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6月19日に中国本土でリリースされたRPG『吟游戰記』が、App Storeにて『王者栄耀』『PUBGモバイル』『アラド戦記モバイル』らの競合を抜き去り、無料ゲームランキング1位を獲得。しかしながらゲーム自体の評価は大荒れとなっています。
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サービス開始後にアプリ評価が大きく落ちるのはよくある話で、そうしたレビューはほとんどがリリース後のサーバーエラー、不具合によるものです。
ですが、本作の問題点はそこにプラスする形で「未加工のAIイラスト」「ベータテスト時に好評だったゲームモードの大幅な仕様変更」などが槍玉に挙げられ、bilibiliでは星1評価が殺到している事態となっています。
なお、そんなbilibiliでのダウンロード数は本稿執筆時点で3,000にも満たないのですが、TapTapはユーザー層が異なる事情もあって70,000以上のダウンロード数を記録。現状では色々ときな臭さを感じるタイトルなので、今のところ本稿ではこれ以上取り上げ無いことにします。
※本稿では、システム上の関係で簡体字/繁体字で表記すべき部分も異体字に置換している場合があります。
◆『無盡夢回』
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6月20日に『無盡夢回』がベータテストを開始しました。同作は「夢」をテーマに、混沌とした世界を仲間と共に冒険していくローグライトアクションです。ファンシーで“夢の世界”に相応しい、幻想的な空間を縦横無尽に動き回り、群がる敵を一網打尽にする...そんなアクションゲームとなっています。
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ベータテストに参加して最初の30分間軽くプレイしてみました。ボイスは日本語化されておらず、音声の変更もできません。しかしながらビジュアル、楽曲、バトルシステムと、手触り感はいずれも良好です。ただ、序盤だけだとステージに出現する敵の総数が少なく爽快感に物足りなさを感じてしまいました。
公開中のPVでは大量の敵エネミーが出現している場面もあるので、ある程度ゲームを進めていけばそうした醍醐味を味わうことができるかもしれません。また、夢の世界を舞台にしているので、ステージやキャラクターデザイン、コンテンツにも自由度を持たせられる設計です。人間と異なる見た目のキャラクターも出しやすく、何かと可能性を感じるタイトルで注目しています。
◆『神隠之子』
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6月18日に香港、台湾、シンガポール、マカオ、マレーシアの国々で『神隠之子』が正式サービスを迎えました。日中の文化が融合したような独特の和風テイストに現代的な世界観が織り交ぜられ、アート面で惹かれるものがあります。世界観は魑魅魍魎が現代社会に跋扈して人々の生活を脅かしているというもの。
音声は日本語化されていますが、作中のストーリーパートは基本的にテキストベース。そのため、言語の壁がプレイのハードルとなりシナリオを理解するのにはそれなりの労力が必要になります。
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ゲーム中は謎解きのような事件現場探索パートに加えて、ターン性のコマンド選択バトルが発生します。ジャンルはホラーではありませんが、キャラクターデザインや作中の絵作りが全体的に暗めでホラーテイストではありました。
公式サイトにはAPKが配布されており、Androidにインストールすれば簡単にプレイ可能です。もし、興味のある方は自己責任でインストールしてみるのも良いでしょう。
◆『命運聖契』
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6月19日にベータテストが開始された『命運聖契』が、現在TapTapの予約数を伸ばしてきています。
本作はスマートフォン縦持ちで遊べる収集系RPG。ざっくり言い表してしまうと、3Dモデルの美少女キャラクターたちを集めて戦うハイブリッドカジュアルゲームです。
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ハイクオリティながら一つひとつのコンテンツが重たいゲームが増える中で、中国・韓国ではビジュアルだけをリッチなものにしてゲーム性はライトユーザー向けとするタイトルが増えてきています。日本国内では2024年5月29日にリリースされた『エバーソウル』がこうしたアプローチのゲームに該当します。
ですが、そうしたタイトルはハイクオリティな3Dモデルがウリでもあるので、ある程度デバイスにパワーが求められてきます。グローバルで見れば『キノコ伝説:勇者と魔法のランプ』くらい省エネかつ親しみやすい雰囲気だとより手に取られやすいのでしょう。
『命運聖契』は、現在TapTapにおける事前登録者数が32万人を突破しています。中国国内のスマートフォンゲーマーの人口を考慮してみると、この数値は決して多いと思いませんが、こうしたタイトルはリリース後に少しずつ増加していく傾向もあります。本作が正式リリース後にどう推移していくのかが気になります。