スマホ向けゲーム『Pokémon Trading Card Game Pocket(以下、ポケポケ)』のリリースもあり、盛り上がり続ける『ポケモンカードゲーム(以下、ポケカ)』。そんな中、X(旧Twitter)にて『ポケカ』を元に制作されたあるファンメイド作品が話題になっています。
◆平面だった「ラティアスex」が…現実世界で飛び出す!話題のファンメイド作品に注目
話題になっているのは、粘土工作を行う「こねこねびより(@Kone2Biyori)」さんによる、ポケモンカードから飛び出す「ラティアス」の粘土作品です。
本作品は、2024年9月13日に発売された強化拡張パック「楽園ドラゴーナ」で登場した「ラティアスex」をモチーフにしたもの。カードイラストを元に生み出されたラティアスは、躍動感あふれる姿で立体化。凛々しい表情やキレイな赤色はもちろん、エフェクトまでも再現された作品となっています。

また、こねこねびよりさんは写真や360度鑑賞できる動画のほか、本作品の制作工程を紹介する「【粘土工作】枠から飛び出すポケモンカード 作ってみた Makeing a 3D Pokémon cards - clay craft 【ポケカ】」もYouTubeに投稿。
映像では瞳を紙とレジンで表現する手法や、カードから“飛び出ている”感を出すためにイラスト部分を背景のみのデザインに差し替えるなど、細かな部分への工夫が紹介されています。
◆制作理由は?こだわった部分は?気になることを直撃!
そんなこねこねびよりさんに、制作のきっかけやラティアスを選んだ理由を伺いました。
まずラティアスexを選んだ理由を尋ねたところ、「ポケカ作品を制作したいと思った時期にちょうど拡張パック『楽園ドラゴーナ』の発売が間近だったので、パックに収録されているカードの中で注目されていたラティアスexを選びました。(ただ作品制作に時間をかけすぎた為、完成した頃には既に最新弾「超電ブレイカー」が出ていて旬を逃しました笑)」とのこと。
制作でこだわった点や、苦労した点については「本来ある公式カードイラストのイメージをなるべく崩さぬようラティアスの顔つき、身体の動きやバランスは何度もカードを確認しながら粘土を盛ったり削ったりと調整しました」と、ラティアスへの愛溢れる内容を語ってくれました。
さらにこだわりポイントは、「中でもこだわったのは目ですかね?目はキャラクターの命なので、粘土では表現しにくい瞳のグラデーションや明暗をデジタルで描き起こし、最終的にレジンコーティングする事で生き生きとしたラティアスが爆誕したと思っています」とのことで、作品を鑑賞する際はぜひラティアスの目に注目してみてください。

◆『ポケポケ』配信もあり、盛り上がり続ける『ポケカ』界隈
『ポケカ』では、先日10月30日にスマホ版デジタルTCG『ポケポケ』が配信。そちらはデジタルならではのカード表現も話題になっていましたが、こねこねびよりさんの本作品は実際に触れるアナログカードならではの立体化で、また違った味わいを感じられるものとなっています。
『ポケポケ』でデジタルな演出を楽しんだ後は、ぜひこねこねびよりさんの作品もあわせて鑑賞したいところです。

カードから飛び出る「ラティアスex」は、現在XアカウントおよびYouTubeにて公開中。
また、今回ご紹介した「こねこねびより(@Kone2Biyori)」さんは、このほかにも『星のカービィ』や『ピクミン』などさまざまなタイトルをテーマとした粘土作品を制作しています。こちらもぜひご覧ください。
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