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1月25日に「龍が如くスタジオ 真島のマジ祭り」(東京会場)が東急プラザ銀座にて開催されました。
本イベントでは、2月21日に発売する『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』の先行体験会や、本作の主人公である真島吾朗役の宇垣秀成さんと一緒に写真撮影ができるフォトセッションなどが行われました。
また、本イベント開催に伴い「龍が如くスタジオ」代表の横山昌義氏、本作プロデューサーの堀井亮佑氏、ジェイソン・リッチ役の松田賢二さん、そして真島吾朗役の宇垣秀成さんが登壇したメディア合同インタビューも実施。
本稿では、そんな現地の様子や合同インタビューの内容をお伝えします。
◆『龍が如く』ファンで会場は大盛況!
本イベントの会場は、多くの来場者で溢れかえるほどパンパンになっていました。老若男女が集まっており、『龍が如く』シリーズの人気の高さが伺えます。
会場の入口では、船の舵を切る「真島吾朗」の等身大フィギュアがお出迎え。なぜ船に乗っているのか?という疑問が出てくると思いますが、それもそのはず。今回の作品では真島吾朗が財宝を求め、ハワイの大海原を巡るストーリーが描かれるからなんです。
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等身大フィギュアを抜けると、『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』の先行体験会ブースが見えてきます。
こちらのブースでは、ファンがキリッとした真剣な顔でゲームをプレイをしていました。やはりどのような人も、好きなゲーム作品をプレイするときは、すべてを堪能したいものですよね。
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本作をイメージしたグッズの販売や展示を実施。パッケージ限定版「真島吾朗コンプリートボックス」に同梱されている「真島吾朗危機一発 ジュニア」が展示されており、注目を集めていました。
会場の左奥では、ジェイソン・リッチ役の松田賢二さん、真島吾朗役の宇垣秀成さんと一緒に写真撮影ができるフォトブースも設営。このブースに参加したファンは、皆思い思いのポーズをしながら幸せそうに写真を撮影していました。
『龍が如く』グッズを身に着けたファンも多く、推し活に営む姿が見られます。真島吾朗の代表的なセリフ「桐生ちゃ~ん」を宇垣さん本人から言ってもらいファンも大興奮で、筆者もやっぱり生で聞くと迫力が違うな~と実感していました。
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◆『龍が如く』声優、開発陣にインタビュー!
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――まず初めに本日の感想を教えてください。
堀井:東京会場にたくさん来ていただいて本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。発売まで1ヶ月切りましたが、早く皆さんに届けたいですね。
宇垣:どこの会場も、皆いいお客さんで温かく見守っていただいて、ましてや今日の東京会場なんてすごいお客さんでいっぱいで本当にありがたい気持ちです。なぜかわかりませんが、雨になることが1回もなく、どこに行っても天気が良くて、本当に僕は晴れ男ですね。
この作品は“必ず”成功するという確信に満ちております。これからも皆さんよろしくお願いします。
松田:『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』の顔の1人としてイベント会場の全国6ヶ所、回れたことを光栄に思います。僕は『龍が如く』シリーズをたくさんプレイさせていただき、皆さんと同じく『龍が如く』ファンです。本作を楽しみにしていただければなと思います。
横山:10分前くらいに到着したら、タクシーを降りた瞬間からお客さんが並んでいる様子が見えました。これは去年の体験会でもそういう現象があり、今年からオペレーションを変えてお客さんが行列しないで出れるようにしたつもりだったんですけど、久々に『龍が如く』ファンを見たときに「あぁ、またお客さんの熱気が戻ってきたな」と思いました。
あと銀座で『龍が如く』のロゴを見ると思わなかったんで、少し感慨深い気持ちです。やっと銀座まで俺等もやってきたみたいな感覚があります。
――今日は多くの来場者で大盛況ですが、実際にご覧になってみていかがですか?
堀井:僕も来るときに歩いて見ましたが、「なんじゃこりゃ」と驚きました。真島のコスプレをしている方がいたりして。銀座で開催するのは初めてなのでそういう意味ではインパクトを残したのかなと思います。これを見て気になる方も出てきてくれたら嬉しいですね。
横山:僕は色々な喫煙所を回りましたが、このイベントの袋とかグッズを持っている人がいても、誰も話しかけてこないんです。
宇垣:それは話しかけづらいからじゃない?
横山:違う違う!絶対に分かってはいて、たぶん日常の会話を聞いてくれてるんです。だから人の悪口を言わないように気をつけながら喋っています(笑)。
――松田さんは今回の「真島のマジ祭り」に参加してみて、『龍が如く』のこういったイベントには慣れましたか?
