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『遊戯王OCG』、7月1日改定のリミットレギュレーションで「Emヒグルミ」が制限カードに復帰!とうとうターン1縛りが追加

「ヒグルミ制限!?」「Em懐かしい」などの反応が続出!

ゲーム カードゲーム

コナミデジタルエンタテインメントは、カードゲーム『遊戯王OCG』における7月1日改定のリミットレギュレーションにて、「Emヒグルミ」が制限カードに復帰すると発表しました。

「EMem」として環境を制圧し、「EMモンキーボード」らと共にペンデュラム全盛期を作り上げた「Emヒグルミ」。そのまさかの復帰に、驚きの声が上がっています。

◆何でターン1を付けなかった!?「Emヒグルミ」の強さとは?

遊戯王が始まって以来、さまざまなカードやテーマが生まれました。中には、長い期間、環境の中心にドッシリと居座ったデッキもあります。

しかし、往年のデュエリストに「遊戯王史上、最大の1強環境は?」と尋ねた場合、おそらく多くの人が「2015年末のEMEm」と返すでしょう。そして「Emヒグルミ」は、そのデッキにおける最強のエンジンでした。

下記が発売当初の効果です。

レベル 4 炎属性・魔法使い族・ペンデュラム  攻撃力:1000/守備力:1000 ペンデュラムスケール5

・ペンデュラム効果
「Emヒグルミ」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。「1」:自分フィールドの表側表示の「Em」モンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。Pゾーンのこのカードを特殊召喚する。その後、自分は500ダメージを受ける。

・カードテキスト
「1」:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。手札・デッキから「Emヒグルミ」以外の「Em」モンスター1体を特殊召喚する。

近年の遊戯王カードにおいて、サーチや特殊召喚などの強力な効果にはまず間違いなく「1ターンに1度しか使用できない」という条件がつきます。例えば、2022年に大暴れした「ティアラメンツ・キトカロス」の各効果は、1ターンに1度しか使用できません。

また、お手軽にデッキ融合できる「フュージョン・デステニー」には「闇属性の「HERO」モンスターしか特殊召喚できない」という制約が付いてきます。

が、このヒグルミはリクルート効果持ちにも関わらずターン1縛りがないのです。特殊召喚するモンスターは「Em」なら何でも良し。使用条件はただフィールドで破壊されれば良いだけ。おまけにペンデュラムゾーンで破壊されてもリクルートできます。正気か?

◆登場から167日で最速の禁止カードに……!

当然こんなカードが弱いわけもなく、“過ち”と言われたモンキーボードと共に環境を完全制圧しました。具体的な数値はわからないですが、大会上位の8割が「EMEm」で占めているような状態でした。

その後、ヒグルミは登場から167日で禁止カードに指定。これは歴代最速での禁止行きになります。ちなみに、同じく167日で禁止となっているのが「EMモンキーボード」。これだけで「EMEm」の隔絶した強さがわかるでしょう。

◆ペンデュラムの復権がある?新規カードでどうなるヒグルミ

今回の制限復帰にあたり、リクルート効果に名称ターン1のエラッタが入りました。破壊効果を持つ「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」や「アストログラフ・マジシャン」も登場している以上、これは当然でしょう。

とはいえ、流石に9年前のカードだけにモンキーボードと同じくどのくらい活躍するかは微妙な所……と言いたい所でしたが、この復帰に合わせて「Em」テーマの新規カードが発表されており、ヒグルミのリクルート先が強化されています。前述したエレクトラムなどの存在も考えると「ペンデュラムの復権がありうる……!?」と思えてきます。

今回の発表に、Xでは「ヒグルミ制限!?」「Em懐かしい」「使っていいんですか!」などなど、驚きの声が多数出ています。ただし、エラッタに関しては「改正遅すぎるだろ」「当たり前」といった評価がされています。

(c)Konami Digital Entertainment


《鈴木伊玖馬》

ゲームと乗り物の記事を書いてる 鈴木伊玖馬

名古屋県生まれ。幼少期に『スターフォックス64』でゲームにハマり、学生時代に『CoD:MW』でFPSにハマり、そのままゲームから卒業できず今に至る。ここ数年でRPGにも手を出し、最近『ドラクエ6』をクリアした。中日ファン、犬派、後ゲームはオフラインでやるタイプ。デカい航空機にはロマンを感じる。

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