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ボーンデジタルはゲームAIをテーマにした書籍「スクウェア・エニックスのAI」を7月30日に出版します。
◆専門的なゲームAIのキーワードから現場の動きまで、幅広くカバーした一冊!
本書が目標としているのは「日本で最もわかりやすいゲームAIの本」。「なるべく平易に ゲームのAI について知ってほしい」という、スクウェア・エニックスでAI開発に携わるスタッフたちのという思いから始まった1冊とのことです。
本書のページサンプルを見てみると、「ピクセル」や「ボクセル」といった基礎的なAI用語について、ゲーム内の「スライム」を用いて解説するページや、「スクウェア・エニックス AI開発部」の業務内容を紹介したページもあり、専門的なゲームAIのキーワードから、実際の現場の動きまで幅広く把握可能な書籍であることが窺えます。
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なお、「スクウェア・エニックス AI部 ジェネラルマネージャー/リードAIリサーチャー」である三宅陽一郎氏はXにて、各章前半は「誰にでもわかる」ように書かれており、各章後半は読み応えのある「専門性の高い内容」となっていると、本書についての説明をしています。
書籍目次
■PART1:ゲームAI
キャラクターの定義
ナビゲーションメッシュ
経路探索、ステアリング、回避
ナビメッシュの拡張
3Dナビゲーション
プランニングを用いた意思決定システム
キャラクターAIとアニメーション
■PART2:キャラクターインタラクション
感情AIを巡る旅:AIは実際に感情を感じているのか?
自然言語処理
■PART3:メタAI
「感情を揺さぶる」メタAI
シューティングゲームのメタAI
卓球ロボットのメタAI
メタAIの効果検証
メタAIとゲームUX
メタAIの展望
■PART4:ディープラーニング
スタイルトランスファー
機械学習による自動リップシンク アニメーション
深層学習によるキャラクターアニメーションの生成
■PART5:AIによる品質保証の自動化
QAにおけるゲームAIの使用
バックエンド・システム
バグの分類とデータ分析
■座談会
TALK1:若手メンバー編 - AI部から生まれる新しいゲームの可能性
TALK2:セクションリーダー編 - 研究者たちが描く「ゲームxAIの未来像」
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「スクウェア・エニックスのAI」は7月30日に出版予定。価格は5,500円(税込)です。
詳細はボーンデジタル公式サイトをご確認ください。