人生にゲームをプラスするメディア

ホロライブ「星街すいせい」初のライブツアー初日に魅せる“歩み”と“新星”― Live Tour 2024 "Spectra of Nova"SSA公演ライブレポート

「Hoshimachi Suisei Live Tour 2024 "Spectra of Nova"」が2024年11月14日(木)のさいたまスーパーアリーナ公演をもって開幕。そのはじまりの模様をレポートします。

配信者 VTuber
ホロライブ「星街すいせい」初のライブツアー初日に魅せる“歩み”と“新星”― Live Tour 2024
  • ホロライブ「星街すいせい」初のライブツアー初日に魅せる“歩み”と“新星”― Live Tour 2024
  • ホロライブ「星街すいせい」初のライブツアー初日に魅せる“歩み”と“新星”― Live Tour 2024
  • ホロライブ「星街すいせい」初のライブツアー初日に魅せる“歩み”と“新星”― Live Tour 2024
  • ホロライブ「星街すいせい」初のライブツアー初日に魅せる“歩み”と“新星”― Live Tour 2024
  • ホロライブ「星街すいせい」初のライブツアー初日に魅せる“歩み”と“新星”― Live Tour 2024
  • ホロライブ「星街すいせい」初のライブツアー初日に魅せる“歩み”と“新星”― Live Tour 2024
  • ホロライブ「星街すいせい」初のライブツアー初日に魅せる“歩み”と“新星”― Live Tour 2024
  • ホロライブ「星街すいせい」初のライブツアー初日に魅せる“歩み”と“新星”― Live Tour 2024

ホロライブ所属「星街すいせい」さんのライブツアー「Hoshimachi Suisei Live Tour 2024 "Spectra of Nova"」が11月14日(木)のさいたまスーパーアリーナ公演を皮切りに開幕。自身初となるツアーの初日、星街すいせいが魅せる「新星(Nova)」はどんなものだったのか、その模様をレポートします。

◆かけめぐるほしまちの幕開けに相応しいあの曲でスタート

開演前から会場では随所から定期的に「すいちゃんは~~今日もかわいい~~~」という叫び声が沸き立ち、異様な興奮に包まれました。会場を影ナレで一温めした後、さいたまスーパーアリーナならではの巨大なスクリーンを活用しつつ、過去の楽曲をミックス音源で公演はスタートします。

映像では「Stellar Stellar」や「Newton」、「ソワレ」「ビビデバ」など、星街すいせいさんがさまざまな「新星(Nova)」を繰り替えし、アーティストおよびバーチャルアイドルとしての歩みを着実に積み重ねてきたことを感じされるものであり、さらなる一歩がここから始まることを予感させます。

会場のボルテージも最高潮に達するなかトップを飾ったの本ツアーのハッシュタグ「#かけめぐるほしまち」にピッタリは「駆けろ」。疾走感あふれるバンドサウンドはまさに心地よいの一言。ドラムやギターの音に身を委ねていると、畳みかけるように「灼熱にて純情(wii-wii-woo)」が爆発。ギターイントロで会場からは絶叫にも近い歓声があがります。

すいせいさんの音源よりも息巻いたブレスやがなり、そしてバンドの荒々しくもグルーヴ感を保った“熱さのなかにあるまとまり”はこれ以上にない“ライブド感”を醸しだし、この時点でかなりアツい。また会場では炎の演出も相まっていろいろ熱い。

続いて、聞きなじみのないイントロに戸惑うもそれもそのはず、披露されたのは新曲「AWAKE」。ホップホップ味のあるラップパートを挟みつつも徐々にアガっていく曲調は一度聞いただけでも満足感が凄まじい。作曲・アレンジ・ミックスを手掛けるGiga & TeddyLoidの“らしさ”がふんだんなく盛り込まれ、自然と身体を揺らしたくなる一曲です。

また、公演直後に公開された音源とライブ音源を聞き比べると強調される楽器の音などの細かい差があり二度美味しい。ここまでの楽曲はチラ見せパートでも聞くことができるので、比べてみると面白いでしょう。

◆すいちゃんは今日もかわいい!