松田:今回は真島の兄さん(宇垣さん)とも話していたんですけど、少しだげ恥ずかしさがありました。1個だけ思いを新たにしたのは、誰よりも『龍が如く』オタクになってやろうという思いです。今ゲームをたくさんプレイしています。
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◆「実は、真島吾朗は脚本だと面白くない男なんです」
――『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』発売まで残り1ヶ月ですが、今の心境はどうですか?
堀井:ゲームとしては我々も渾身の作だと思っています。プレイしていただいたら分かると思うんですが、アクションなどはシリーズ屈指の爽快感でお届けできるものになっていて、ゲームには自信があります。
海戦バトルなど色々な新しい要素を含めて、お客さんや各所でお待ちいただいている方々に満足できるような作品であり、早く発売が来て欲しいです。
宇垣:全国をまわって、皆さん本当に楽しんでいただいていることを感じました。色々なお客さんに「どう?」と聞いたら「楽しいですっ」てみんな言ってくれて、本当に嬉しく思いました。
本作は、「一方その頃、真島吾朗は…」という『龍が如く8』の続編です。すごいスペクタクルで壮大なので、楽しんでいただけると思います。
松田:全国6ヶ所を回って密かに楽しみだったのが、過去の作品のグッズとかTシャツをみて歴史を感じることでした。時を経て本作のTシャツを着てくださる人と出会えたら良いなと思います。
横山:そっか、もう1ヶ月くらいで発売しているんですもんね。毎回言っていますが、発売する頃って次の作品のことを考えていたりするので気が休まる時期がなかなか無いんですけど。
海戦バトルの部分を最近世の中に見せ始めて、グラフィックはもちろん、本作の遊び方はこれまでの『龍が如く』と全く違う作品だと思います。そして僕は、かなり実験的な作品になると思っています。
『龍が如く7外伝 名を消した男』のときはお客さんの反応が分かっていたんです。ここで感動しているんだという部分が。でも今回はどこに評価が集まるのか読めませんね。色々なチャレンジをしたタイトルだと思うので、この先の1、2年後が楽しみだなと感じています。作ったものは自信があるので安心している状態です。
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――『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』の魅力はどこだと思いますか?
宇垣:真島ってビジュアルが完璧な男なんですよ。桐生や春日の服を着てもとりあえず全部似合う。それ以外にも、船での戦いのシーンも爽快感があっていいと思います。
横山:なんか大雑把な話ですね?(笑)
宇垣:あんまり言っちゃいけない部分もあるんでしょ?(笑)『龍が如く0 誓いの場所』でもそうですけど、真島はすごく愛があふれる良いキャラクターなんですよ。
横山:これは余談ですけど、実は脚本だと真島は面白くない男なんです。脚本で真島が言っていることを絵にして初めて面白いシーンなんだって気付くことがあるんです。
シナリオだと面白くなるのかな?と映像を作るまでは不安な部分もあるんですけど、真島は絵が持つんです。不思議ですよね。
松田:『龍が如く 極』をプレイしているとダル絡みしてきてうざいなと思うけど、段々愛情が増してくるんですよね。
――松田さんにお聞きします。今回、役を演じたジェイソン・リッチの見どころはどこでしょうか?
松田:「またこんな日が来るなんてな」というジェイソンの代表的なセリフにも表現されているように、枯れ木に花が咲くようなドラマを見て欲しいです。また、息子のノアとの話も見て欲しいポイントです。
――宇垣さんにも質問です。改めて、真島吾朗という男を演じてみてどう感じましたか?
宇垣:いま、『龍が如く7』と『8』をプレイしている松田さんに「真島の兄さんって少ししか登場しないのに、こんなに人気があるのは不思議ですね」と言われ、すごくありがたいことだと実感しています。
やっぱり自分も面白く演技をしてきたつもりですが、作り手の方が魅力のあるキャラクターにしてくれたおかげだと思っています。そして今回のイベントを開催してくれて、嬉しくて舞い上がりたい気分です。
2年前の東京ゲームショウで、今後どうしていきたいかという話になったときに真島が主人公の『般若が如く』を作って欲しいと言ったんです。そうしたら横山さんが「それはないね」と言っていたんですけれど、今回「真島のマジ祭り」が開催となって、言っていることが現実味を帯びてきたなと思いました。
とにかく演じることを続けてきて良かったし、いつ居なくなってもおかしくない役がここまでこれたことに嬉しく思いますね。こうしたイベントに出る際は1人ずつに挨拶したくなっちゃって帰れないんですよ。皆さんに本当にお礼を言いたいです。
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『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』は2025年2月21日に発売予定。価格は通常版が6,930円(税込)、パッケージ限定版真島吾朗コンプリートボックスが19,800円(税込)、デラックス・エディションが8,690円(税込)です。詳細は公式サイトをご確認ください。
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【※1月27日 12時追記】記事内容を一部修正しました。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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