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遂にやって来ましたゴールデンウイークが…新年度から約1か月、頑張った自分にお疲れ様!そして始まる貴重な休暇は有意義に使ってこそ!
ということで、この記事では直近に発売されたRPGの中から、この機会に遊んでみて欲しい作品を5つ紹介します。どれも長期休暇を利用して始めるにもってこいの作品ですので、ぜひ最後までご覧ください。
◆『ファイナルファンタジーVII リバース』(PS5)
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『ファイナルファンタジーVII リバース』は、『FFVII』を現代の技術で蘇らせる、全3部作に渡る「ファイナルファンタジーVII リメイクプロジェクト」の2作目で、主人公クラウドが仲間と共に、死んだはずの英雄セフィロスを追って旅に出る物語が描かれています。
前作同様、基本的にストーリーの展開は原作のイベントにほぼ忠実となっていますが、一部明らかに異なる展開へと分岐するポイントが複数存在します。作品の核となる部分は変更せずに新たな解釈を加えたことで、原作が存在しながらも“誰も先を読めない物語”となっており、新規プレイヤーはもちろん、ファンも新鮮な気持ちで楽しめる作品です。
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オープンワールドの本作では、バギーやセグウェイのような自立型の乗り物、FFのトレードマークであるチョコボなどに乗って自由な探索を行うことができます。戦闘システムは、3人パーティによるアクションとコマンド選択バトルが組み合わさった直観的、かつ戦略的なバトルになっています。
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また、前作のあらすじを振り返ることのできる「ダイジェスト動画」機能により、本作から『FFVII』デビューを飾るプレイヤーであっても、ある程度は人間関係や舞台設定などを理解できるようになっています。GWのこの機会に名作を手に取ってみてはいかがでしょうか。
◆『龍が如く8』(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC)
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『龍が如く8』は、シリーズ初となるアメリカ・ハワイ州を舞台に、前作からの続投となった「春日一番」と作品の代名詞である「桐生一馬」のW主人公で物語が展開されるドラマティックRPGです。紺碧の海に沿って続く清潔感に満ちた街並みは、まさに“地上の楽園”。過去作とは異なるビジュアルに心が躍りますね。
ゲームシステムは、バトルや探索を繰り返しながらストーリーを進めていく従来の形式を踏襲。戦闘面では、前作のターン制バトルに加えて、シリーズお馴染みのリアルタイムコンバットも楽しめる新システムが採用されています。また、ファンタジーRPGのコンセプトを作品に落とし込んだジョブチェンジシステムにより、サムライやウェスタンマン、アクションスターなどに変身して個性溢れるアクションを繰り出すこともできます。
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「龍が如く」シリーズと言えば、豊富なミニゲームも大事な要素です。本作では、カラオケやダーツ、ゴルフ、バッティングセンター、麻雀などお馴染みのものを始め、恋愛シミュレーションが楽しめる「マッチングアプリ」、快適な島作りを目指す「ドンドコ島」、ドライビングゲーム『クレイジータクシー』にインスパイアされた「クレイジーデリバリー」などが楽しめます。
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新たな街を舞台に、シリーズ最大級のボリュームを誇る「龍が如く」の最新作。GWの自宅時間に、疑似ハワイ生活を楽しみましょう。
◆『ペルソナ3 リロード』(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC)
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『ペルソナ3 リロード』は、2006年にオリジナル版が発売されてからも時代やハードの変化に合わせて進化してきた、「ペルソナ3」シリーズ18年の集大成ともいえるリメイク作品です。ポップでスタイリッシュなイメージとは真逆な、“死”というテーマを扱う軸は変えずに、完璧なリメイクをしたゲームとなっています。
リメイク内容に関して、まずグラフィック面では画質の向上だけでなく、『ペルソナ5』で世界中から賞賛されたUIが合わさったことで、ゲームのワンシーンを静止画として見てもリッチさが感じられるようになりました。ここにペルソナらしいオシャレなBGMが加わるのですから、プレイヤーの没入感が更に高まることは間違いないですね。
