『Muxlim Pal』はMuxlim社が運営する仮想世界。アバターを操り公園やビーチ、アリーナなどの施設でプレイヤー同士が交流するというもので、女性がフードを被っていたり、イスラム式の祈りを捧げることができたりと、イスラム教徒向けの内容となっています。
同社のMohamed El-Fatatry氏はBBCに「我々は宗教的なサイトではない。ライフスタイルにフォーカスしており、イスラム文化とライフスタイルに興味のある人のためのサイトだ」とコメントし、非イスラム教徒との相互理解を促進したいとしています。他の仮想世界はイスラムコミュニティに向けた内容を提供していないとするのが氏の考えで、本格オープンは2009年になるとのこと。
これまでの仮想世界の多くが欧米発のものであったことを考えると、イスラム圏の人々には『Muxlim Pal』のサービスは朗報なのではないでしょうか。
身近にイスラム圏の人がいなくても、『Muxlim Pal』から交流と理解を深められるのであれば、これは仮想世界の持つ可能性の一つといえるでしょう。
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