作者であるThePhillUp氏は、『ロックマン9』を紙で再現したNicolas Ménard氏の動画のことを「Nintendo Power」誌で知り、これに感銘を受けて『スーパーマリオブラザーズ』のワールド1-1を再現することを決意。243枚もの絵を使うことでゲームスタートから巨大化、面クリアまでを再現しました。ステージを構成する紙と紙の継ぎ目が手作り感を醸し出しており、実に味のある動画となっています。
Megaman 9 - Rockin in paper from Nicolas Ménard on Vimeo.
Ménard氏の動画はスニーカーや自身の腕、お菓子の箱など、現実の品物を積極的に登場させたアーティスティックなものとなっていますが、ThePhillUp氏の動画はあくまでゲーム画面の再現を目指しているなど、両者の作風の違いも面白いところ。ThePhillUp氏は「私は結果に非常に満足しており、新しい趣味を見つけたと言える」と語っています。どちらもキャラクターを1コマ1コマ撮影していった労作には違いないわけで、動画を作る上での苦労と根気には頭が下がる思いです。