オンラインゲームのライバルを“直接”叩くためにアメリカを縦断…！？米MMOプレイヤーが殺人未遂で逮捕

対戦要素のあるゲームをプレイ中はついつい熱くなってしまうもの。頭に血が上るあまり口や態度が悪くなってしまう経験に心当たりはありませんか？それだけゲームに熱中できていると思えば一概に悪とは言えませんが、ある人物はその怒りから度が過ぎる行動に出てしまったようです。

アメリカ、ナッソー郡保安官事務所が窃盗と殺人未遂の容疑でEdward Kangさんを逮捕したとニューヨーク・タイムズを始めとする複数の米紙で報じられました。容疑者はMMORPG『ArcheAge』のプレイヤーで、被害者はそのゲーム仲間だったといいます。

オンラインゲームのいざこざでアメリカ縦断！？

容疑者と被害者の間に直接の面識は無かったとのことですが、ゲーム内での口論をきっかけに今回の事件が起きたとのこと。驚くべきことに容疑者は襲撃のため、ニュージャージー州からフロリダ州までアメリカを縦断したといいます。これに対しナッソー郡保安官のBill Leeper氏は「「ふーん」で済む事件もあれば、「想像もつかない」「一体何を考えていたんだ？」「信じられない」と言わざるを得ない事件もあるが、今回の事件は、その4つすべてを言わせてくれる。」と驚きを露わにしました。

襲撃理由に「彼はネット上の悪人」だからと語る

保安官によれば容疑者は自身の家族に「フロリダの古い友人を訪ねるつもりだ」と話し、ホテルまで用意して飛行機に搭乗。その後鍵の開いていた被害者宅に侵入しハンマーで被害者を襲撃しましたが、被害者に重傷を負わせながらも、被害者とその義父によって制圧され、警察が到着するまで拘束されていたとのことです。被害者は既に退院したといいます。Leeper氏によると拘留中、襲撃の理由を尋ねられた容疑者は「彼はネット上の悪人だ」とだけ語ったといい、協力的ではないそうです。

飛行機で移動してまで襲撃するほどの執念を持つ例は珍しいとは思いますが、行き過ぎた熱意で逮捕者が出る事例は国内でも無いわけではありません。自分がそういった凶行に及ばないのはもちろん、オンライン上での悪行に心当たりのある方は戸締りにも十分ご注意ください。

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