「25年前、私は発売日にプレイステーション2を買うために日本を訪れ、秋葉原の店の外に26時間も並びました」というスレッドが4枚の写真を添えてredditに投稿され、当時を知るユーザーは懐かしい思い出話を、10代~20代のユーザーからは25年前の秋葉原がどんな感じだったのか?といった会話が交わされています。
日本語の勉強を言い訳にゲームを入手する時代だった
イギリス出身の投稿者YomRedditさんは当時20代半ばから後半で友人と二人、PS2を買うための初来日だったそうです。コメントの多くは“海外ユーザーから見たあの頃の日本製ゲーム&ハード事情”と“古き良きアキバ事情”に関するものでした。日本で大ヒットしたゲームでも海外版が出ない、あるいは翻訳されるまで約10カ月~数年かかる状況で「昔は、日本語を勉強する口実としてゲームをプレイする人もそれなりにいた」「あの頃は無名だった『真・女神転生』や『ファイアーエムブレム』の海外版がリリースされたのはうれしかった。JRPGで遊ぶのは大変だったんです」など、なんとしても日本製ゲームで遊びたかった海外ユーザーの想い出が垣間見えます。
また、25年前のアキバの様子をたずねられるとYomRedditさんは、「当時は本当に素晴らしい、ゲームやアニメファンにとって真の聖地でした。残念ながら今ではその感覚は完全に失われてしまいました」と答えています。
日本への旅行や在住経験のある他のユーザーたちも口々に、コロナ禍で多くの個人店舗が倒産したことやSNSの拡散力に言及。「隠れた名所はもうありません」「価格は高騰し、本当のユニークな体験は減少した」「埃っぽい老人が経営するコンピュータの部品を売る小さなお店がかつてはありました。メイドカフェのような派手で典型的な“日本的”体験が今後も増加するでしょう」と写真から見えるかつてのアキバを懐かしむ声も。
25 years ago I flew to Japan to buy a Playstation 2 on launch day. We queued outside a store in Akihabara for 26 hours.
byu/YomReddit ingaming
なおスレッドにはPS2の箱を抱えた6人の男性が写っていますが、うち2人は投稿者とその友人で、別の2人は実際列に並んでる間に会話し一緒に写真を撮ったとのこと。ヨムレディットさんはこの他、「2000年に東京のポケモンストアにいた私」というスレッドも投稿しており、PS2の発売にあわせた初来日だったこと、ポケモンストアも絶対にチェックしなければと思っており、この時購入したポケモンカードは今も所有していると明かしています。
こうしてみると、秋葉原に対する思いは日本人とそう変わらないのかも知れない海外ゲーマーたち。読者の皆様は秋葉原にはどのような思い出があるのでしょうか?よろしければコメント欄などで教えて下さい。