カプコンで『デビルメイクライ』シリーズや『ドラゴンズドグマ』シリーズのディレクターを務めたクリエイターの伊津野英昭氏が、2024年8月末をもってカプコンを退職したことがわかりました。
『DMC』『ドグマ』を手掛けたクリエイター、9月からは新天地へ
伊津野氏は、1994年からカプコンで活動していたゲームクリエイターです。初期は『クイズ&ドラゴンズ カプコンクイズゲーム』や家庭用機版『ストリートファイターZERO』などにプランナー職で関わりつつ、格闘ゲーム『スターグラディエイター エピソードI ファイナルクルセイド』で初めて共同ディレクターを務めます(MobyGames)。
その後は『パワーストーン』シリーズや『ジャスティス学園』などを手掛けつつ、難航していた『デビルメイクライ2』の開発後半でディレクターに(ファミ通.com)。以降『DMC5』までの多くのシリーズ作品でディレクターを担当しました。
最近では『ドラゴンズドグマ』シリーズを手掛け、最新作『ドラゴンズドグマ 2』でもディレクターとして参加。Game*Sparkではプロデューサーの平林良章氏も交えたインタビューを2度実施しました。
“30年5ヶ月”とかなり長期間カプコンに所属していた伊津野氏ですが、9月からは新たな環境で新作ゲームの開発を始めるそう。「楽しくて美しいゲームを作りたい」という意気込みを語っているので、同氏の次なる作品に期待です。
なお、同氏が手掛けた『パワーストーン』『ジャスティス学園』などは来年発売の『カプコン ファイティングコレクション2』に収録予定。直近のゲームとあわせて、伊津野氏の作品を振り返ってみても良いかもしれません。