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祝日がなく、雨も多い6月が始まりましたがいかがお過ごしでしょうか。心の中までじっとりとした気持ちになっていませんでしょうか。
この記事では梅雨の時期こそ楽しめる、雨が印象的なゲームからおすすめを5つ紹介します。お部屋の中でならいくら雨が降っても大丈夫!ぜひ最後までご覧ください。
◆『超探偵事件簿 レインコード プラス』(PS5/Xbox Series X|S/Steam)
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『超探偵事件簿 レインコード プラス』は、特殊な力を持つ探偵が多数所属し、未解決事件撲滅を掲げる「世界探偵機構」の主人公探偵「ユーマ」が、相棒の「死に神ちゃん」と共に、雨が降り続く奇妙な街「カナイ区」で多発する未解決事件に挑む推理ゲームです。
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プレイヤーは、まずユーマを操作して3Dで表現された街を探索し、事件解決に必要な証拠や証言となる「解鍵」を集めます。調査が進み解鍵が集まると、真実につながる空間「謎迷宮」が出現。さまざまなギミックやトラップ、行く手を阻む「謎怪人」との対決を乗り越え、事件の真相に辿り着きましょう。
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本作は、ニンテンドースイッチ版『超探偵事件簿 レインコード』に、新たに「4K解像度対応」「ロード時間短縮」「ギャラリーモード」を追加。さらに、追加コンテンツとして配信されている5つのサブストーリー「デスヒコ編“カリスマ探偵VS怪盗九尾の猫”」「フブキ編“フブキの最高に幸運な1日”」「ハララ編“Raining Cats & Dog”」「ヴィヴィア“臨死探偵”」「ヤコウ編“ありがとう、私の探偵さん”」を加えた作品です。
スイッチ版の本編や追加コンテンツ未プレイの方を始め、高解像度対応により美麗なグラフィックに磨きがかかったカナイ区を今一度探索したいというプレイヤーにおすすめの作品です。
◆『Rain World』(ニンテンドースイッチ/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Steam/PC)
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『Rain World』は、大洪水で家族と離ればなれになってしまったナメクジのような猫「Slugcat」が、荒廃した世界の生態系で生き延びる2Dアクションアドベンチャーゲームです。
舞台となる荒廃した世界は12の地域と1600以上の部屋からなる広大なマップで構成され、そこには独自のAIに基づきマップ移動を含めた様々な行動を取る生物が多数存在します。各生物には生態ピラミッドに基づく関係性があり、Slugcatもこの環境下で生きなくてはなりません。
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本作は、一定量の食事を摂った後に、雨宿りできる場所を探すというゲームサイクルで進行します。これは一定時間が経過すると降り出す、すべての生命を飲み込む“雨”から逃げ延びる必要があるためです。よってプレイヤーは、あらゆる脅威に注意しながら、生態ピラミッドで自身より下層に属するコウモリや実を食べ、サバイバルすることとなります。
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アクションは、移動、ジャンプ、水平方向への大ジャンプ、よじ登り、泳ぎなどに加えて、アイテムを拾ったり投げたりできます。独自の物理アニメーションにより操作難易度は高めですが、ナメクジネコらしいニョロニョロとした動きが特徴です。
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16ビットのシンプルさと美しさにインスパイアされた美しい世界に、生態系をテーマとしたゲームらしいシビアさを兼ね備えた本作。やりごたえのある作品となっていますので、雨で外出できない時期におすすめです。
◆『Heavy Rain -心の軋むとき-』(PS4/Steam/PC)
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『Heavy Rain』は、子どもを狙う「折り紙殺人鬼」とそれに関連した連続誘拐殺人事件を巡り、4人の主人公が謎に迫っていくアドベンチャーゲームです。2010年にPS3用タイトルとして初めて発売され、2016年にPS4向けにリマスター版が発売、2020年にはSteam版がリリースされています。
ストーリーは、アメリカの小さな町で3年に渡り発生している連続誘拐殺人事件「折り紙殺人事件」を4人の主人公の視点で追うというもの。事件は、毎年雨の時期に10歳前後の少年が拉致され、4日後に溺死体となり、死体の手には決まって折り紙と蘭の花が持たされているという奇怪な特徴がありました。
