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ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)社長兼CEOジム・ライアンは、SIEの人員全体のおよそ8%にあたる約900名の削減に着手する計画を発表しました。
社内で発信されたemailが公開
人員削減の理由として、ゲーム業界が大きな変化を遂げていること、将来を見据え事業を強化しなければならないことをあげています。デベロッパーやゲーマーの期待に応え、ゲーム業界の未来のテクノロジーをけん引し続けるために、検討を重ねた結果、体制を整えることにしたとしています。
SIE.Blogの「当社の人員に関するお知らせ」では、社内で発信されたemailを公開。USの社員に関しては、影響を受ける全員に対して2月27日に通知が行われること、UKに関しては、London Studioの解散などSIEからの提案が明記されています。日本では、社員のSIE社外への転進に向けた「ネクストキャリアサポートプログラム」を提供。 その他の国では、本構造改革の対象となったり、影響を受ける可能性がある社員との面談を始めるとのことです。 なお、UKでは、最終決定を行う前に社員代表との集団労使協議を行う期間に入り、集団労使協議の対象となるすべての社員に対して、2月27日中に次のステップについて案内するとしています。
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PlayStation Studiosも対象
この人員削減には、PlayStation Studiosを含む世界中の社員が対象となることもあわせて発表されています。USでは、Insomniac Games、Naughty Dog、テクノロジー、クリエイティブ、サポートに関わるチームが対象であること、UKおよびヨーロッパのスタジオについてはLondon Studioの解散の他、GuerrillaおよびFirespriteで人員削減が行われることが記されています。さらにPlayStation Studios全体で小規模な削減が行われるようです。なお、一部のプロジェクトが中止になるのは、関係していたメンバーの才能や情熱が原因ではないということが強調されています。