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『ウマ娘』新育成シナリオ「Legends」編を先行プレイ!革命を起こす「レンタルデッキ」「おまかせ育成」も見逃せない

ゲーム『ウマ娘』の新育成シナリオ「Legends編」が2025年2月24日に公開。新機能「レンタルデッキ」と「おまかせ育成」により、育成の自由度が向上。レジェンドウマ娘の登場やストーリーの重厚さも加わり、4周年を祝う内容となっています。

ゲーム プレイレポート
『ウマ娘』新育成シナリオ「Legends」編を先行プレイ!革命を起こす「レンタルデッキ」「おまかせ育成」も見逃せない
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ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー(以下、ウマ娘)にて、新たな育成シナリオ「The Twinkle Legends」(以下、Legends編)が2025年2月24日に公開予定です。

2021年2月24日にサービス開始となってから、ちょうど丸4年。10本目となる育成シナリオ「Legends」編をもって、ゲーム『ウマ娘』は4周年という節目へと突入することになります。

今回の4周年と同時にいくつかの新機能・新ウマ娘がリリース予定であり、以前とは違った感覚で本作をプレイできるかと思います。なかでも新育成シナリオ「Legends」編は、これまでから一層ゲーム性を高めた内容といえるかもしれません。

本記事では、新シナリオ公開に先駆けて催されたメディア向け体験会でのプレイレポートをお届けします。

※記事中の画像は開発中のものであり、表記される数値などは実際に公開されるものと異なる可能性があります。

新ストーリーの前に抑えておきたい 、「レンタルデッキ」と「おまかせ育成」

新育成シナリオ「Legends」編の紹介に入る前に、このタイミングで同時に発表された新機能について紹介しましょう。

まずはレンタルデッキ機能です。今までは各トレーナーがプロフィール欄で提示しているサポートカードを6枚目のフレンド枠として1枚だけ借りることができる形でしたが、1~5枚目のカードも固定のサポート編成をレンタルデッキとして使うことが可能になります。

最後に加える6枠目は、以前と同じくフレンド枠のカードを使うのみならず、手持ちのカードを使えるようになり、どちらでも設定できるようになっています。

サポートカードデッキは「手持ち5枚+フレンド1枚」がこれまで鉄則でしたが、この変更により「手持ち6枚」「手持ち5枚+フレンド1枚」「レンタルしたカード5枚+手持ち1枚」「レンタルしたカード5枚+フレンド1枚」といったデッキで育成に臨めるようになる、ということです。

もう一つの新機能は、 おまかせ育成機能です。これは育成画面の右上に表示されている「おまかせ」ボタンを押すと、設定項目に応じて育成を「おまかせ」できる機能です。ボタンを押すと、設定できる育成プランが5つ表示され、もちろん既存のプランで進行してもよし、トレーナー自身が重要にしたい項目を細かく調整することもできます。

プラン編集画面を開くと、「友情トレーニング重視」「スキルヒント重視」「G1レース重視」など、どのような選択肢を選ぶか?についての選択傾向を調整するものから、特定のコマンドが発生した場合や6枚分あるサポートカードイベントで選択肢が発生した場合、選択肢を手動選択できるようにする設定もあります。

さらに「優先スキルを追加」の欄を選んでみると、ウマ娘が育成シナリオ内で取得可能なスキルがズラリと並んでおり、トレーナーが取得してほしいスキルを優先づけて選べるようになっています。

体験会のなかで実際におまかせ育成機能でプレイしてみたところ、「すべてのシナリオをスキップ」での速さはかなりのもので、「Legends」編であれば最速で20分を切るスピードで最後まで進められるのでは?というほどでした。

ですが、ここで一点注意。育成レースは「3着以内」などの条件を満たせば育成が続行できるものが多くありますが、できるだけ1着を取り続けて育成を進めようとするトレーナーが多数派かと思います。

おまかせ機能で進行している際、「目覚まし時計を使用してコンティニューを行う」という設定をチェックしないと、レースの勝敗・着順に関係なく(コンティニューせず)育成を続行させることがあります。今回お試しでプレイさせたところ、「Dream Fest」で2着となった際にコンティニューせずそのまま育成を続行しました。

「細かく機能設定すれば自分の思い通りに動くのか?」と言われるとなんとも答えがたいところですが、「設定調整した育成プランならばどんな選択を選ぶのか?」という挙動を観察するという、違った楽しみ方もできるとも感じました。

また今回リリースしたばかりということもあり、おまかせ育成機能は「Legends」編と「URA」編の2つしか使用できません。他の育成シナリオで使用できるようになることを期待して待ちましょう。