そんなある日、1人目の主人公である建築家の「イーサン」は、息子の「ショーン」を折り紙殺人鬼に誘拐されてしまいます。4日後というタイムリミットが迫る中、イーサンは息子の行方を探して犯人に振り回されることに…。
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本作にはゲームオーバーの概念はなく、例え特定の主人公が死亡しても、物語は終わりまで進行していきます。そのためエンディングには、4人の主人公のその後が順番に語られるマルチエンディングが採用。プレイヤーの選択によっては最悪の結末を迎えることもあるため、タイトルの通り、心をギシギシと軋ませてくれる作品となっています。
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雨が降る日にプレイするサイコ・サスペンスとしてはなんともエモい作品です。ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
◆『Ghostwire: Tokyo』(PS5/Xbox Series X|S/Steam/PC)
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『Ghostwire: Tokyo』は、怪人「般若」によって引き起こされた大規模な超常現象により人々が一瞬にして消失してしまった渋谷を舞台に、異能の力を手にした主人公「暁人」が、般若と因縁を持つ謎の霊「KK」と共に、魑魅魍魎が跋扈する渋谷の街で難事件へと挑むアクションアドベンチャーゲームです。開発は、先日閉鎖が発表されたTango Gameworksが手掛けています。
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本作は、こだわり抜かれた“日本らしい”世界観を持つ作品です。舞台となる渋谷の街には、駅や高層ビル、住宅を初めとして、自動販売機や券売機、店頭の看板やノボリに工事現場などのオブジェクトが自然に溶け込む形で存在しています。リアルな渋谷の街並み、昭和の香り漂う団地、静寂が心地良い神社など、日本らしさをさまざまな角度から描いているため、ぜひ怪異と戦いながらあちこち巡ってみてください。
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また、特定の場所で飛んでいる「天狗」に捕まるグラップルに空中グラインドなどを利用した移動、KKの持つ霊力による攻撃「エーテルショット」や「弓矢」「札」を利用したスタイリッシュな戦闘など、純粋なアクションゲームとしての爽快感も魅力となっています。
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少年漫画のような王道のストーリーに、日本らしい世界観と自由度の高いアクションが加わった本作。雨の鬱憤を晴らせるような、爽快感あるアクションゲームをお探しの方におすすめです。
◆『Rain City』(ニンテンドースイッチ/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Steam/PC/iOS/Android)
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『Rain City』は、絵本の中に入り込んだような世界観で描かれる、謎解きアドベンチャーゲームです。中国のアートスタジオが制作した同名の児童向け絵本を原作とし、ゲーム版ではキャラクターと舞台が新たに作り直されています。
主人公の猫は、工場に取材に行ったまま連絡が取れなくなった妹を探し、雨の振り続ける街「Rain City」を訪れることに。プレイヤーは、個性豊かな街の住人たちと交流しながら、物語を進めていきます。
ゲームサイクルは、街を探索して住人に話しかけ、気になったオブジェクトを調べ、適切な場所とタイミングでアイテムを使用するというものです。道中では、様々な種類のパズルや仕掛けが登場し、これらを解くことで進行に必要なアイテムの入手ができたり、イベントが発生したりする形となっています。
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なお、様々なバリエーションの謎解きが魅力の1つである本作ですが、攻略のためのヒント機能などは存在しないため、場合によってはある程度の試行錯誤が必要になるかもしれません。しかし、謎解きアドベンチャーらしい、謎が解けた際に得られる達成感はしっかり味わえますので、頭をひねってあれこれ考えてみてくださいね。
絵本が原作ということで、良い意味でゲーム自体のボリュームは多くありませんので、謎解きに慣れた方であればサクッと楽しめるゲームです。突然の雨で予定が潰れてしまった際のお供にいかがでしょうか。
以上、雨が印象的なおすすめ作品5つの紹介でした。気になったタイトルがありましたら、ぜひプレイしてみてください。
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