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もうあの頃には戻れない…!便利になり過ぎた『ポケモン』のあれこれ―「ひでんわざ」や「わざおしえマニア」ってまだ覚えてる?

『ポケットモンスター』シリーズの“システム面”のパワーアップを振り返り!今どきの子に「ひでんわざ」や「秘伝要員」って通じるのでしょうか?

ゲーム 特集
もうあの頃には戻れない…!便利になり過ぎた『ポケモン』のあれこれ―「ひでんわざ」や「わざおしえマニア」ってまだ覚えてる?
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仕事も一段落ついた年末年始、久しぶりに『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』を遊んでいたのですが、最新作『ポケモン スカーレット・バイオレット』をはじめとする今どきのシリーズに慣れてしまったゆえか、システム面で「大変だな」と感じてしまう点がいくつかありました。

例えば育成が大変だったり、「ひでんわざ」のために手持ちを調整するのが面倒だったり。昨今の便利さを知ってしまった今、改めてそういったシステム面のパワーアップを振り返ってみたいと思います。

◆手持ち全員を育てるのが楽になった

過去作で一番痛感したのが、手持ちポケモンをバランス良く育てることの大変さです。というのも、昔はバトルで経験値をもらえるのは「バトルに出したポケモンだけ」だったのです。

一匹だけを育て続けると、タイプ相性が悪いバトルで苦戦を強いられるのは言うまでもありません。レベルの高いエースポケモンをわざと交代させたり、野生ポケモンのレベルが低いエリアまで戻ったりしながら、2匹目以降の手持ちを戦闘に出してレベル上げする必要がありました。

今では「手持ちのポケモン全員」が経験値をもらえる仕様となり、上記のようなことをしなくとも手持ちを万遍なく鍛えることが可能。あの手この手でレベル上げを支えてきた「がくしゅうそうち」も昨今のシリーズではなくなりました。

◆「ふしぎなアメ」も貴重品だった

使ったポケモンのレベルを1上げられる「ふしぎなアメ」は、過去作では入手機会の少ないレアアイテムでした。

『ポケモン ソード・シールド』からはいくらでも入手できるようになったほか、一定数の経験値を得られる新アイテム「けいけんアメ」が登場。エンディング後ともなれば、「けいけんアメ」を使って一気にレベル100まで上げることも容易になりました。

◆「ひでんわざ」や「秘伝要員」はもういない

今どきの子どもたちに「ひでんわざ」や「秘伝要員」と言っても伝わらないのでしょう。水上を移動したり、街と街をファストトラベルしたりするのにも、昔は「ひでんわざ」というのを手持ちのポケモンに覚えさせる必要がありました。

「ひでんわざ」がないと冒険を快適に進められないので、多くの「ひでんわざ」を覚えられるポケモンは「秘伝要員」と呼ばれ重宝されたものです。

今では「ひでんわざ」そのものが消滅。フィールド上からは壊せる「木(いあいぎり)」や「岩(いわくだき)」が無くなり、「水上移動(なみのり)」は自転車に水上歩行モードが付いていたり、「ファストトラベル(そらをとぶ)」はマップから「そらとぶタクシー」を手配していつでも利用できたりと、非常に便利になりました。

◆ランダムエンカウントからシンボルエンカウントに

野生ポケモンとの遭遇方法が「ランダムエンカウント」から「シンボルエンカウント」になったのも見逃せない変更点の一つです。

ここは人それぞれ好みによるでしょうが、個人的には肯定派。避けながら進めばフィールドもすいすい探索できますし、ゲットしたいポケモンをバトル前から見分けられるのも便利です。

ちなみに『ポケモン スカーレット・バイオレット』では、NPCトレーナーとのエンカウント方法も変わりました。トレーナーの視界に入るのではなく、プレイヤー自ら話しかけに行くことでバトルに突入します。「目と目があったらポケモンバトル!」はもう古いのです。

同作が全方位移動できるオープンワールドゲームのため、意図してNPCトレーナーの視界に入れるのが難しいという問題もあるのかもしれません。

◆わざを覚え直すのも簡単

昔はポケモンが一度忘れたわざを再び覚えるためにも、ひと手間あったことをご存知でしょうか。「わざおしえマニア」といったNPCを訪ね、「おおきなキノコ」や「ハートのウロコ」などを渡すことでわざを思い出せたのです。

今ではポケモンのステータス画面から、バトル外であればいつでもわざを思い出したり、わざの順番を変えたりできます。

◆タマゴわざもお手軽に

通常のレベルアップでは覚えられず、タマゴを通して親のポケモンからわざを受け継ぐことで習得できる「タマゴわざ」。親の準備だけでも一苦労なうえ、タマゴわざを受け継いだポケモンは一から育て直しなので、とにかく手間でした。

『ポケモン ソード・シールド』からは、生まれた後のポケモンでもタマゴわざを覚えることが可能に!覚えたいタマゴわざを持つポケモンと、それを覚えさせたい同種のポケモンを預かり屋(育て屋)に預けるだけで、少し経つとタマゴわざが遺伝されるようになったのです。

『ポケモン スカーレット・バイオレット』ではもっと簡単。「ものまねハーブ」というアイテムを持たせ、覚えたいタマゴわざを持つポケモンと一緒にピクニックをするだけで、タマゴわざが遺伝します。ポケモンたちの種族やタマゴグループも関係ありません。

◆個体値・性格・特性も後から変更できる

他プレイヤーとの対戦や「バトルフロンティア」などの高難度コンテンツへ挑む際、避けては通れないのがポケモンの厳選作業。個体値(いわゆる6V)や性格、特性を理想のものとすべく、タマゴの孵化を繰り返したトレーナーは多いことでしょう。

これらの項目も今では、アイテムを使うことで後天的に変更できます。アイテムの値段や入手難度が少々高くはありますが、楽なのはもちろん、ストーリーで育てたポケモンをそのまま強くできるのは嬉しい!


『ポケモン』に限らず、長寿タイトルはシリーズを積み重ねるに連れて、ゲームシステムが洗練されてどんどん便利になっていくもの。2025年には『Pokémon LEGENDS Z-A』が発売予定で、ナンバリングではなくスピンオフシリーズ最新作ですが、『Pokémon LEGENDS アルセウス』からどんなパワーアップを遂げているのか気になるところです。


《茶っプリン》

ゲームライター 茶っプリン

「ゲームの新情報を一番に知りたい、そして色んな人に広めたい」そんな思いからゲームライターに。インサイドではニュースライター、時々特集ライターとして活動。関係者、ユーザーから生まれるネットブームにも興味あり。

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