◆指南ゲージをあげ、心得を揃え、導きを授かる。 その道はまさに無限大

つづいて、新育成シナリオ「Legends」編の育成システムについて深堀りしていきましょう。

今回のシナリオは、画面左側に表示された指南ゲージを一定以上溜め、トレーニング効果をさまざまにあげる心得を習得し、トレーニング効果を徐々に強化していってパラメータを上げていくことが求められます。

また、クラシック級の夏合宿に入ったタイミングで、本シナリオから初登場するセントライト・スピードシンボリ・ハイセイコーの3人いずれかから特殊効果をもらい、さらに強いトレーニング効果を期待しながらゲームを進行していくことになります。

トレーニング・お休み・レース・お出かけと各コマンドには緑・青・赤の羽マークが割り振られており、それぞれ行動すると、羽の色に応じて指南ゲージを溜めることができます。(また友情トレーニングやグループサポートカード「[導きの光]伝説の体現者」のイベントでより多く溜めることができます)

羽の色が青色ならばセントライト、緑色ならばスピードシンボリ、赤色ならばハイセイコーとそれぞれに対応しており、クラシック級の合宿に突入した際のイベントに大きく関係してきます。

指南ゲージを溜めて引き出せる心得は、6ターンごと(3ヶ月ごと)にかならず習得できます。最大で心得を9つの中から選ぶことができるのですが、指南ゲージを目盛り2まであげれば1つ、目盛り4まであげれば2つ、最大(目盛り8つ)まであげれば心得を3つの中から選ぶことができます。

例えば、青ゲージを目盛り2、緑ゲージを目盛りマックス、赤ゲージを目盛り4まであげれば、青色の心得を1つ、緑色の心得を3つ、赤色の心得を2つ、合計6つの心得の中から選ぶことができるということです。

重要なのはここから。引き出した心得をすべて習得できるわけではないので、いくつかのランダムで表示された心得のなかから1つだけを自分で選ぶ、という作業を求められます。

心得にはそれぞれある程度のランク分けがされており、その中でどの心得が表示されるかはランダム抽選となっています。

ですが、ゲーム内で心得一覧表を見ればおわかりのように、低いランクの心得でも強力なものばかり。

「ヒント発生率80%」
「やる気効果アップ15%」
「得意率アップ60」
「やる気が絶好調以上の時、ヒント発生率アップ200%」
「友情トレーニング成功時、次のトレーニングを行なうまで追加で1人トレーニングに現れる。2ターン後再度使用可能」
「トレーニング効果アップ7%。一緒にトレーニングしてくれるサポート人数×7%さらにアップ」

この心得、なんと50種類以上あり、これらを10個揃えて育成していくと考えれば、文字通り「組み合わせ無限」とすら感じられるほどです。

今回の先行体験会でそのすべてを見られるわけもなく……今後プレイしていくなかで破壊力を存分に知っていくことになるでしょう。

この心得は育成シナリオ終了までに合計10個分習得することができ、シナリオ進行途中からは心得を組み替えるというターンも生まれます。その時の育成状況にあわせてよりマッチするであろう心得へと組み替え、ウマ娘を強化していくことができます。

指南ゲージを溜めて心得を習得していく流れのなかで、先に述べたようにクラシック級の夏合宿でセントライト・スピードシンボリ・ハイセイコーの3人いずれかから「レジェンドの導き」といわれる特殊効果をもらう流れになっています。

こちらは「クラシック級7月前半スタート以前に、もっとも多くの心得を習得してるレジェンド」に合わせて選ばれる形となっており、もっとも多く習得した心得が、青色の心得であればセントライト、緑色の心得であればスピードシンボリ、赤色の心得であればハイセイコー、それぞれに応じて「レジェンドの導き」を自動的に授かることが出来ます。

セントライト、スピードシンボリ、ハイセイコーで特殊効果はそれぞれ別々の内容となっており、
・「超絶好調」状態によるトレーニングの効果アップ
・「挑戦ゾーン」に突入。終了時の継続ターン数に応じてパラメータを獲得
・得意トレーニングのあるウマ娘に親友ゲージを付与してトレーニング効果を上げる
それぞれの効果を発生させながら、シナリオ最後まで進行していくことになります。

また「レジェンドの導き」は1回の育成につきいずれか1つしか得ることができないため、トレーナーたちは育成開始前のサポートカード選びや実際にプレイしている最中に「どのレジェンドから導きを得るか?」を考える必要があります。

ジュニア級・クラシック級・シニア級の12月下旬を終えると、「Dream Fest」というレースが1戦開催され、ここでの勝利も目標になっています。ちなみに、このレースで敗北してもゲーム進行は止まりません。

気をつけたいのが、シニア級終了後の「Dream Fest」を走った時点で育成が終了するという点と、育成ウマ娘それぞれのオリジナルシナリオは展開されないという点です。

