
カプコンは、対戦格闘ゲーム『ストリートファイター6』にて、一部キャラクターのバランス調整を実施しました。
◆個性を十分に発揮できていなかったキャラの強化など「大きく3つの点」を調整
本調整での主な目的は、「1:個性を十分に発揮できていなかったキャラクターの強化」「2:使いづらさが目立っていた技の改善」「3:相手の行動を抑止しすぎていた要素の弱体化」の大きく3点です。それぞれの概要は次の通りです。
■1:個性を十分に発揮できていなかったキャラクターの強化
主な対象は「ジェイミー」と「リュウ」。ジェイミーは「酔いレベル」の強化に必要なプロセスが多く、性能を活かしきることが難しい状態であったため、前投げから酔いレベルを上昇させられる派生技を追加するなど、酔いレベルを上昇させる手段を増やし、その点の緩和を目指したとのこと。
リュウはバランスの取れた技構成になっている反面、突出した要素が少なく個性が薄れていたため、けん制の波動拳を撃ちやすくしたり、波掌撃で攻め手を増やしたりし、ある程度の問題を解消しています。
■2:使いづらさが目立っていた技の改善
コンボパーツとして繋げることが難しいものや、対空技としての信頼の薄かった技が、性能を補強する目的で強化されています。
■3:相手の行動を抑止しすぎていた要素の弱体化
主に「防御行動として強力だった技」が対象となり、例えば立ち回りや守勢時の選択肢において、リターンの高さやリスクの少なさから、相手側の行動を抑止しすぎてしまっていると判断したものに対して弱体化を行ったとのこと。
特に「ケン」の前投げは、攻撃的な要素ですが位置を問わず理想的な状況に持ち込めることを鑑みた際、特に無敵技を持たないキャラに与えるプレッシャーが大きくなりすぎていたため、画面端でヒットさせた後に距離が離れるよう変更されています。
◆今後改めて「全体調整」も実施予定

この他にも本調整では、モダン/ダイナミック操作において「通常投げ専用のボタン」をコントローラー設定で設定可能になっています(初期設定では自動的にLTボタンに設定されます)。
また、上記以外にも「ルーク」や「ザンギエフ」など計13人のキャラに調整を実施。全内容はゲーム連動サイト「バックラーズブートキャンプ:バトル変更リスト」よりご確認ください。
また、本調整はバランスをならすことが目的であり、一切変化のないキャラや弱体化のみのキャラも存在。今後改めて行われる全体調整にて、これらのキャラにも変化を用意したいとのことです。
『ストリートファイター6』は、PS5/PS4/Xbox SeriesX|S/Steam向けに販売中。価格はスタンダードエディションのパッケージ版が8,789円(税込)、ダウンロード版が7,990円(税込)です。そのほかのエディションなど、詳しくは公式サイトをご確認ください。
©CAPCOM