これは特殊学校と特殊学級のある小学校などを対象にビデオゲームを導入、障害児童の余暇の充実や健常児との交流に役立てようと言う計画で、応募41校の中から選ばれた6校が対象となります。6月〜9月の期間中、学校には教育ゲームや体感ゲームなど障害児童のためになるゲームが導入され、サークル活動などに役立てられる予定です。
ビデオゲームが社会との接点を持とうとする韓国ならではのプロジェクトで、これは欧米などでムーブメントとなっている「シリアスゲーム」に近いものがあります。「シリアスゲーム」とはゲームをエンターテイメント以外にも活用しようとするもの。海外では官民共同のプロジェクトとなっている例も多く、ビデオゲームの社会参加といえるでしょう。
ビデオゲームの教育的な効果に関してはまだまだ議論されるべき側面も大きいのですが、ビデオゲームを通じて障害児童と健常児が接点をもてるのであれば、これは純粋に喜ばしいことなのではないでしょうか。