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『FF7 リバース』のカードゲーム「クイーンズ・ブラッド」をスルーなんてもったいない! 陣地の奪い合いとヒリつく戦略で、本編が疎かになる面白さ

『FF7 リバース』では、原作以上に様々なミニゲームが用意されています。その中でも特にお勧めなのが、この「クイーンズ・ブラッド」です。

ゲーム PS5
『FF7 リバース』のカードゲーム「クイーンズ・ブラッド」をスルーなんてもったいない! 陣地の奪い合いとヒリつく戦略で、本編が疎かになる面白さ
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前作から約4年を経て、待望のPS5ソフト『ファイナルファンタジー7 リバース』(以下、FF7 リバース)が発売されました。

前作でミッドガルを脱出し、いよいよ広大な世界での冒険が始まります。最初に待ち受けるグラスランドエリアの探索に励む人もいれば、気になる物語の先が知りたくてメインストーリーに注力している人もいることでしょう。

ですが、探索や物語、敵とのバトルに注力し、戦略型カードゲーム「クイーンズ・ブラッド」を見逃すのは、実にもったいない!と個人的に強く思います。

このゲームは本作内で遊べるミニゲームのひとつですが、ルールがかなり練られており、単体で独立したゲームにしても成り立つくらい、よく出来ています。

■「クイーンズ・ブラッド」の陣地上書き合戦が“ヒリつく”

本作でのクラウドたちは、カームのホテルで昔語りを終えた後、街中の探索へと移行します。この時、ホテル側の好意でもらえるのが「クイーンズ・ブラッド」です。

「クイーンズ・ブラッド」のルール自体は、それほど複雑ではなく、コツを飲み込めば誰でも楽しめます。勝敗の判別も分かりやすく、陣地を広げて自分のカードを置き、カードの強さ(パワー)の合計値をレーンごとに比較し、勝利したパワーの合計値で競い合うというものです。

カードを置くフィールドは横5マス×縦3マスで、プレイヤーは左端の縦3マス、相手は右端の縦3マスが自陣の状態でゲームスタート。カードは自陣にしか置けませんが、カードそれぞれが中立地帯を自陣にできる効果を持ち、カードを置くことで自陣を広げていきます。

試合が進むと相手の陣地と隣接した場所にカードを置くことになりますが、互いの陣地はお互いに上書きが可能。この「上書き合戦」を制するのが、「クイーンズ・ブラッド」で勝利するための重要な要素のひとつです。

■欲しいマスこそ、先に手を出すな! 戦略のぶつかり合いがアツい

このように説明するとするとややこしく感じますが、「リバーシ」で角を取り合う感覚に近いと言えば、想像しやすくなるかと思います。

空白地帯に隣接した自陣にカードを置くと、その中立地帯は自陣になります。しかし、そこで得た自陣に隣接したマスに相手のカードが置かれると、せっかく自陣にしたマスが相手の陣地に早変わり。

こうしたやりとりが、「リバーシ」でいうところの「角が欲しいなら、隣接するマスに手を出してはいけない」といった状況に似ています。「クイーンズ・ブラッド」の場合は、「先に手を出してはいけない(後からひっくり返される)」という形ですが。

もちろん、先制するのが必ず悪手、というわけではありません。中立地帯に隣接する2マスを自陣にできていれば、こちら→相手→こちらで陣地をひっくり返し合い、最終的に自分の陣地にすることができます。

また、カードによって自陣にできる効果範囲が違うため、隣接していないマスを自陣にすることも可能です。そのため、デッキの構築次第で戦略が多岐に広がります。

■対戦する個性的なバウターも一見の価値あり!

効果の高いカードは有用ですが、自陣のレベルを上げないと置けない場合も多く、戦略的な活用が求められます。しかし、自陣のレベルを上げている間に上書きされるリスクもあるので、最前線では素早くカードを置くのも戦略のひとつです。

しかも本編を進めていくと、カードを破壊するカードが登場したり、特殊なルールで戦ったりと、待ち受けるバトルも千差万別。また、対戦相手のバウターたちも個性豊かなので、彼らとの出会いも旅の楽しみになります。

泣けば泣くほど強くなる「シェド」、箱で築いた壁の中でライバルを待ち続ける「鉄壁のジーヴル」、内気な性格を勝気な人形でカバーする「腹話術師のネネ」と、カームだけでもかなりユニークな対戦相手たちが待ち構えてます。

本編をガンガン進めるのも悪くありませんが、作り込まれている「クイーンズ・ブラッド」もどうぞお見逃しなく!


(C) SQUARE ENIX
CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA / ROBERTO FERRARI
LOGO ILLUSTRATION:(C) YOSHITAKA AMANO


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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