なお、各公演で異なるセットリストを用意しているそう。アーカイブを買おう。全て。

続いて、1stライブ衣装に身を包み、1stフルアルバム「Still Still Stellar」から、「Je t'aime。」「Starry Jet」を連続して披露。とりわけ「Je t'aime。」ではギターとベースの音が妖怪大戦争のように激しく鳴り、ジャジーな曲調を彩りました。音響に感謝。「Starry Jet」では星街すいせいさんの可愛さ、アイドル感が溢れ、序盤みせた「カッコいいすいちゃん」だけではないことを感じさせます。

そして、本公演のゲストアーティストであるHoshimatic Projectが登場。11月8日に配信を開始したばかりの新曲「GET THE CROWN」を披露しました。前2曲のダンサブルな流れを汲む完璧なセットリストに感服しつつ、冒頭に登場するメンバーの自己紹介がわりと言わんばかりのソロダンスでは、会場から代わる代わるメンバーへ会場から愛が叫ばれ、ホロリスのホロライブそのものへの愛の深さに感服。多様なフォーメーションと重なる歌声に酔いしれると、MCもなくライブは続行。“ステージで魅せる”という気概にも感服。感想などは各々のXや配信を確認しましょう。

◆featuringとして参加した楽曲も惜しみなく披露

続いてダンサーを迎え和風なテイストで披露されたのはTHE FIRST TAKEでも歌われた2ndアルバム「Specter」のリード曲「みちづれ」。ここで注目したいのが、ステージに設置された複数スクリーンです。深紅の和傘を持ったダンサーのパフォーマンスと連動し、ステージをド派手に彩る大がかりな演出は大規模会場ならでは。

その熱気のまま「TEMPLATE」のギターがうねり、会場の熱をさらに高めます。ここまでさまざまな星街すいせいさんを魅せた後、再び「カッコいいすいちゃん」が降臨。そしてそのままバンドメンバーの紹介を兼ねたソロパート。2ndライブから引き続きのバンドメンバーの演奏に感謝止まりません。

続けて、Kanaria手掛ける「ネバーフィクション」と、MAISONdesから生まれた「なんもない」を披露。どちらもfeat.として星街すいせいさんが参加する楽曲であり、とりわけ映画「トラペジウム」の主題歌ともなった「なんもない」では活動の広がりを感じさせます。

◆さいたまスーパーアリーナを包み込む「ビビデバ」

「声出し足りないんじゃないの?」という煽りから始まるのは1億回再生を突破し星街すいせいさんを新たに代表する曲にもなった「ビビデバ」。サビではMVよろしく2ndライブ衣装から新衣装「Nova衣装」にチェンジ。間奏では会場で一体となって「bibbidi bobbidi boowa」を歌い踊り、ファンと共にライブを作りました。

その後、アカペラから入る「Andromeda」、続いて「放送室」、そして9月に渋谷で行った路上ライブで初披露の「ムーンライト」をしっとりと歌い上げ、星街すいせいさんが持つ透明感と芯の深さを感じさせる歌声がさいたまスーパーアリーナを包み込みます。

この後のMCでは新お披露目のNova衣装を紹介。新たな髪型やアクセサリーなどのこだわりを魅せつつ、配信カメラにバチコンしながらスクショタイムサービス。すいちゃんは今日も可愛い。

◆「私ここにいるよね?」から味わう「GHOST」は格別

続く楽曲は「GHOST」。直前のMCではVTuberとして活動するなかで「この仕事に誇りを持って頑張っているし、みんなもついてきてくれてる」と感謝しつつ、存在があいまいで揶揄されることなど、そこにいるのにいないような苦悩を込めた楽曲と紹介。「みんな私のこと見えていますよね、私ここにいるよね?」という会場への問いかけ、そしてそれがさいたまスーパーアリーナという大きなステージで、たくさんのファンに囲まれたなかだからこそ、普段とは違う重みが感じられました。

そして最後の曲を飾るのは「ソワレ」です。“多幸感”という言葉がよく似合うこの楽曲は、ライブを締めるに相応しく「僕ら目撃者だ」や「君へ詠み継がれる僕たちの物語」という歌詞から、このステージを踏む“今”、そしてこれからも続いていく“未来”を想わせ、このツアーがまたひとつの「新星(Nova)」であることを示す、眩しいステージでした。

◆鳴り止まないアンコール

「ソワレ」アウトロ終了からノータイムで客席からはアンコールの声が轟き、それに応えるようにステージに再び灯りがともります。楽器隊の魅力が爆発する特別なイントロから披露されるのは「天球、彗星は夜を跨いで」です。キタニタツヤ手掛けるこの楽曲はバンドサウンドで映える映える。特別なイントロも相まって再び会場を熱くしました。

そして本当の本当に最後の曲となったのは、星街すいせいを象徴する「Stellar Stellar」。あまりホロライブのライブイベントではみられないAメロのクラップは、音の濁流となってさいたまスーパーアリーナを覆い、一面の青いペンライトと共に大海原を作り出し、この日を忘れさせないものにしました。


