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2024年9月某日、スマートフォン/PC用戦略シミュレーションゲーム『銀河英雄伝説 Die Neue Saga(『ノイサガ』)』を開発しているAimingの主催によるゲームメディア対抗戦が行われました。インサイド編集部はどのような作戦を立て、いかに銀河の藻屑と消えたのか!? 対抗戦の模様をお届けします。
◆各メディアが司令官となって艦隊を指揮!
今回行われた対抗会戦の参加メディアは、インサイド、4Gamer、GameWithの3媒体です。まずは、Aimingから対抗戦のレギュレーションが説明されました。
総当たり方式で全3戦の会戦(対戦)を行う
使用できるキャラや戦艦の種類・数は全メディアとも同じ条件
各メディアにAimingスタッフが参謀と艦隊員として参加。全30部隊を指揮して戦う
副指令とは作戦の相談やゲームの仕様に関する質問などを何度でも行える
艦隊員は司令官(メディア代表)の命に従うのみで、相談などはできない
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また、『ノイサガ』の会戦は、次のような特徴を持っています。
戦闘時間は最大30分
マップに点在する衛星基地や惑星を占拠すると自軍にポイントが入る
本拠地が陥落すると戦闘終了となり、その時点でポイントが高い方の勝利
ここまで把握したら、いよいよ作戦タイムです!
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◆1回戦:インサイド vs. 4Gamer
今回の対抗戦の戦場となる「アスターテ星域」は、ほぼ左右対称といえる地形をしています。さらに前述したようにキャラ、戦艦、参加人数がまったくの同条件なので、純粋に作戦や指揮が優れている方が勝つというわけです。戦場となった星域図とともに、インサイドの作戦を紹介しましょう。
今回は帝国軍でのプレイでしたので、インサイドの本拠地は右上です。4Gamerが率いる同盟軍の本拠地は、対照的な位置にある左下です。マップ中央を縦に貫くように位置する「岩石惑星1」、「ガス惑星」、「岩石惑星2」という3つの重要拠点をいかに手中に収めるかがポイントです。
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重要拠点が3つである以上、そのうち2つを占拠・死守できれば勝てると考え、本拠地から距離が離れている南側の「岩石惑星1」はハナから捨てることにしました。
そして、部隊を2つに分けて12部隊が「ルートa」から、残る18部隊が「ルートb」から進軍します。ルートaの作戦は「岩石惑星2を占拠後、守りのために機雷を敷設しつつ中央のガス惑星に侵攻」、ルートbの作戦は「途中の人工衛星基地を1つ落としつつ南西に進軍し、ルートaの部隊と合流してガス惑星に侵攻」としました。ガス惑星を先に占拠されても、全軍で当たれば取り返せるだろうとの算段です。そして、結論から言うとこの作戦がめちゃくちゃ裏目に出たのでした……。
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◆4Gamerの戦上手ぶりに完敗!
いざ戦いの火ぶたが切って落とされると、ルートaは完全に狙い通りに事が進みました。ルートbも、中央のガス惑星侵攻まで予定通りです。しかし、全軍を結集しても4Gamerに占拠されたガス惑星をまったく落とせない! 惑星そのものを複数の艦隊でガッチリ守っているほか、周囲に機雷を敷設されたり、防衛部隊を攻撃する前に宙域で迎撃されたりとやられ放題で、わが軍はどんどんズタボロに。マゴマゴしているうちに、一時的に敵から視認されなくなる「隠密行軍」を活用されて、北側の岩石惑星2まで占拠されてしまいました。
3つの重要拠点をまんまと全部取られた格好です。これはあまりにマズイ! すぐに要塞主砲を放って敵艦を追い払い、岩石惑星2はなんとか奪還できたものの、ここで本拠地まで攻められてしまい戦闘終了。5,810ポイント対14,430ポイントで大敗を喫しました。しょんぼり……。
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本拠地から「要塞主砲」を発射して北の岩石惑星2から敵艦を遠ざけることに成功。しかし、岩石惑星2を落とされる前に撃つべきでした。無念…!
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◆2回戦:インサイド vs. GameWith
インサイド帝国は連戦を命じられてしまったので、悔しがるヒマもなく次戦の作戦タイムが始まりました。4Gamerとの戦いの敗北で学んだことは以下の3つです。
ルートaの進軍は完全に狙い通りだった
中央のガス惑星は何が何でも先に取った方がいい
隠密行軍は敵の対応を後手に回らせやすい
上の教訓を胸に今度は部隊を3つに分け、副指令と艦隊員に向け作戦を以下のように通達しました。
ルートa(6艦隊):岩石惑星1を占拠後、機雷を敷設してガス惑星に進攻
ルートb(18艦隊):南西へ一直線に進軍し、ガス惑星を最優先で占拠
ルートc(6艦隊):南へ進軍し、「隠密行軍」使用後に岩石惑星2を奇襲。占拠後、チャンスがあればそのまま敵本拠に進攻
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敗戦に学んだ作戦が功を奏し、2回戦では重要拠点3つを速やかに占拠! さらに、それらが取り返される前に2度目の隠密行軍を使用して2方向から敵本拠地を急襲し、14,500ポイント対1,390ポイントで電撃的な勝利を収めることができました。
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しかし、Aimingスタッフが語ったところによるとGameWithは味方への作戦計画書に「これは勅命である」と書くなどロールプレイも満喫していたとのことで「試合には勝ったが、勝負には負けた」気分になりました。楽しそうなことやってるなぁ!
◆3回戦:4Gamer vs. GameWith
1勝1敗というそこそこの結果で総当たり戦をひと足早く終えたインサイド。あとは残る2媒体の戦いを見守るのみです。
4Gamerは(おそらく1回戦の対インサイド戦の時と同じように)作戦を綿密に練り、適宜指示を出しながら進軍します。しかし、GameWith側は「守り切れば勝ち」と言わんばかりにガッチリと守りを堅める戦法を展開! どちらの軍がいつ逆転してもおかしくない、膠着状態に陥ります。
そんな時に開発中のバージョンならではというべきか、両軍の提督がぽこぽこと戦場から追い出されてしまうサーバートラブルも発生し、事態はさらに混迷を極めました。とはいえ、終始ポイントでリードしていたのは4Gamerの方で、そのままジワジワと攻め続けてタイムアップ! 見事に勝利を収めました。
こうして第一次『ノイサガ』メディア対抗会戦は4Gamerの優勝で幕を閉じました。2位のインサイドは賞品として特製シャンパングラスを獲得しましたが「ワレモノですので、読者プレゼントにするのはご容赦ください」とのことでしたので、せめて編集部で活用したいと思います。『銀英伝』の帝国軍のように「プロージット!」と叫びながら床に叩きつけないよう気を付けます。
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完全に五分の条件で対戦して感じたのは「作戦だけで戦闘の流れも勝敗もガラリと変わる」というものです。自分が立案するのも、誰かが立てた作戦に従って戦うのも楽しそうです。
ただ、筆者はスマホよりPCの方がタイピングが早いオールドタイプなので、製品版でも作戦を立てて遊ぶならスマホ用のキーボードを買おうかなとも感じました。(もしくは、リリースが予定されているPC版で遊ぶ、などでしょうか)
Aimingによるスマートフォン/PC用戦略シミュレーションゲーム『銀河英雄伝説 Die Neue Saga』は、2024年10月2日(水)にリリース予定です(PC版は後日サービス開始予定)。みなさんもぜひ、プレイヤーの戦術が勝敗を分ける対戦を楽しんでみてください。
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※掲載されている画面写真は開発中のものです
(C) 田中芳樹/銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会 (C) Aiming Inc.