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2024年配信予定のスマホ・PC向け戦略シミュレーションゲーム『銀河英雄伝説 Die Neue Saga(ノイサガ)』。このたび、開発のAimingからインサイド編集部に「社内用のテストプレイに参加しませんか」とお声がけいただき、3月実施のベータテストからブラッシュアップされた本作をプレイしました!そのレポートと、スタッフへのメールインタビューをお届けします。
◆敬愛する姉上が戦場に出てしまった話
本作は、アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These(ディ・ノイエ・テーゼ)』シリーズを題材とするゲームで、プレイヤーは銀河帝国軍(以下「帝国」)と自由惑星同盟軍(以下「同盟」)のどちらかに所属してプレイすることになります。
以前のクローズドベータテストのレポート記事では同盟に所属しましたが、今回は帝国に所属して遊びました。見ておれよ金髪の孺子(こぞう)め…今に吠え面をかかせてやるわ(※帝国のいけすかない貴族のロールプレイ)。
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ともあれプレイをスタート!今回は誰がくるかな…とチュートリアルの10連ガチャを回したら、なんとラインハルトの姉であるアンネローゼが来てくれました。
皇帝に見初められて寵姫となり、自分1人の意思では外出すらできなくなった彼女を再び自由にするのがラインハルトの大きな目標であるわけですが、外に出られた行き先が戦場だと知ったら卒倒しそう…。でも連れていきます。貴重なヒーラーなので!
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◆正式リリースに向けて、さらに遊びやすく!
『ノイサガ』は内政で力を蓄える→「会戦(複数プレイヤー同士の対戦)」で敵対勢力と激突→次の戦いに備えて再び内政に従事する…というサイクルでゲームが進行します。
製造プラントのレベルを上げることで「食料」「燃料」「鉱物」という3種類の資源の生産量を増やし、それらを消費する形で量産艦艇を生産したり、技術開発を行ったりすることで部隊を強化していきます。
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前回のテストプレイ時に細かくメモしながら遊んでいたわけではないので体感ベースの話になってしまいますが、数値周りが見直されてより遊びやすくなっていると感じました。たとえば、キャラのレベルは宙域にいる演習部隊を倒すことで得られる素材を消費して上げるのですが、より倒しやすく部隊を鍛えやすくなっているようでした。
また、戦闘をしかけるときに「優勢」か「拮抗」か「劣勢」かが分かるようになったり、広大な宙域で自分の部隊がどこにいるか視認できるラインが表示されるようになったりと、細部が改善されているのが確認できました。対人戦である会戦はどうやっても歯ごたえが出るので、その分育成をサクサクにしてくれるのはうれしい調整です。
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◆新型艦開発とレベル上げ、優先すべきはどちら!?
今回のテストプレイの締めくくりとなる大規模な会戦「決戦」の日が近づいてきて、筆者はひとつの選択を迫られることになりました。それは、技術開発で「新しい量産艦艇種の開発」と「より高いランクの星域への移動」のどちらを優先するかです。
新型艦を建造すれば、当然現在の「標準戦艦」よりも強くなります。一方で、前線の宙域へ移動すると演習艦のレベルが高くなるので育成しやすくなります。RPG風に言い換えるなら「新装備の入手」と「キャラのレベル上げ」のどちらを優先するか、というお話です。
技術開発が進むとリアル時間で数日を要するようになるので、どこかで優先順位を付けないといけません。悩んだすえ、今回は新装備≒新型艦の開発を優先することにしました。
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手持ちに砲撃タイプのキャラが多かったため、砲撃に優れる砲艦があれば長所をより伸ばせると考えたからです。その代わり、レベル上げは中途半端に終わってしまいました…。ともあれ、いよいよ「決戦」の日です。この選択は吉と出るか凶と出るか!
◆学ぶことの多かった敗戦!
結論からいくと、筆者の選択は失敗でした! リアル時間と資源を投じて作った自慢の砲艦部隊は、あわれ星の大海の藻屑となったのでありました。薄々感じてはいましたが、まずはキャラのレベルを上げられるところまで上げるのがいいようです(限界突破をしていない状態で最大レベル40)。
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これだけでは味気ないので、決戦時の様子も紹介しましょう。今回の戦場は『銀河英雄伝説』ファンにはおなじみの難攻不落の要塞・イゼルローンを擁するイゼルローン回廊で行われました。
Aimingスタッフの方から「イゼルローン要塞に最速で向かい、占拠できたら最優先で死守しましょう!」という作戦が提示されていましたので、我が帝国艦隊は開戦早々に電撃作戦を実行!鮮やかにイゼルローン要塞を占拠しました。
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その後、同盟側の連携があまり取れていないように感じられたので幾人かが周囲の基地を占拠しにイゼルローンから離れたところ、そのスキを突くかのように同盟の複数艦隊が一斉にイゼルローンを急襲!見事に要塞を奪取され、そのまま敗北となりました。
「会戦は敵味方ともに参加人数が多いので、戦況が一瞬で動く」。これも今回のプレイで得られた教訓です。今回の会戦は、両陣営から約20人ずつが参加していました。ラインハルトやヤンは、これよりもはるかに規模が大きい戦場の流れをよく先まで見通せるなぁ…。
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スマホ・PC向け戦略シミュレーションゲーム『銀河英雄伝説 Die Neue Saga』は、現在事前登録を受付中です。最後に、プロジェクトマネージャーの中根知恵子氏、ゲームプランナーの柴尾友盛氏、ディレクターの片桐裕貴氏にお答えいただいたメールインタビューをお届けします。
◆「ゲームに張りつかなくても遊べるストラテジー」を目指して―【スタッフインタビュー】
――『ノイサガ』を開発するにあたってのコンセプトを教えてください。
中根:「アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These』が好きだけれど、ゲームにはあまり慣れていない」人も遊びやすいストラテジーゲームを目指しました!
