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アメリカのゲーム・ソフトウェア開発会社Panicは、同社が開発した携帯型ゲーム機「Playdate」について、およそ40万ドル分の本体が行方不明になっていることを明らかにしました。
40万ドル分のPlaydateが行方不明に!
これは同社の共同創設者であるCabel Sasser氏が、世界最大のゲーム開発者カンファレンス「GDC(Game Developers ConferenCe)2024」の講演で明らかにしたもの。同社がPlaydateの在庫を調査していたところ不足分があったため、配送会社のFedExに連絡したところ、パレットは無事に出荷されていると返答があったようです。
しかし、パレットが行方不明になってから2週間後に会社の出荷倉庫ではなく、近くにある建設現場に届けられたと判明。講演では、送られてきたという「実際に建設現場に置かれている2つのパレットの写真」を紹介し、サインなどに不明な点があるとして現在も調査を続けているということです。
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同氏は今回の行方不明事件について「まるでちょっとした犯罪ドラマだ」とコメントしています。
すでに行方不明ロットが使われている痕跡も
同社では今回行方不明になっているものを含めPlaydateのシリアルを記録してあり、7台が建設現場のあるラスベガスの北部で「すでに使用されている」ことを明らかにしています。この件への対応などは今後あらためて明らかにされていくようです。
なお、Playdateは2024年2月をもって7万台以上の予約注文分をすべて出荷完了したことが報告されています。現在は公式サイトにて購入可能なほか「GDC 2024」でも限定数量で販売されていました。2024年3月には『Papers Please』『Return of the Obra Dinn』で知られるLucas Pope氏の新作がリリースされるなど、現在もさまざまな作品が配信されています。