使用されたRTSは『マイクロソフト ライズ オブ ネイション』(Rise of Nations)。自分の民族を発展させ敵民族を打ち破るという内容で、原始時代から現代までいかに相手より早く発展するかが重要。資源の管理や計画性といった部分が実験に選ばれた理由です。
実験の対象は40歳以上の人で、『ライズ オブ ネイション』を23.5時間プレイしたチームとそうでないチームを用意。言葉を記憶したり回転した図形を認識したりといったテストではゲームをしたチームの方が良い成績を上げており、視覚に関連する短期記憶や推察能力の向上が見られたと言います。
ゲームは「頭の体操」と表現されることがありますが、今回の実験結果では文字通りに頭に良いという結果が出たわけで、頭と心にゲームが及ぼす影響がジャンルごとに調べられると良いですね。