イードは、同社が展開するゲームパブリッシングブランド「Game*Spark Publishing」にて、3DダンジョンRPG『ウィザードリィ外伝 五つの試練』のニンテンドースイッチ版を2025年1月30日に発売すると発表、本日9月26日より全国のゲーム取扱店/オンラインショップにてパッケージ版の予約受付けを開始しました。
本作は、世界中に多くのファンを持つRPG『ウィザードリィ』シリーズの完全独立外伝作品。『ウィザードリィ外伝 戦闘の監獄』をベースシステムに、『ウィザードリィ』シリーズの魅力をそれぞれ独立した構成の「シナリオ」とし、一つのソフト上で複数作楽しめるよう作られた3DダンジョンRPGです。
スイッチ版には、SteamにてリリースされているPC正式版実装のデフォルトシナリオ「偽りの代償」を含む、「旅人の財産」「満月王の子供達」「欠けた大地」「ガルヴァンの酢漬け男」「灼熱の車輪」の計6シナリオが収録。さらにPC版同様、ユーザーが制作した「ユーザーシナリオ」もダウンロードしてプレイすることが可能となっています。
なお、本日より千葉・幕張メッセにて開催の「東京ゲームショウ2024」に同スイッチ版が試遊展示されるほか、予約受付け開始となったパッケージ版には、通常版以外にオリジナル特典同梱の『コレクターズエディション』もラインナップされているので、注目ユーザーは合わせて要チェックです。
スイッチ版『ウィザードリィ外伝 五つの試練』2025年1月30日発売決定&予約受付開始!「TGS2024」にて試遊展示
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『ウィザードリィ外伝 五つの試練』は、多くのファンを持つRPG『ウィザードリィ』シリーズの完全に独立した外伝作品のひとつであり、2006年にWindows向けに発売された作品の大幅なバージョンアップ版です。『ウィザードリィ外伝 戦闘の監獄』を下敷きとしたベースシステムの基、シンプルかつハードコアな3DダンジョンRPGあるいは『ウィザードリィ』シリーズの魅力を、それぞれに独立したつくりのRPG――「シナリオ」として一本のソフト上で複数本楽しめるのが特徴です。
『五つの試練』ニンテンドースイッチ版では、Steam正式版で実装されたデフォルトシナリオ「偽りの代償」のほか、中級者~上級者向けの「旅人の財産」「満月王の子供達」「欠けた大地」「ガルヴァンの酢漬け男」「灼熱の車輪」の、いずれも十時間~数十時間プレイ可能なシナリオ計6本を収録。また、PC版同様にユーザーが各々に制作した「ユーザーシナリオ」もダウンロード・プレイ可能です。
また、今回登場から18年を経て家庭用機向け初登場の『五つの試練』ニンテンドースイッチ版のほか、かつてPS2などで発売されていた作品のリメイク『ウィザードリィ外伝 戦闘の監獄』、こちらも家庭用機初登場となる『慈悲の不在』のリメイク版も、同日発売のDLCシナリオとして用意しています。
■『ウィザードリィ外伝 五つの試練』について
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『ウィザードリィ外伝 五つの試練』では、『ウィザードリィ外伝 戦闘の監獄』を下敷きとしたシンプルな3DダンジョンRPGのベースシステムの基、その根源的な楽しさを存分に味わうことができます。プレイヤーは各々に異なるデータや迷宮と一部ルールを持つ「シナリオ」単位で分けられたコンテンツから自由に選び、一本のソフト上で様々な冒険を楽しめます。
その基本的なゲーム内容はシンプル。君は、まず町外れの訓練所で、ランダムな初期能力へのボーナスに一喜一憂しながら思いを込めて自分のキャラクターたちを作り上げる。次に酒場へ赴き、最大6名のパーティを結成するのだ。そこに至るまでの物語がゲームで示されることはない。ゲームシナリオが提示する目的を超えた、彼らが共に迷宮に挑む本当の理由を知っているのは君だけだ。
そして挑む迷宮。グリッド状に通路を移動し、様々な場所でイベントをこなし順路を切り開き、敵と出逢えばシンプルなコマンドだけが並ぶターン制の戦闘を行う。現代の複雑で自由度の高いゲームと比べれば、たったそれだけの内容だ。しかし君は、制限された、もしくは存在しないマップ閲覧機能に右も左もおぼつかなければ、行く手を阻む謎にも苦しむかもしれない。シナリオにおける謎解きは、モニタの向こうのゲームマスターたるシナリオ制作者との知恵比べだ。
熟練の冒険者をも一撃で死に至らしめる迷宮の強敵に怯えることだってある。古典的テーブルトークRPGにその源流を持つ戦闘システムでは、死はときにあっけなく、そして平等に冒険者達に襲い来る。更には迷宮で斃れた冒険者は永久に失われてしまう可能性を常にもち、パーティの全滅は新たなメンバーでの救出行の必要を意味するのだ。頼みの綱の呪文は、その強さに応じて共有された回数制限で、一度の冒険中わずか数回しか最良の選択は取れないだろう。そして、怪物たちが残した宝箱は、値千金の強力な魔法の武具の可能性と、一瞬で冒険のすべてが水泡に帰す危険性との隣合わせ。運を天に任せながら、罠を識別・解除するキャラクターの判断にすべてを託そう。
