NHKは、TV番組・NHKスペシャル「ゲーム×人類」を2025年1月25日（土）と1月26日（日）の2夜連続で放送します。
◆全盲の『スト6』プレーヤーに『マイクラ』内の図書館など…ゲームが覆す常識に迫る
本番組は、市場規模がどんどん拡大する“ゲーム”と“人類”の現在地をお届けするもの。2夜連続放送となっており、1月25日（土）22時からは「PART1 30億人の熱狂と未来」として、ビッグビジネスとなったゲーム市場の舞台裏に迫ります。ここでは、日本の大手出版社がつくったゲーム販売会社に密着するとのこと。
投資額の数十倍のリターンを得られる販売権を巡るクリエーターの争奪戦や、ブラジルの貧困層出身でありながら年収は5億円を超えるeスポーツプレーヤーなどを特集。また小規模から始まるインディーゲームも取り扱われ、インドネシア発の『コーヒートーク』が登場します。
2夜目の1月26日（日）21時からは、ゲームが人類にもたらした変化に迫る「PART2 変貌する人間と社会」を放送。格闘ゲーム『ストリートファイター』の世界大会で観客を驚かせたオランダの全盲の選手を専門家が科学的に分析するという、興味深い内容が送られます。
また、 ゲームで新たな人間関係を築く人たちが現れていることにも注目。世界中からプレーヤーが集う『ファイナルファンタジー XIV（以下、FF14）』を取り上げ、そこで知り合ったことがきっかけで結婚するカップルが誕生したり、亡き友人のために葬儀を開いたりしたケースを紹介します。
そのほかゲーム『マインクラフト』内に、国境なき記者団が建設した「無検閲図書館」にも注目。これは母国などで弾圧を受け、取材活動が制限されたジャーナリストたちの記事を誰でも自由に読める図書館で、来館者数は2,500万人を超えています。常識を覆すゲームと人類の新たな営みの最前線を、あらゆる角度から知ることができる番組です。
◆ナビゲーターは三浦大知さん、『FF14』吉田直樹氏、『ストリートファイター6』中山貴之氏も出演
本番組のナビゲーター＆ナレーションは、名作ゲームを深堀りする教養番組「ゲームゲノム」でMCを務めた三浦大知さん。
またVTRには、『FF14』プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏、『ストリートファイター6』ディレクターの中山貴之氏も出演します。
■ナビゲーター・ナレーションを務める三浦大知さんからのメッセージ
Ｑ：収録を終えた感想は？
今回は、ナビゲーターとナレーションを担当させていただきました。緊張しましたけど、楽しかったです。
ゲームは、楽しいのはもちろんですけど、いろんな人の人生や価値観も体感できるそんな総合芸術なんだな、と改めて感じました。ただ、読むことにすごく集中していて映像をしっかり味わう余裕がなかったので（苦笑）、放送が待ち遠しいです。Ｑ：印象的なシーンは？
「不条理」をテーマにした小説や手記をもとに制作されたゲームを、ある男の子がプレイするシーンです。
この子自身も目の前に立ちふさがる人生の不条理に思い悩みがちだったそうなのですが、このゲームをプレイしていくうちに人生観や価値観がアップデートされたり、新しい気付きを得たりして自分の人生を新たに歩んでいく、というドキュメントでした。僕自身も、歌手・ダンサーとしてパフォーマンスをするとき、見てくださる皆さんに新たな気付きや新しい視点を得てほしい、明日につながる希望や活力をお届けしたいと思っているんです。
そんな僕が大切にしている思いが、ゲームにもあると伝えてくれていました。もちろん、僕もゲームからたくさんの気付きをもらっていますし、同じように感じている人が世界中にいることを改めて感じることができてとても印象的でした。
NHKスペシャル「ゲーム×人類」は、「PART1 30億人の熱狂と未来」が1月25日（土）22時から、「PART2 変貌する人間と社会」が1月26日（日）21時から放送予定です。また放送後1週間は、「NHK プラス」での見逃し配信も予定されています。
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