セガ・アトラスは、2024年9月25日にATLUS TGS2024 MEDIA BRIEFINGを、品川プリンスホテルにて実施しました。
本イベントは2部構成となっており、第1部には『ペルソナ5』新作タイトル『ペルソナ5: The Phantom X』発表会、第2部にはファンタジーRPG『メタファー：リファンタジオ』完成披露会が行われました。
1部の発表会では、ゲーム紹介だけではなく開発者のエピソードトークや『ペルソナ5』のテーマ曲でおなじみのLyn（稲泉りん）さんによるライブパフォーマンスも披露。
さらに2部の披露会では、完全新作RPG『メタファー：リファンタジオ』の実機プレイやサプライズゲストの登場などペルソナファン注目のイベント内容となっていました。
インサイドはそんなATLUS TGS2024 MEDIA BRIEFINGに参加！現地の様子を直接体験してきたのでその様子をお伝えします。
◆いつでもどこでもペルソナの世界観を！手軽にプレイできる『ペルソナ5:The Phantom X』発表会
会場に到着すると、すぐにペルソナを感じさせる空間が目の前に。ステージには赤い照明とスモークが焚かれ、今にも怪盗団が現れるのではないかという怪しい雰囲気が漂っていました。
イベントが始まると、ペルソナシリーズ統括プロデューサー・和田和久氏、『ペルソナ5:The Phantom X』チーフプロデューサーの宇田洋輔氏、開発プロデューサーの松永純氏、運営ディレクターの酒井祐太氏が登壇。
そして『ペルソナ5:The Phantom X』の登場キャラクター「ルフェル」を演じる声優の野中藍さんも登壇しました。
トークが始まると、開発陣が本作のゲーム内容を紹介。早速、開発に至った経緯を聞かれると和田氏は、「ペルソナ5の世界観を手軽にもっと知ってもらいたく、運営型のオンラインゲームとして共同開発に至った」と語りました。
本作は、スマホでもPCでもプレイ可能なオンラインゲーム。まさにいつでもどこでもペルソナの世界を手軽に堪能できるゲームになっています。
松永氏は、「学校の休み時間や移動中でも遊べるようにクエストの長さを調節し、サブストーリーもマイペースに遊んでもらえるような工夫もした」と語り、スマホゲームの特性を活かした新しいペルソナになっていると紹介しました。
続いて、主人公や人語を話す謎のフクロウ「ルフェル」など本作のキャラクターが公開。主人公は今時の高校生をイメージした出立ちで、カッコよさの中に幼さがある可愛いらしい印象を受けました。
「ルフェル」は、声優を担当した野中さんが自ら紹介。「独特な言語を話しナビゲーターのような立ち位置なので収録は大変でした。」とキャラクターを演じる苦労を語りました。
本作は、なんとメインストーリーがフルボイスで収録されているとのこと。存分に『ペルソナ』の世界観を楽しめそうです。
◆Lynさんが『ペルソナ5』の楽曲を歌うライブパフォーマンス
1部の終盤では、Lyn（稲泉りん）さんが生歌ライブを披露。『ペルソナ5:The Phantom X』の楽曲や『ペルソナ5』の「Life Will Change」を圧倒的な声量で歌い切りました。
筆者は『ペルソナ5』のファンということもあり、「Life Will Change」は鳥肌が立ちました。ペルソナの世界が現実になったような感覚で、見事な歌唱に大興奮！
ステージにはミラーボールが回り、幻想的な空間で、まさにパレスやメメントスのイメージにピッタリな舞台でした。
Lynさんは「『ペルソナ5』をイメージした歌唱ができました。他の曲も楽しみにしていただけたらと思います。」とライブパフォーマンスの感想を語りました。
◆新しいペルソナの世界が壮大なスケールで広がる『メタファー：リファンタジオ』完成披露会
続いてファンタジーRPG『メタファー：リファンタジオ』完成披露会が開始。オープニングでは、住職である本良敬典さんが読経のような歌唱を披露しました。
正座をしながらも荘厳な歌声を見せ、こちらも迫力満載のライブパフォーマンスは圧巻でした。歌唱が終わると司会のマフィア梶田さんと声優の磯村知美さんが登壇。本良敬典さんは、歌唱した感想を聞かれると「無事にお唱えできてよかった」と安堵した様子をみせました。
そして、『メタファー：リファンタジオ』ディレクターの橋野桂氏、キャラクターデザイナーの副島成記氏、コンポーザーの目黒将司氏が登壇。開発者の3人が、『メタファー：リファンタジオ』の魅力や開発に込めた思いを紹介しました。
3人は「ようやく発売することができて嬉しい」と胸中を語り、『メタファー：リファンタジオ』の挑戦的な部分を聞かれると橋野氏は「今作はファンタジーが舞台なので何から何まで作らなきゃいけなかったところが苦労したところです」と制作した感想を語りました。
副島氏は、「ファンタジーが舞台ということでワクワクしましたが、自分たちのデザインを見つめ直す機会となりとても挑戦的でした」と楽しみながらも大変だった気持ちを露わに。
目黒氏は、「オープニングのようなお経をベースにした音楽や、メタファーの世界観に合わせた民族的な曲を制作したので皆さんにぜひ聴いてほしいです」と作曲の挑戦的な部分を紹介しました。
本作の注目ポイントは旅ができるというところ。ペルソナは学園もので描かれていますが、本作は全く異なる世界観で制作されています。
デザインは、現代的な良さと中世を融合。全体のスケールが大きく今までにないもので、トークセッションからは開発陣のこだわりを強く感じました。
続いてゲーム映像が上映され、体験版の無料配信が発表されました。会場には拍手が巻き起こり筆者も早くプレイしたいという気持ちに。体験版は9月25日から配信開始されています。
次のセッションは、マフィア梶田さんの『メタファー：リファンタジオ』実機プレイコーナー。敵との戦闘はもちろん、ヒュルケンベルグとの稽古のシーンやハイザメの料理シーンなどもプレイしました。
◆カッコよすぎる歌唱とコスプレを合わせたライブに
次はセッションは、2回目のライブパフォーマンスが実施。今回のパフォーマンスでは本良敬典さんの歌唱に加えて、「東京ゲームショウ2024（TGS 2024）」オフィシャルコスプレイヤーの篠崎こころさん、スタンミじゃぱんさん、有川紗雪さん、ビリーさんが登場。各々『メタファー：リファンタジオ』登場キャラクターのコスプレで会場を沸かせました。
このコスプレは、TGS2024でも出演するとのこと。「東京ゲームショウ2024」に行く予定がある人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
ライブパフォーマンスが終わりエンディングに迫ったとき、なんとお笑い芸人の吉村崇さんがサプライズゲストとして登場。
「同じ世界で活躍するものとして応援したい」と開発陣に熱く語りました。吉村さんは「ペルソナ」シリーズは未経験ということで、本作を機会にプレイしてみたいとのことです。
ATLUS TGS2024 MEDIA BRIEFINGは、Lynさんと本良敬典さんの素晴らしいライブパフォーマンスから開発陣のゲーム紹介まで、まさにペルソナづくしといったイベントでした。『ペルソナ5: The Phantom X』はいつでもどこでもプレイできるというファンにはたまらないゲームで、『メタファー：リファンタジオ』今までにないペルソナに。配信、発売日までワクワクが止まりません。