12月下旬を終えて「Dream Fest」を走った時点でシナリオが終了するため、他シナリオにあるような12月下旬以降にある「URAファイナルズ」にあたる数ターンの育成期間はありません。また、「Legends」編では選んだウマ娘の育成シナリオに沿ってストーリーが進行することはなく、選んだウマ娘の育成目標レースを達成することが求められます。

流れを記せば、育成ウマ娘ごとの目標レースをこなし、年末最後に「Dream Fest」を走る、という流れとなっています。

今回の「Legends」編に合わせて、セントライト・スピードシンボリ・ハイセイコーの3人を描いた新たなグループサポートカードが発表されており、もちろん今回の育成シナリオにピッタリ。体験会とは効果・使用感は異なる可能性はもちろんありますが、筆者としては新シナリオで育成するに必須レベルに近いと感じました。

また「豊食祭」編「メカウマ娘」編とは違い、全距離帯・脚質での育成が可能となっており、「短距離のウマ娘が育成しづらい」「長距離のウマ娘が育成しづらい」といったことはありません。

指南ゲージをあげ、心得を揃え、レジェンドウマ娘の導きを授かる。

こうして書いてみると平易かつ簡単そうに見えますが、組み込まれているギミックや効果、その組み合わせはかなり多く、トレーニング効果だけでなく、やる気効果や得意率アップもトレーナー側(ユーザー側)が狙って強化できるようになっているため、うまく噛みあえば超強力な育成も見込めるはず。

筆者の所感としては、プレイしていて前回の「メカウマ娘」編以上に自分なりにトレーニングの効果などを調整できるようになったと感じることができたため、これまで公開されてきたどの育成システムよりも奥深いゲーム性が生まれるのではと思っています。

「4周年」というタイミングでトレーナーとなりスタートするであろう初心者にとって非常に恩恵が大きいシステム変更、ゲーム『ウマ娘』の育成システムそのものの奥深さも兼ねた新たなシナリオの導入と、まさに節目にふさわしい内容となっていると感じました。


◆レジェンドウマ娘3人が伝える重厚なるストーリー、 希望溢れる未来へ向けて

ここからはシナリオやストーリーについて触れていきます。

今回の「Legends」編では、ウマ娘たちによるレースの人気が軒並み落ちており、ストーリー冒頭ではファンからのお手紙が少なくなった、観客が少ないなどの描写がされます。

そんななかで登場するセントライト、スピードシンボリ、ハイセイコー。トレーナーに対し、3人のレジェンドウマ娘はさまざまな言動でメッセージを送っていくことになります。

当然ですがセントライト、スピードシンボリ、ハイセイコーは現実の世界でももちろんレジェンド級の競走馬として知られており、本シナリオも当時の彼らが置かれた状況やバックグラウンドなどを含めて描かれています。

ウマ娘が海外にまで出てレースにこだわる理由とは?そもそもレースそのものにどのような意味や理由を求めていくのか?そして多くの人を魅了する手掛かりとは?

さまざまな問いかけや理由が浮かび上がるなかで、今回の育成シナリオ「Legends」編を通して多くのことを描いていますが、重要なのは、そういったメッセージをウマ娘のOGとしてセントライト、スピードシンボリ、ハイセイコーの3人が教えているという構図です。

これまでにもゲーム『ウマ娘』ではさまざまな名馬をモチーフとしたウマ娘が登場し、史実に基づいている要素も含みながら、オリジナルなストーリーを描いてきましたが、日本競馬史のなかでも燦然と輝くこの3頭をうまく起用することで、「ウマ娘の魅力」のみならず「競馬の魅力」をも丁寧に表現しようと試みたともいえます。これまでのウマ娘史上でももっとも日本競馬の歴史を捉えようとした、重厚感あるシナリオといえるでしょう。

最後に、今回筆者はメジロラモーヌを使って体験会に臨んだのですが、シナリオリンクキャラらしくオリジナルのストーリーが描かれています。

作品内でも指折りにプライドが高く、レースに対して圧倒的な愛を持つ彼女ですが、とある理由によって彼女は"悪の華"となってこのストーリーを歩んでいきます。これまでいろんな角度から彼女の魅力が描かれてきましたが、メジロラモーヌファンは期待してプレイしていただければと思います。

© Cygames, Inc.

《草野虹》

福島・いわき・ロック&インターネット育ち 草野虹

福島、いわき、ロックとインターネットの育ち。 RealSound、KAI-YOU.net、Rolling Stone Japan、TOKION、SPICE、indiegrabなどでライター/インタビュアーとして参加。 音楽・アニメ・VTuberやバーチャルタレントと様々なシーンを股に掛けて活動を続けている。 音楽プレイリストメディアPlutoではプレイリストセレクター(プレイリスト制作)・ポッドキャストの語り手として番組を担当している。

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