一進一退、“まだ行ける”と“もうダメだ”の判断のシビアさに加わった、オートセーブが織りなす緊張感とドラマ。その壁を超えた後に待つ、キャラクターの育成やレアアイテム集めの魅力。
そのすべてがここにある。
■パブリックイメージの古典的な3DダンジョンRPGをしっくりと来る手触りで
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長年多くのサブカルチャー作品で培われた古典的な3DダンジョンRPGのパブリックイメージに近いゲームプレイが楽しめるのが『ウィザードリィ外伝 五つの試練』です。マッピングが重要視されるゲームデザインに加え、デフォルトで顔グラフィックを持たない文字情報が主体のキャラクターや、種族・職業構成、訓練所でのキャラ作成、キャラごとのアイテム・資金管理。宿屋での年齢管理や、手に汗握る宝箱の罠解除に蘇生の成否判定やキャラクターの灰化・ロスト。「岩の中」でのパーティの容赦ない全滅ロストや、いざというときの「リセット技」まで。モンスターデザインには末弥純氏のイラストを原画としたものを多く使用しています。
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細かい要素の挙動は『ウィザードリィ外伝』シリーズスタッフの経験のもと、しっくりと来る手触りへと調整されています。
■文字主体のゲームプレイに高速レスポンスで快適な冒険
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『五つの試練』でグラフィック要素は最低限。モンスターは2Dイラストで特別な戦闘エフェクトもなし。一方でそのレスポンスは高速で、戦闘ターン開始後のメッセージスキップも一瞬。迷宮探索だけでなくハックアンドスラッシュな戦闘の繰り返しも快適に。
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■便利なショートカットや新コマンド
『五つの試練』では、司教に未鑑定アイテムを集めるコマンドをはじめとして、便利な新コマンドなどを搭載。倉庫キャラクターを作らなくても「アイテムボックス」でアイテムの購入や管理をすることも。また、迷宮探索中に過去数回のオートマッピングのログを呼び出したり、マッピング呪文やその他の呪文の詠唱選択に即移行したりなどのショートカットも用意されています。また、マッピング呪文ではオートマッピングされた地図に、任意のアイコンを置いてマッピングをより詳細に行うこともできます。
■細かい好みに手の届くオプション群
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『五つの試練』はオプションにもこだわりを発揮。アイテム名や呪文名だけを英語にするなどはもちろん、呪文や罠の選択を「コマンド選択」ではなく「実際に文字を打ち込む」形に変えたり、左右移動や振り返りの挙動を変えたり、といった内容にも対応。なかには「好きな職業を必ず作れる」といったオプションも用意しています。UIも複数を用意し、モニタ向けの画面を広く使うものや、レトロ風、携帯モード向けの文字の大きなUIから選べます。
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■ユーザーシナリオでさらなる冒険へ(※ニンテンドースイッチ版はDay1アップデートにて対応予定)
『五つの試練』では、PC版ユーザーに提供されたエディタサービスを使って新規に作られたものや、2006年のオリジナル版『五つの試練』より18年間コミュニティが育んだ110本近いシナリオのコンバートシナリオを本体収録シナリオにくわえインストール・プレイ可能です(要インターネット接続。Nintendo Switch Onlineへの加入は不要です)。全世界のプレイヤーたちが趣向を凝らしたシナリオでさらなる冒険が楽しめます。
◆『ウィザードリィ外伝 五つの試練』ニンテンドースイッチ版 概要
■主な構成内容
デフォルトシナリオ「偽りの代償」――ときにライトに、ときにシビアに。『五つの試練』のシステムにおける基本的なつくりのシナリオを適度な難易度と手頃な規模で楽しめる冒険譚。最終盤ではより高難易度な他のシナリオに向けた準備として歯ごたえのあるパートも。シナリオ原案及びメインレベルデザインは元フロム・ソフトウェア所属で、現在は『NIZ』『NYAZ 小林さんち乗っ取り計画』などを手掛ける白峯氏。シナリオテキストは『大悪司』や『ぼくらの放課後戦争!』、『タユタマ Kiss on my Deity』などを手掛けた永元千尋氏が担当です。
王道ファンタジーの内容で展開する迷宮に中~上級者向けの要素を加えた「旅人の財産」、謎解き重視の「満月王の子供達」、戦闘とキャラクターの成長に焦点を置き、完全クリアのための謎解きも特徴的な「欠けた大地」、酒をテーマにしたユニークな「ガルヴァンの酢漬け男」、ファンタジー風の冒頭からは思いもかけないテーマの冒険が遊びやすいバランスと規模感で味わえる「灼熱の車輪」の独立したシナリオ5本からなる”五つの試練”。
