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まずは、写真をご覧ください。ご覧ください。(※ちなみに係員の案内に従い東京ビッグサイト内のキャットウォークから撮影したのですが、高所過ぎてマジで怖かったです)
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なんとこれ、2024年4月28日(日)~29日(月・祝)に開催された『遊戯王』の公式大会、「Yu-Gi-Oh! CHAMPIONSHIP SERIES JAPAN TOKYO 2024」(以下、YCSJ)の会場なんです。
東京ビックサイトの3ホール分を埋めつくすのは、7,000人以上の参加者たち!
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「遊戯王ってそんな真面目に対戦するものなの?」
「むかし漫画で読んだことあるけど、今は知らない」
そんな感じの人は多いと思いますが、あと30秒お付き合いください。
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子どもの頃に遊んだ人も多いであろう『遊戯王』のカードゲーム。今では何やら凄いことになっています。今回の大会では、2つのギネス世界記録に挑戦するとのこと。
その1つ目は、トレーディングカードゲームトーナメントの最多対戦人数(Most entrants in a trading card game tournament)。これは挑戦というよりも“申請”であるといえるでしょう。暫定の1位がいるわけではなく、記録として正式に認められるかどうかの挑戦です。
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無事に記録が認定されるだろうか。緊張感が高まる会場に、クリボーも応援に駆けつけました。最悪、彼を《増殖》させれば何も問題ないのです。
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やがて開会宣言が行われて、大会がスタートしました。予選ラウンド1回戦目の終了時に、ギネス世界記録公式認定員による認定ジャッジが行われます。
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気になる集計結果は「7,443人」!無事、ギネス世界記録を達成しました。
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参加者には、ギネス世界記録達成を記念するトークンカードが配布されました。一生の思い出として残ることでしょう。
なお、2つ目のギネス挑戦記録は、トレーディングカードゲームトーナメントの最多参加人数(Largest trading card game tournament)。こちらも4月28日~29日の2日間に渡り、「同一大会で大会期間中に参加した人数のギネス世界記録」として「7,443人」が認定されました。
◆見えるんだけど見えないもの
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さて、ギネスの記録達成は喜ばしいことですが、私が本当に伝えたいのはココからです。
このイベントの主役は“参加者たち”であり、ギネス世界記録を達成できたのは「参加者たちの『遊戯王』への熱量」が要因であるのは言うまでもありません。
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対戦中の彼らの表情は真剣そのもの。2敗した時点で敗退となる厳しい予選ですが、参加者の年齢層が高めになってきているからなのか、どのテーブルも和やかな雰囲気で対戦が行われていました。
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彼らの表情を見れば、このイベントがいかに素晴らしいものだったのか一目瞭然です。
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対戦中にルールのトラブルがあったり、殺伐とした雰囲気になったりするようなこともありませんでした。大会には公式が認めた認定テストに合格した人のみがなれる「遊戯王カードゲームインストラクター」がおり、審判や進行サポートを行なってくれます。
大会がトラブルなく進行しているのは彼らの活躍があるからでしょう。
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私自身も昔、競技的にカードゲームをやっていた身。改めて会場内の熱気を感じ、久々に競技シーンに復帰したい、次のYCSJは取材側ではなく1人のデュエリストとして参加したいなと思ったのでした。
【以下、プレスリリースより引用】
デュエリストの皆さん、ギネス世界記録の認定おめでとうございます。
今回の記録はデュエリストである皆さん一人一人の協力や、絆の力があってこそ達成できた偉業だと思います。これにより、遊戯王カードゲームはデュエリストたちの団結力や絆が深まり、もっともっとすごい世界が待っているんじゃないかなと思います。
皆さんの熱っていうのはこれからも何年も何年も引き継がれていって、私たちデュエリストのロードとなっていくことと思います。
デュエリストの皆さん、胸に誇りを持ち続けてこれからも邁進していってください!
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