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『Honor of Kings』先行プレイレポート!誰もが公平かつ健全な駆け引きを楽しめるスマートフォンMOBAの決定版だった

『Honor of Kings』が日本を含む世界中でいよいよグローバル配信!その先行プレイレポートをお届けします。

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『Honor of Kings』先行プレイレポート!誰もが公平かつ健全な駆け引きを楽しめるスマートフォンMOBAの決定版だった
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テンセントのグローバルゲームブランド、Level Infiniteが配信予定のスマートフォンタイトル『Honor of Kings(オナー・オブ・キングス)』が、2024年6月20日(木)より日本を含む世界の国々でグローバル配信を迎えます。

同作は中国において『王者栄耀(おうじゃえいよう)』の名称で知られるアプリゲームであり、eスポーツシーンにおける知名度や人気の高さは随一です。中国のスマートフォンゲーム界隈で、MOBA(マルチプレイヤー・オンライン・バトル・アリーナ)と言えば、間違いなく本作の名前が挙がることでしょう。

インサイドでは『Honor of Kings』の日本版リリースに先駆けて、一足早く世界中のプレイヤーたちとしのぎを削り合ってきました。本稿では、そんな注目のeスポーツタイトルの先行プレイレポートをお届けしていきます。

※ 画面は開発中のものであり製品版の品質を表すものではありません。

◆“超”親切設計で誰でもデビューを飾れるオーソドックスMOBA!

『Honor of Kings』は、全世界のプレイヤー人口数がもっとも多いスマートフォンMOBAとしても有名です。ゲームユーザーたちから圧倒的に支持され続けているその最大の理由こそ「Pay to Win」にならない“公平性を重視したゲームバランス”と、“ユーザーファーストな視点を持った運営体制”の両立。中でも後者についてはプレイしてすぐ実感できた部分です。

ゲームを始めるとすぐにチュートリアルがスタートします。MOBAのチュートリアル自体は特別珍しいものでもありませんが、NPCがプレイヤーの側で手取り足取り解説を交えながら、実践形式で基本をレクチャーしてくれます。まるで先生です。

MOBAに1度も触れたことがないプレイヤーを対象にしているようなチュートリアルの濃さで、非常に細かくゲームの基本を教えてくれます

ちなみに『Honor of Kings』独自の攻撃システムや、成長システムといったものはありません。そのため、初めてMOBAに挑戦する人であっても、限りなくスタンダードな本作を機にさまざまなMOBAゲームの深みにハマっていけると思います。

ユーザーファーストな部分はこうしたチュートリアルの密度だけではありません。驚いたのが、プレイヤーがテクニカルなヒーローを選択しようとした際に出現するポップアップ警告です

『Honor of Kings』では、グローバルリリースの時点から80名近いプレイアブルキャラクターが登場します。その中にはキャラクターデザインが魅力的でも初心者には不向きな性能のヒーローもいるわけです。しかし、これだけ選択肢が多いと、ユーザーはよく分からないまま見た目だけで選んでしまいがちになります。

結果、思うように戦果を挙げることができずに後悔したり、最終的な敗北から罪悪感を抱いたりしてしまうプレイヤーたちも出てくることでしょう。そうしたネガティブなゲーム体験を極力与えないよう、事前にポップアップ警告を出す配慮がなされています

また、各ヒーローが持つ強みとスキルの使い方など、ゲーム内ビデオで解説してくれる便利機能が備わっています。これのおかげでSNSや攻略サイトをわざわざ最初からチェックする必要もなく、オフィシャルが提供しているヒント機能を基にバトルが楽しめます。

しかも「映像を少し見ただけではまだ理解できない......」と、不安を抱えたプレイヤーたちには嬉しい、実戦シミュレーション機能まで完備しています。筆者も心ゆくまでヒーローたちの練習ができました。

MOBAを知らないユーザーには、MOBAというゲームジャンルのハードルが高く思えるかもしれません。ですが、やるべきことは仲間と協力して、敵チームの「タワー」と本陣に置かれた「クリスタル」を破壊するという、至極単純なこと。

その過程に敵チームとの駆け引きや、ヒーローを育てていくビルド要素などがあり、毎試合手に汗握るギリギリの攻防戦が繰り広げられていくのです。思いがけない戦術、意表を突いた行動、予想外の逆転劇など、試合の中で生まれる数々のドラマ性がeスポーツシーンをこれまで盛り上げてもきました。

『Honor of Kings』は、まさしくそんなeスポーツを語る上では欠かせない「MOBA」を、誰もが公平に楽しめて、その魅力をイチから味わうことのできる決定版のようなタイトルだと考えてもいいでしょう