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戦闘面では、新しいペルソナの追加のほかに、「デウルギア」などの機能が追加されたことでバトルに新たな戦略性が生まれました。デウルギアは、専用ゲージを溜めると相手の耐性を無視して高威力かつ必中の攻撃を繰り出せるというもので、ペルソナ召喚以外に新たな必殺技が増えた形です。
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数あるリメイク作品の中でも間違いなくリメイクのお手本ともいえる本作。実際、発売1週間足らずで累計販売本数100万本を突破するというアトラス史上最速記録を作っています。GWに遊ぶゲームを探しているなら、ぜひ候補に入れていただきたい作品です。
◆『サガ エメラルド ビヨンド』(ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/PC/その他)
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『サガ エメラルド ビヨンド』は、連接領域でつながる天国、地獄、天界、地下世界、妖精郷などの17の世界を舞台に、6人5組の主人公たちが冒険を繰り広げていくファンタジーRPGで、「サガ」シリーズの20作目となる作品です。
シリーズ最大の分岐数を誇る本作の物語は、主人公たちだけが見られる緑色の波動「エメラルドヴィジョン」の中からプレイヤーが一つを選ぶことで進行。シナリオは主人公ごとに異なり、いずれかの主人公でのクリアが、後に選択した主人公の物語に影響を与えます。さらに一度訪れた世界でも、次に訪れた際には異なる物語が展開されるため、6人の主人公と17の世界、そしてプレイヤーの選択によって、様々に変化する物語が本作の大きな特徴です。
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バトルシステムの面では、シリーズおなじみの「ひらめき」「陣形」に加えて、発生条件に難があった前作の「連撃」ではなく、従来の「連携」が採用されたことでより遊びやすいものとなっています。また、タイムライン上で敵や味方から大きく孤立することで発生する「独壇場」などの新要素も追加。シリーズ集大成とされるだけある、奥深いタイムラインバトルを楽しむことができます。
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史上最も分岐する物語に、遊びやすさと奥深い戦略性を両立したバトルシステムが魅力な「サガ」シリーズの最新作、おすすめです。
◆『ユニコーンオーバーロード』(ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/Xbox Series X|S)
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『ユニコーン オーバーロード』は、仲間と出会いながら巨悪に挑む、超王道の冒険譚を描いたシミュレーションRPG。『ドラゴンズクラウン』や『十三機兵防衛圏』を手掛けたアトラス×ヴァニラウェアの20周年記念作品です。
物語は、五つの国家からなるフェブリス大陸に位置するコルニア王国にて、武将ヴァルモアが反乱を起こし世界を支配したことから始まります。時が経ち、戦火から逃れていた本作の主人公で亡国の王子アレインは17歳となり、祖国コルニア王国の再興と、ヴァルモアによる支配を終わらせるため、大陸各地で反旗を翻す解放軍のリーダーとして戦いに身を投じていく、というのが大まかなストーリーとなっています。まさに王道の冒険譚ですね。
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本作では、1990年代の名作SRPGの雰囲気やシステムを継承しながら、独自の要素や現代性を持たせていますが、最も注目すべきはゲームのボリュームでしょう。広大なマップに加え、仲間にできるキャラクターはなんと60人以上、これに付随して様々なサブクエストも存在します。
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またメインクエストとサブクエストは完全に独立しているわけではなく、例えば、メインクエスト攻略を優位に進めるための鍵となるキャラクターをサブクエストで仲間にできたりします。しかも、正規の攻略ルートを一切無視して、ラストのメインクエストのみを進めることも可能です。
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ボリューミーでありながら自由度も高いSRPG『ユニコーン オーバーロード』を、遊んでみてはいかがでしょうか。
以上、GWにぜひ遊んでみて欲しいおすすめのRPG5選でした。本記事が皆さんの休暇をより良いものとする一助になれば幸いです。