PC版と同様にユーザーシナリオのダウンローダー/インストーラーを実装。
※ Day1アップデートにて対応予定
■ニンテンドースイッチ版での大きな更新(機種依存の内容を除き、PC版にも同内容のアップデートを実施予定)
迷宮移動中のボタンガイドの刷新(ニンテンドースイッチ版のみ)
UIフォントの変更
魔法効果の名称見直し
戦闘中の効果音の拡充(主に味方の武器種ごとの新音声追加)
迷宮移動中の足音の拡充(マップ種類によって足音に変化が生じるように)
迷宮・戦闘メッセージのスケーリングオプション
一部QoLの改善
不具合修正
■DLCシナリオ「戦闘の監獄」
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複数ダンジョンで構成される、40フロア強の大ボリュームの冒険
ランダムプロパティ制を取り入れ、プレイのたびに結果が変わるトレジャーハンティング要素
PC版と同じ、過去の『戦闘の監獄』からのリバランスやギミック再構成および新要素群
2006年版でも多くのモンスターを手掛けた緑川美帆氏と、PC9801『スタープラチナ』などで知られる撫荒武吉氏がリライトを手掛ける新たなモンスター群
■DLCシナリオ「慈悲の不在」
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「戦闘の監獄」と異なる、新たな装いを含む10フロア弱の迷宮1つを舞台に繰り広げられるコンパクトながら歯ごたえのある伝統的な迷宮探索行
ランダムプロパティ制ではなく、固定ドロップ制のトレジャーハンティング
2005年当時シナリオを手掛けたのは『DT ローズ・オブ・ゲノム』や、『Wizardry TRADITIONAL』『ネザードメイン #1 シャインカーの娘』などで知られる一圓光太郎氏
一圓氏の監修による、2005年版になかった一部シナリオギミックの調整
渓谷や洞窟をテーマにした、2005年版になかった新たな迷宮マップチップ
寒村を舞台にした設定に相応しい、2005年版になかった新たな拠点背景群
ベイシスケイプの武田十季氏の手による2005年版になかった新規楽曲群
■製品情報
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タイトル名:ウィザードリィ外伝 五つの試練
プラットフォーム:ニンテンドースイッチ
発売日:2025年1月30日(木)
ジャンル:3DダンジョンRPG
プレイヤー人数:1人
言語:日本語、英語
価格(税込)
ダウンロード版:3,980円
パッケージ・通常版:4,980円
パッケージ・コレクターズエディション:9,980円
DLC「戦闘の監獄」:2,480円
DLC「慈悲の不在」:1,480円開発元:59 Studio
パブリッシャー:Game*Spark Publishing
■『ウィザードリィ外伝 五つの試練』パッケージ封入特典
『五つの試練』モンスターカード(全20種ランダム2枚)を封入。『ウィザードリィ外伝 五つの試練』に登場するモンスターグラフィックを使用したコレクティブルカードがランダムで封入特典に。
■オリジナル特典に加えDLC「慈悲の不在」もセットに!『ウィザードリィ外伝 五つの試練』コレクターズエディションパッケージ同梱内容
ゲームソフト本編(パッケージ版)
DLC「慈悲の不在」ダウンロードコード
『五つの試練』&『慈悲の不在』オリジナルサウンドトラックCD(1枚)
『慈悲の不在』リメイク版の新曲も初収録のサウンドトラック。アクリルスタンド
コレクターズエディションパッケージだけのオリジナル特典。『五つの試練』モンスターカード全20種+バインダーセット
コレクターズエディションにはモンスターカード全種がセットで付属。
【注意事項】
内容・仕様は予告無く一部変更になる場合がございます。
数に限りがございます。無くなり次第終了とさせていただきますので予めご了承ください。
「東京ゲームショウ2024」にて『ウィザードリィ外伝 五つの試練』ニンテンドースイッチ版試遊展示!
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ニンテンドースイッチ版発表に合わせ、千葉・幕張メッセにて9月26日から29日まで開催される「東京ゲームショウ2024」のハピネットブース(メインブース Hall6 06-N03)にて、イベント展示専用のショートシナリオを用いたニンテンドースイッチ版の試遊展示を実施します。試遊していただいた方には『五つの試練』『戦闘の監獄』特製コレクションカードをプレゼントいたします。
※特製コレクションカードは数に限りございますので予めご了承ください。
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