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先日、『モンスターハンターワイルズ(以下、ワイルズ)』のメディア向け先行体験会がカプコン東京支店にて開催。本体験会では、「ププロポル」の討伐クエスト「油湧き谷のガス爆発」と「ネルスキュラ」の討伐クエスト「影は踊る」の2つをプレイしました。
本稿では、先行プレイで体験した戦闘シーンの様子や爽快感のあるプレイフィール、シームレスとなった『ワイルズ』の世界観をお届け。新フィールド「氷霧の断崖」やネルスキュラの面白い生態などを直接体験してきたので、その様子をお伝えします。
◆ププロポルの強さは毒だけじゃない!
初めに挑戦したのは、油湧き谷にいる「ププロポル」の討伐クエスト。使用武器を麻痺属性の「ハンマー」に決め、いざ狩りへ参ります。
ププロポルは、別名「沼噴竜(しょうふんりゅう)」と呼ばれている毒性のガスを体に保有しているモンスターで、舌先や尻尾の先端から毒ガスを撒き散らしながら攻撃します。不気味な顔から毒を繰り出す様子はまさにエイリアン。肌の表面はツルッとしていて地球外生命体のような得体のしれない風貌をしています。
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ハンマーを使うということは、やはり狙いは頭部となりますが、舌先からの毒攻撃を避けながら攻撃を当てるのは困難であり、どうしても毒状態に陥ってしまいます。そこで便利なのが乗用動物のセクレト。騎乗しながらの回復や砥石の使用も可能なセクレトは、戦闘中でも頼れる相棒になります。
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余談ですが、今作は道中で食事ができるところも良いポイントで、スタミナや体力が減ったときには、少し離れて体制を立て直すことができます。これらを最大限に活用すれば狩りを楽に行うことができますが、ププロポルの強さは毒だけではありません。もう一つ気をつけなければいけない点があります。
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それはププロポルの尻尾の先端から地面にガスを注入させて起こす爆発。爆発は広い範囲で起きるため、体に近づかなければいけない剣士にとっては非常に厄介なものです。
ただしハンマーはリーチがそれほど長くない武器ですが、本作から追加された「溜めステップ」を使うことで問題は解決します。今までは溜め状態を解除しなければ回避ができませんでしたが、溜め状態を維持できる「溜めステップ」を使えば、効率よくダメージを稼ぐことができるようになりました。
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また、戦っていて気付いたのは、ハンマーを回しながら強力な一撃をお見舞いできる「渾身溜め」の強さ。麻痺や気絶状態にした際には、特大のダメージを叩き出すことができ、従来のハンマーを超えた快感を味わうことができました。
何よりもグルグルとハンマーを回すモーションが、段々とパワーが上昇していることを直接感じるようで、そのリアルな感覚には今までのモンハンにない心地よさがありました。
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◆親を守るネルスキュラの赤ちゃん
続いて、プレイしたのは「ネルスキュラ」の討伐クエスト。プレイした時点では、まだ公開されていない新フィールド「氷霧の断崖」で狩りをしました。
「ネルスキュラ」は、背中に無数のトゲがはえている蜘蛛のようなモンスター。毒や眠り状態にする攻撃や、クモ糸を発射してハンターを拘束する攻撃など、なんともトリッキーな戦い方をしてくるヤツです。
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『モンスターハンターダブルクロス』(※)ぶりの再会となったネルスキュラは、『ワイルズ』の鮮やかなグラフィックで見ると、ピクピクと動く触覚や機敏に動く蜘蛛らしさが格段にアップしていました。クモ糸を使った俊敏な動きも健在で、フィールドを自由に移動する軽やかさが厄介です。今回もハンマーを使っての狩りですが、「溜めステップ」を駆使しながら繊細に戦うことが求められました。
狩りを続け、ネルスキュラの巣のようなエリアに到達すると、そこでは“ネルスキュラベビー”が大量に出現してビックリ。この赤ちゃんたちは、飛びかかる攻撃をしてきますが、今回のプレイでは特に何の支障もありませんでした。
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ネルスキュラベビーは、おそらく親を守るために飛び出してきたと考えられます。本作ではこういった面白い生態系のように、まだまだ未発見な要素が用意されているとわかりました。とにかく製品版の発売が待ちきれません。
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また、今回の先行プレイでは時間が経過すると、寒さの耐性が下がる現象を確認。『ワイルズ』の厳しい環境を生き抜くためには、ホットドリンクやクーラードリンクを飲む必要がありそうです。
さらに、寒い地域でよく見るユキダマコガネやトウガラシの自生も確認することができました。
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今回プレイしたのは、本作のほんの一部に過ぎません。ネルスキュラの巣で見た興味深いモンスターの生態系や「氷霧の断崖」で感じたリアルなフィールドのように、まだ見ぬ世界が広がっていることでしょう。
禁足地で起こるストーリーは一体どのような展開を迎えるのか、登場するモンスターの数はいくつなのか、など気になるところが満載です。そんな『モンスターハンターワイルズ』は2月28日(金)に発売予定。発売した瞬間にプレイできるように、準備を整えておきましょう。
【2月12日22時追記】記事初出時、『モンスターハンター4G』ぶりの再会と記載していましたが誤りでした。お詫びして訂正いたします。
¥9,990
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)