◆キャラクター数が多すぎる...!研究が捗りそうなプレイアブルキャラの選択肢

対戦ゲームにおいて「キャラクター数」という概念は、間違いなくゲームの魅力を左右する重要な要素と考えられるでしょう。

『Honor of Kings』は、先行している中国版を含むと、現時点で105名ものヒーローたちが登場しています。上述したように、グローバルリリースではその内の80名以上がプレイアブルキャラクターとなっているので、それらを吟味するだけでもかなり楽しめそうです

今回の先行プレイにおいては勝敗を全く気にせず、色々なヒーローを試してみました。そこでここでは幾つか気になったヒーローたちをピックアップして紹介していきます。

■アテナ

まずは「アテナ」から。彼女は全体的にバランスの取れたキャラクターで、盾を構えながら攻撃するような“攻防一体”のスキルが豊富。

何よりも強力なのがパッシブスキルです。死亡しても拠点本陣からのリスタートではなく、霊体のような姿で自身の復活位置を調整できてしまいます。さらに復活時には周囲の敵に範囲ダメージまで与えます。仲間との共闘中に死亡しても復活後にすぐ前線復帰できるので、味方にいても心強い気がしました。

■ムーラン

「ムーラン」は高難易度のキャラクターでした。それこそポップアップ警告を無視して、見た目のデザインだけで選択したヒーローなのですが、実際にクセが強かったと認めざるを得ません。

彼女は3つ目のスキルを発動すると、基本戦闘スタイルの双剣から巨大な剣の重剣に武器を切り替えます。そうするとスキルと性能が変化するため、一人二役を演じているような感覚に陥ります。機動性をデバフ効果の嫌がらせが得意な双剣、一撃が重いアタッカー性能の重剣と、2つのモードを巧みに切り替えるテクニカルなヒーローでした

■アンジェラ

「アンジェラ」はチュートリアルでも選択可能な初期キャラクターの1人です。流石に御三家の1人とあって非常に扱いやすい。少し離れた距離から炎魔法で戦う遠距離型のヒーローとなります

3つ目のスキルで高火力のビームが発射できるほか、範囲攻撃で相手に当てやすいファイアボール、減速効果を持った炎の渦など、デバフ効果とダメージ火力の両方で試合に貢献しやすい性能でした。その代わりに打たれ弱いので、仲間との距離感を考えながら戦いを進めていく必要があります。

◆日本での盛り上がりにも期待したい要注目の一作。MOBAの世界にここから追い着こう!

今回『Honor of Kings』をプレイして、率直に“楽しい”と感じることができました。

それは決してお世辞ではなく、膨大なヒーローキャラクターから自分好みのヒーローを探し出し、そのプレイスタイルを徐々に煮詰めていくといった、対戦ゲームらしいやり込み感がとても好ましいものだと感じられたのです

また、本作にはかなりの数のキャラクターたちが実装されていますが、なんとそれぞれのヒーローたちに、印象が大きく異なるコスチュームも用意されています

なお、海外ではSNKキャラやハローキティ、聖闘士星矢などのIPコラボが実現しているので、今後の日本での展開にも期待が高まります。筆者もいちプレイヤーとして非常に楽しみでなりません。

コラボならではのキャラクタースキンは、間違いなくプレイヤーのモチベーションに繋がる施策の1つでしょう。こうした施策はどんどん積極的に取り行ってほしいのが筆者の願望です。


Level Infiniteは『Honor of Kings』を通して、現在のeスポーツをさらに活性化させようとしています。今後は広い分野において『Honor of Kings』とのタイアップを見かけることもあるでしょうし、一部の国で爆発的なムーブメントを巻き起こす可能性さえ出てきたように思います。

一時は日本国内におけるeスポーツビジネスに暗雲が立ち込めるような時期もありましたが、現在では徐々に熱量を加速させている様子です。一般社団法人日本eスポーツ連合も、JOCの準加盟団体として承認され、これから更なる広がりと定着を見せていくと考えられます


こうしたeスポーツの動きが日本国内において活発化してきている中、『Honor of Kings』がグローバルリリースを迎えられるというのは、ある意味で追い風になりそうな予感がしています

ぜひ、世界が注目する最高峰のスマートフォンMOBAをプレイして、時代の一体感に身を任せようではありませんか。


《そりす》

ライター そりす

東京都福生市生まれのゲームライター。そしてお酒と革靴が好物でソロキャンプが趣味のミニマリスト気質おじさん。サ終ゲームのヒロインをAIで復活させてニヤニヤしたり、国語辞典を持ち歩いて山中フラフラしたりしています。ULキャンプに傾倒しているためSNSは大体キャンプの話題が多め。

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