があったとのことで、アリカは2021年10月25日に本件について発表していました。
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民事訴訟の経緯と和解成立
2021年12月には、同社は民事損害賠償請求を行うとしました。損害の内容として、同社は脅迫事件によって防犯設備投資や弁護士費用、参加予定のイベントキャンセルによる損失、通勤コストの負担を挙げています。(同社サイトより)
実際の賠償請求訴訟は2022年4月1日からとなりますが、本件について2年近く経った後、2024年2月14日に和解が成立したというのが今回の経緯です。同社の言い分が認められた形での和解となっており、加害者はSNSに投稿した内容の削除と令和9年2月14日までの投稿や配信を行わないことを約束し、もしこれらを守らない場合は損害賠償金を支払うこととなっています。
アリカは「今後もこの様な行為に対して毅然とした態度で対応してまいります」とコメントしています。