お決まりのエンドロールのあとには、2025年1月22日に3rdアルバムのリリースと、星街すいせいさんが活動当初からの目標としていた日本武道館でのワンマンライブ「Hoshimachi Suisei 日本武道館 Live “SuperNova”」が2月1日に開催されることが発表されました。

1stライブ、2ndライブ、ライブツアーと一歩一歩踏みしめてきたその歩みと、その未来にある新星(Nova)へ可能性を示す今回のさいたまスーパーアリーナは、大阪(12月10日)と福岡(12月28日)公演を待たずしてその進化を楽しみにさせるものでした。本公演のアーカイブは12月14日 (土) 20時00分までSPWNおよびZAIKOで購入可能です。これを見ないと、きっと後悔しますよ。

◆開催概要および配信チケット情報

【公演名】
Hoshimachi Suisei Live Tour 2024 "Spectra of Nova"
主催:カバー株式会社 / hololive production / hololive

【出演者】
星街すいせい

【開催日時】
2024年11月14日(木)さいたまスーパーアリーナ(埼玉)
2024年12月10日(火)おおきにアリーナ舞洲(大阪)
2024年12月28日(土)福岡サンパレス(福岡)

▼配信チケット(SPWN、ZAIKO):
単日チケット:各6,500円  3公演通し券:15,000円

■受付期間
3公演通し券:8月31日 (土) 21:00~12月14日 (土) 20:00

埼玉:8月31日(土) 21:00~12月14日 (土) 20:00
大阪:8月31日(土)21:00~2025年 1月10日 (金) 20:00
福岡:8月31日(土)21:00~2025年 1月28日 (火) 20:00

※公演終了後、公開準備ができ次第アーカイブ視聴可能となり、受付期間終了日の23:59まで何度でもご視聴いただけます。

※受付期間終了日の23:59を過ぎると、アーカイブ視聴中でも視聴できなくなります。

SPWNチケット購入

【日本】https://spwn.jp/events/evt_24111401-jpsuiseitour2024
【海外】https://spwn.jp/events/evt_24111402-engsuiseitour2024

ZAIKOチケット購入

【日本・海外共通】https://hololive-production.zaiko.io/item/365426


【Amazon.co.jp限定】新星目録 (初回生産限定盤) (メガジャケ付)
¥5,500
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《Okano》

「最高の妥協点で会おう」 Okano

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

配信者 アクセスランキング

  1. ホロライブ・さくらみこがパッケージ!TCG『ホロカ』新ブースターパック3月21日発売―角巻わため、獅白ぼたんらが“推しホロメン”として収録

    ホロライブ・さくらみこがパッケージ!TCG『ホロカ』新ブースターパック3月21日発売―角巻わため、獅白ぼたんらが“推しホロメン”として収録

  2. 「ホロライブ」新作一番くじで初のスケールフィギュア登場!星街すいせい、兎田ぺこら達がサイバーパンクな描き起こし衣装で立体化

    「ホロライブ」新作一番くじで初のスケールフィギュア登場!星街すいせい、兎田ぺこら達がサイバーパンクな描き起こし衣装で立体化

  3. ホロライブ「風真いろは」が心因性失声を公表―ストレスで声を出せなくなってしまう精神的な症状

    ホロライブ「風真いろは」が心因性失声を公表―ストレスで声を出せなくなってしまう精神的な症状

  4. 企業VTuberが“知らない間に卒業を発表されていた”―「一体なにが起きているのかわからない」当時を振り返る

  5. にじさんじ、月ノ美兎ワンマンライブのチケット販売をイープラスに変更―楽天チケットの相次ぐトラブルを受け

  6. StylishNoobこと関優太が配信で近況を報告…妻の病気や「思ったより早く配信できそう」など明かす

  7. ホロライブ…なのに、厳つい!アニメイトで「百鬼あやめ」ら4人をイメージした「おにのおめん」がもらえる「節分フェア」開催

  8. VTuber「Ironmouse(アイアンマウス)」Twitchサブスク世界一に―166時間ぶっ続けで『エルデンリング』をクリアしたKai Cenatを超える

  9. にじさんじ・葛葉と「GALLERIA(ガレリア)」コラボPCが発売決定!「にじさんじフェス2025」では告知動画やノベルティが配布

  10. 2020年10月から活動休止中のにじさんじ・夢月ロア、2年10ヶ月ぶりにXを更新

アクセスランキングをもっと見る