アメリカ・フロリダ州で行われた対戦格闘ゲーム『Mortal Kombat 1(モータルコンバット 1)』の大会にて、とある参加プレイヤーが興奮のあまり「自分のイス」をぶん投げ照明機器が破壊されるハプニングが発生。優勝賞金を上回る額の弁償をすることになりました。
◆場外にイスをぶん投げる
CEO(Community Effort Orlando)と呼ばれるこの大会では、複数の格闘ゲームの大会が行われる総合トーナメント。『鉄拳8』ではZETA DIVISION所属のKEISUKE選手が2位に輝くなど 日本プレイヤーも活躍しています。
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ハプニングは『Mortal Kombat 1』大会におけるWinners Finalsにて発生。参加していたアメリカのDyloch選手がRewind選手との対戦に勝利したのち、興奮のあまりか自らが座っていたイスを場外にぶん投げたのです。キャスターも「なんてことだ!」と困惑している様子。そして投げられたイスは会場に設置されていた照明機器にぶつかり、破壊されてしまいました。
この大会を主催するAlex Jebailey氏は自身のXにてこの照明機器が3,000ドル(約48万円)近いものであると報告しています。
◆照明の弁償代が優勝賞金を上回る
Dyloch選手はその後のGrand Finalsで勝利し、大会での優勝を収めたあと「この責任は持つ」と弁償することを表明。しかしながら、優勝賞金は565ドル(約9万円)であり、照明機器の価格には遠く及ばず、優勝賞金を上回る弁償額を支払うことになったのです。
なお、Alex Jebailey氏は「この先、なにかを投げつけるプレイヤーは、私が行ういかなる大会からも出入り禁止とします。これは最終警告です、モノを投げないでください」と投稿しています。