――ラインハルトやヤンなど『銀河英雄伝説』でおなじみのキャラが多数登場します。ステータスやスキルはどのように決めていったのでしょうか。
柴尾:作中でどのような活躍をしたか、どのような性格でなにが得意なのかを把握し、その可能なかぎりを表現させていただきました。
たとえば「とても優秀だが、メンタルがもろい」キャラクターは、『ノイサガ』でも「戦闘で攻撃を受けなければパフォーマンスを発揮できる」スキルを持たせています。
――2024年3月にクローズドベータテストが行われました。そこでの手応えと、参加したプレイヤーの反応を教えてください。
中根:世界観は高く評価していただけましたし、「サービス開始後も遊びたい」と回答してくださった方が多くいらっしゃいました。しかし、メインコンテンツの「会戦」でトラブルが発生したりもして、手放しで良い結果であったとは言えませんでした。
「少し調整すればいけるだろう」と考えるのではなく、腰を据えてさまざまな面をブラッシュアップする必要があると考えました。DiscordやX、アンケートの内容を見ると応援してくださる意見も多く、プレイヤーのみなさんの優しさを感じましたね。
また、みなさんの遊び方を見て興味深かったのは、帝国と同盟を選択した人が綺麗に半分に分かれたことです。サービスが開始したらおもしろくなるだろうなと思いました。
――プレイヤーの反応を受けて、どのような箇所をブラッシュアップしましたか?
片桐:まずは「会戦」を安定させるべくサーバー構成を改善し、さらに画面のわかりにくさや操作のしづらさを見直しました。
また、敵との戦力差がひと目で分かるよう「優勢/拮抗/劣勢」の表示を出すようにしましたので、戦いやすくなったと思います。文字サイズも大きくしましたので、そういう面でも遊びやすくなっています。
ほかにも、拠点の移動のしやすさ、シナリオへのアクセスのしやすさなど、調整は多岐にわたります。ゲームのキモとなるゲームバランスにも大きく調整を入れました。
――勇将/智将/猛将の3すくみを始め、前衛/中衛/後衛という陣形の概念、アタッカー/ヒーラーなどのロールなど、戦闘の勝敗を分ける属性や特徴がさまざまに用意されています。プレイ開始直後に部隊編成で気にかけるとよいことを教えてください。
柴尾:最初は、勇将/智将/猛将の属性と、砲撃か空戦かの攻撃タイプを意識して編成していただくのがよいと思います。本作は自動編成機能もありますので、最初のうちはこの2種類を選択して編成するのがおすすめです。
作中で関係の深いキャラクター同士で編成しても楽しめるように設計していますので、いろいろ試していただければと思います。
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――『銀河英雄伝説』としてではなく、「『ノイサガ』というストラテジーゲーム」としてお気に入りのキャラがいれば教えてください。
柴尾:同盟のドワイト・グリーンヒルですね。戦闘においてシールドを張ることができるので汎用的なディフェンダーとして使いやすく、安定感があります。
次点で、同盟の政治家であるウォルター・アイランズでしょうか。内政向きのキャラクターであり、パラメーターもそのようになっていますが「ある特定の状況下で抜群に能力を発揮する」というユニークな特徴があります。
――現在は事前登録の受付が行われていますが、リリースに向けて特に注力していく箇所を教えてください。
片桐:ギリギリまで遊びやすさを改善していきたいと思います。また、1対1で自動戦闘を行う「対戦SIM」の機能を追加しました。会戦がない日でも自分の実力を試せますので、このモードもぜひ遊んでいただければと思います。
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――本作を楽しみに待つ人へメッセージをお願いします。
中根:本作は1人でもプレイできますが、メインとなる会戦は他のプレイヤーと協力して共に戦うコンテンツです。興味を持ってくださっているみなさまの中には「仕事や家庭の事情があるので、張りついてのプレイはできない」という人も多くいらっしゃると思いますが、本作はリアルタイムストラテジーのおもしろさを残しつつ会戦の時間を30分という短めの時間にしたり、会戦以外は好きな時間に遊べるようにしたりなど、プレイしやすいストラテジーゲームを目指しています。
『銀河英雄伝説 Die Neue These』のファンにしっかり楽しんでいただけるようにするのはもちろん、1本のゲームとしても楽しめるよう開発していますので、アニメ作品をご存じない人も本作をきっかけにゲームとアニメ両方を楽しんでいただけると幸いです。
ぜひ気軽な気持ちで触れていただいて、ゲームを通じてかけがえのない仲間やライバルに出会ってもらえたらうれしいです!
(C)田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会 (C)Aiming Inc.
※記事に使用している画面写真は開発中のものです