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ゴールデンウィークのような長期休暇には、ボリューミーな長編RPGをプレイするのも良いですが、短時間でサクッと楽しめるゲームで遊ぶのもおすすめです。
この記事では、直近に発売された短時間でプレイ可能なタイトルを5つ紹介します。どれもGWの隙間時間に遊ぶのにもってこいの作品ですので、ぜひ最後までご覧ください。
◆『8番出口』
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『8番出口』は、日本の地下通路やリミナルスペースなどをインスパイアした短編ウォーキングシミュレーターです。
プレイ開始直後、どこか見たことのある地下通路に閉じ込められたプレイヤーは、4つの掟「異変を見逃さないこと」「異変を見つけたら、すぐに引き返すこと」「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」「8番出口から外に出ること」に従い、地下通路からの脱出を目指すことになります。
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地下通路には扉や防犯カメラ、広告、おじさんなどが点在。これらの異変を注意深く観察し、掟に従って行動できれば、まずはスタート地点となる「0番出口」から「1番出口」にたどり着くことができます。これを繰り返し「8番出口」を目指すわけですが、散りばめられたさまざまな異変は感覚を狂わせ間違った選択を誘い、結果、先に進んだつもりが「0番出口」に戻ってしまうことも…。
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原因がわからずループする気持ち悪さ、異変が見つけられないことによる不安、そしてUnreal Engine 5による実写表現や地下通路という閉塞した空間が相まって、独特の緊張感を持つ作品となっています。
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長期休暇のゆったりとした時間の中で、心霊やゾンビからは味わえない不気味さを味わいたい方におすすめです。なお、ホラーといっても震えるほどの怖さではないので、苦手な方でも手を出しやすい作品だと思います。
◆『いっき団結』
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『いっき団結』は、最大16人での協力プレイに対応した、弾幕を避けて敵を倒し代官屋敷を目指すローグライトアクションゲームです。1985年にアーケードでリリースされてファミコンなどにも移植された『いっき』の世界観をベースに、ローグライト要素を持つゴシックホラーカジュアルゲーム『Vampire Survivor』をリスペクトしたシステムが合わさった作品となっています。
ゲームの目標はプレイヤー16人で団結して各エリアボスを倒し、最後のボス『悪代官』も倒すことですが、マルチプレイでは4人4組に分かれ、マップ上で各チームが離れた状態でゲームは開始します。このため、まずは各チームともに襲い来る敵を薙ぎ倒しつつ、マップ上に出現する商人から入手できるアイテムを集め、キャラクターを強化して行く流れに。しかし、ゲームが進むと次第に敵は強くなるため1チームだけの火力では耐えられなくなることから、他のチームと合流し最終目標である『悪代官』の討伐を目指します。
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操作可能なキャラクターは全部で16人。マルチプレイでは、これを被りがないよう1人ずつ操作することになります。そして、チームのメンバーにはそれぞれ探索型・回復型・攻撃型・強化型の4つの役割が振り分けられるので、攻略にはプレイヤー全員の団結が重要です。
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16人もプレイヤーがいればカオスが生まれることは必然ですが、力を合わせることで敵が溶けていく様からはなんとも言い難い興奮を覚えるはずです。まだ未プレイの方は、GWのこの機会にぜひ遊んでみてください。
◆『スイカゲーム』
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『スイカゲーム』は、できるだけ多くのフルーツを落として箱いっぱいに詰めるパズルゲームです。プロジェクターを開発している会社が自社製品に搭載するアプリとして開発した、変わった経緯を持つゲームでもあります。
遊び方は、フルーツを1つずつ上から落として箱をいっぱいにし、ハイスコアを目指すというシンプルなもの。フルーツはそれぞれ得点が異なり、大きなものほど箱から溢れにくいため、最終的には「スイカ」をいかにして増やすかが肝となります。また、同じ種類のフルーツ同士は隣接することで“ポン!”と合わさり、一回り大きな別のフルーツに成長する性質を持つので、「シンカの輪」を参考に高得点を狙っていきましょう。
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本作の魅力はシンプルながらも奥深いゲーム性です。フルーツを落とし隣接させるだけと思われるかもしれませんが、箱に落としたフルーツはコロコロと転がりますし、成長する際は“ポン!”という衝撃でほかのフルーツが跳ね上がり箱からこぼれてしまうことも。見た目と異なり、意外とイメージ通りには事が運ばないことが中毒性を生んでいます。
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理解しやすいルールに加えて、1回のプレイ時間がおよそ5分程度と短めなためカジュアルなゲーム性が魅力の本作。価格も240円(税込)と手ごろな設定になっていますので、ぜひ一度はプレイしてみてください。
◆『Twilight Survivors』
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『Twilight Survivors』は、3Dの可愛らしいキャラクターが登場するローグライトアクションです。永遠に夜が続くボンデル大陸を舞台に、プレイヤーはコインを集めてキャラクターを強化しながら、襲い来るモンスターを薙ぎ倒しつつ夜明けまで生き残ることを目指します。先程紹介した『いっき団結』と同じく『Vampire Survivor』ライクなゲームです。
本作の特徴として、操作可能な9人のキャラクターそれぞれには、固有武器とスキルツリー「天賦」が存在します。スキルツリーでは「飛び道具の個数増加」や「クールダウンの減少」などといった幅広い強化が可能。また、スキルを取得していくと固有武器の強化も行えるようになるので、個性豊かなキャラの作成が行えます。
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1ステージはおよそ15分程、全体的なクリア難易度は簡単すぎず難しすぎずといった感じです。『Vampire Survivor』と比べてキャラクターのカスタマイズ性が高いため、ステージによっては工夫した立ち回りをすることで攻略が容易になることもあります。
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価格はスイッチで240円(税込)と『スイカゲーム』と同じ価格帯です。GWにコスパ良く、ゲームを楽しみたい方には特におすすめの作品です。
◆『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!ユニバース』
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『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!ユニバース』は、寿司を食べ続けなければ死んでしまうほどに愛する男が、寿司の概念を書き換えようと企む悪の野望を阻止するため、大いなる寿司の試練に挑むジャンプアクションゲームだぜ!2021年12月にリリースされた『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!』の続編ですが、前作をプレイしていなくても問題なく楽しめるから問題ないぜ!頭を空っぽにして楽しむと良いぜ!間違っても深く考えちゃダメだぜ!
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ゲーム目標はステージごとに異なり「指定された個数食べる」「赤貝を全て食べる」「ゴール地点に到着する」などさまざまですが、基本的にはフィールドを駆け回り、「いのちゲージ」がゼロにならないよう寿司を食べ続けるというシンプルなものだぜ!しかし、主人公のアクションを強化できる「スキル」要素があることで、攻略の自由度が高い死にゲーとなってるぜ!
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主人公の台詞回しやテンションの高さは独特ですが、フィーリングが合うプレイヤーであれば次第に癖になっていくはずだぜ!また、意外にもストーリーはマルチバースものとして綺麗に仕上がっているから、クリアする頃にはあなたも寿司を愛する者になっていること間違いないぜ!
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それと、もともとは開発者の個人サイトとSteamでリリースされていた本作ですが、ニンテンドースイッチへの移植にあたり、独自の限定コース10種と難度変更オプションが追加されてるぜ!よって、今から遊ぶ場合はスイッチ版がおすすめだぜ!
「寿司!美味すぎるだろ!反省しろ!」
以上、GWにサクッと遊ぶのにおすすめなゲーム5つの紹介でした。どれも個性豊かな作品でありながら、しっかりと評価も付いてきている良ゲーですので、ぜひ遊んでみていただけたらと思います。
¥1,596
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)