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『勝利の女神:NIKKE』“へそ出し褐色チアガール”な新ニケ「ベイ」の実装に、なぜ指揮官たちが戦々恐々!?

『勝利の女神:NIKKE』の新イベントが近づく今、指揮官たちの警戒度が上がっています。果たして、何が起こっているのでしょうか。

ゲーム 特集

■インフレはわりと穏やかな『勝利の女神:NIKKE』

基本無料系のゲームは、作品によって程度は違いますが、キャラクターの強さがインフレする傾向にあります。サービスの継続には費用がかかるため、安定して収益を稼ぐ必要があり、そのためインフレはどうしても避けがたいのが実情です。

顕著な作品では、イベントのたびにゲームバランスの環境が変わり、最強キャラが入れ替わることもしばしば。しかし『勝利の女神:NIKKE』は、一般的な基本無料系ゲームと比べると、インフレの度合いは比較的緩やかです。

本作の場合、最初期に実装されていた「アリス」や、2023年1月に実装された「モダニア」が、最高ランクのアタッカーとして長く活躍しました。手持ちとコンテンツにもよりますが、今も現役で使っている指揮官も多く、特にモダニアはストーリー攻略で大いに役立ちます。

適材適所で使えるニケや、状況にハマると役立つニケなどは、定期的に実装されます。しかし、俗に「人権」と言われるような、プレイ環境を変えるほど強力なニケが実装されるのは、年間を通してもほんの一部だけ。そのため指揮官たちは、「自分好みのニケかどうか」という点で判断しやすく、あくまで比較論ですが「懐に優しいゲーム」と見る人もいます。

ですが、「ほんの一部」とお伝えした例外が、新ニケのベイに当てはまるのかもしれないのです。

■もしコンビで実装されると、環境を変える可能性が

あくまでこれまでの例なので、今後も絶対に当てはまるとは断言できませんが、『勝利の女神:NIKKE』で強いニケが実装される場合、いくつかの傾向に当てはまる場合があります。

最も分かりやすいのは、「ピルグリム」と呼ばれるカテゴリーに属するニケが新実装されるケースです。前述の「モダニア」をはじめ、1周年記念の「レッドフード」、2024年1月実装の「紅蓮:ブラックシャドウ」といった一線級のアタッカーは、全員ピルグリムのニケでした。

また、半周年記念で実装されたピルグリムの「ドロシー」も、状況こそ選びますが、独特の攻撃で戦局を変え得る力を持つニケです。

探索要素で実装された「ニヒリスター」や、イベント配布だった「スノーホワイト:イノセントデイズ」といった例外はありますが、ガチャで獲得できる新実装のピルグリムは、いずれも強力な面々ばかりです。

そして、強キャラになりやすいもうひとつの傾向として、「コンビのニケ」の実装もその目安と言われています。

例えば、2023年5月に「ブラン」と「ノワール」が実装されました。彼女たちは双子の姉妹で、普段は店でショーを繰り広げるバニーとして活躍していますが、実践でも優れた性能で火力や支援をこなします。

また2023年10月には、M.M.R.附属高校の生徒「ティア」と「ナガ」が実装されました。こちらはクラスメイト同士で非常に仲が良く、またナガがティアの世話を焼くことから「姉妹みたい」とも言われるほどです。こちらの2人も、今も現役で様々な戦場を駆け巡っています。

距離感や関係性が近い2人が同じイベントで実装された場合、いずれの2例も多くの指揮官が戦力を更新するほどの恩恵を受けました。ひとつのイベントで2人の新ニケが実装されるケース自体はほかにもありますが、コンビ的な近くて濃い関係性だと高い性能を持つ傾向にあります。

「ブラン」と「ノワール」に、「ティア」と「ナガ」。本作はピルグリムだけでなく、コンビによる実装でも環境が変わりました。その前例を踏まえると、「ベイ」と「クレイ」の2人が実装された場合、コンビの法則でまた環境が変わるかもしれません。



《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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