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高知県警察(生活安全企画課、サイバー犯罪対策課、高知東署)が2025年1月15日、改造したニンテンドースイッチを販売していたとして、茨城県龍ケ崎市の運送業男性(58歳)を商標法違反の疑いで逮捕しました。一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会やテレビ高知などが伝えています。
◆改造ニンテンドースイッチの“商標法違反(販売譲渡)”による摘発は全国初
この男性は、海賊版ゲームソフトを起動できるよう改造を施したニンテンドースイッチ本体を、ニンテンドースイッチの登録商標と類似の商標を付したまま販売譲渡し、任天堂の商標権を侵害した疑いが持たれています。
改造されたニンテンドースイッチは、正規品よりも5,000円程安い28,000円で販売されており、通常のシステムが起動しないよう新たに基盤を加えたり、非正規のアプリやソフトを入れたりし、海賊版ゲームソフト27本分が遊べる状態だったとのこと。
男性は自らニンテンドースイッチを改造した上で、フリマアプリを用いて販売しており、警察の調べに対し「改造機を販売すればどれくらい『すごい』と反響があるのか知りたかった」と、容疑を認める供述をしているそうです。なお、改造したニンテンドースイッチの販売に関わる商標法違反の摘発は全国初だといいます。